理工学研究科博士後期課程 シラバス
理工学研究科博士後期課程 カリキュラムポリシー・ディプロマポリシー
1.教育課程編成・実施の方針(カリキュラムポリシー)
- 1.教育課程の編成・実施等
- 博士後期課程では,理学や工学の既成概念にとらわれない科学技術の高度化・多様化に順応できる幅広い視野,目覚ましい進展を遂げる科学技術に柔軟に対応できる能力を有する高度専門職業人及び研究者として活躍できる課題探究・問題解決能力並びに学際的課題を解決し得る柔軟で総合的な判断力の養成に重点を置いた教育を行います。
総合的な基礎学力を養成するために,専攻ごとに設定する講義科目を置きます。講義科目には,理学と工学のそれぞれの特徴を理解し,横断的な理解を深めるために,理系科目および工系科目を置きます。
問題の発見・提起・解決能力を養成し,柔軟な発想法や関連分野への取り組み方法を学ぶために演習科目を,課題や問題に対する問題解決能力や実践的能力を身に付けるために実習科目を置きます。最先端の研究動向・課題を概観するために特別講義を置きます。
- 2.教育・学習方法
- (1)主体的に学び続け,見通す力と解決する力を涵養する教育を行います。
(2)自ら課題を見出し,その解決に向けて深く探究を進め,成果を発表するための実践的な能力を身に付けさせるため,学生が主体となる能動的な授業と研究をとおして教育を行います。
- 3.学習成果の評価
- (1)学習成果を厳格に評価するため,カリキュラム・ポリシーに沿って策定された到達目標の到達状況が確認できる成績評価基準を策定し評価します。
(2)各科目の学習成果の評価方法については,授業内容とあわせてシラバスにおいて科目ごとに明示します。
2.学位授与の方針(ディプロマポリシー)
理工学研究科(博士後期課程)では,理学や工学の既成概念にとらわれず,科学技術の高度化・多様化に順応できる幅広い視野を持ち,学際的課題を解決し得る柔軟で総合的な判断力を有する高度専門職人及び研究者を養成するという観点から,学位授与の方針(ディプロマポリシー)を定めて,以下に該当する者に対して,「博士(理学または工学)」の学位を授与します。
機能創成科学専攻 |
|
---|
安全システム工学 専攻 |
|
---|
3.成績評価基準
理工学研究科では,博士後期課程授業科目の成績評価基準を次のように定めています。
- 講義・演習・実習
- (1)平常評価と期末評価を総合して評価する。なお,演習・実習では平常評価のみでも行うことができるものとする。
(2)平常評価は,小テスト,ミニレポート(宿題),平常の発表等で行う。
(3)期末評価は,期末試験,期末レポート,期末発表等で行う。
秀 ( 100 ~ 90点 ) | 修得した高度の専門的学識及び能力を相互に関連付けて応用できる |
---|---|
優 ( 89 ~ 80点 ) | 修得した高度の専門的学識及び能力を応用できる |
良 ( 79 ~ 70点 ) | 高度の専門的学識及び能力を修得している |
可 ( 69 ~ 60点 ) | 最低限必要な高度の専門的学識及び能力を修得している |
不可 ( 59 ~ 0点 ) | 最低限必要な高度の専門的学識及び能力を修得していない |
4.学位審査
博士論文の評価は,博士後期課程担当教員5名からなる審査委員会において,論文審査と最終試験によって厳密に行います。