弘前大学,青森県・防災科学技術研究所との包括的連携協力協定を締結
弘前大学は,2025(令和7)年5月30日(金)に,積雪寒冷地域における気候変動下の防災・減災に関する研究をはじめとする自然災害全般に対する地域レジリエンスの向上を目指す研究及び活動を推進し,雪国の特徴を活かした持続可能な社会の実現に資することを目的として,青森県・防災科学技術研究所と,包括的連携協力に関する協定を締結しました。
締結にあたり,福田 眞作 学長から,「今冬の豪雪災害のように,自然災害に対する地域の総合的な備えの重要性が一層高まっている。今冬は雪氷災害調査を防災科学技術研究所と共同で実施し,青森県とも情報共有を開始した。地域との実践的な連携をさらに深め,学生にとっても地域に貢献する意義を実感する貴重な機会となることを期待している。」との挨拶がありました。
引き続き,国立研究開発法人防災科学技術研究所の寶 馨 理事長から「当研究所は,地域の克雪と利雪について総合的な研究を行っている。得られた知見を活用し,雪国である青森県の特徴を活かす,連携した取り組みを推進したい。」との挨拶がありました。宮下 宗一郎 青森県知事からは,「今回の協定締結で一丸となって取り組んでいきたい。災害対策を強化して持続可能な社会の実現を目指したい。」との挨拶がありました。また,今回の協定締結を後押しした堀内 義規 文部科学省研究開発局長からも,雪に関する包括協定を締結する意義について挨拶がありました。
締結式には青森県から宮下知事ら5名,防災科学技術研究所から寶理事長ら3名,文部科学省から堀内研究開発局長ら2名が,弘前大学からは福田学長ら3名が出席しました。

