理工学部のカリキュラム

カリキュラムの編成

 理工学部の教育課程は,教養教育科目と専門教育科目から成り,それらの授業科目には必修科目・選択科目に分けられた一般講義,特殊講義,演習,実験,および研究があります。また,いくつかの学科に共通な専門科目授業を設定し,学科の垣根をできるだけ低くする工夫をして幅広いバックグラウンドをもった専門家の育成を目指しています。

教養教育科目

 幅広く深い教養と総合的判断力および豊かな人間性を養うことをめざした授業科目で,スタディスキル導入科目,ローカル科目,グローバル科目,学部越境型地域志向科目,社会・文化,自然・科学,人間・生命,キャリア教育,英語,多言語で構成されます。教養教育科目は,専門教育科目と相互に補完しあうもので,その有機的関連をはかるため全学の教員が参加して実施されます。1年次では教養教育科目の比重が高くなっています。

専門教育科目

 高度な専門知識や技術の修得に加え,豊かな倫理観と国際感覚を備え,創造力と適応力および総合判断力に富む人材の育成をめざした授業科目です。コア基礎科目では理工学部に共通の基礎的な理数科目を修得するのに対し,個別基礎科目・専門応用科目では自分が興味を抱く専門分野の授業科目を選択して専門知識を深めます。卒業研究ではみずから課題を設定し,深く考え,その問題を解決することができる能力の開発を目標とします。

卒業研究

 4年生(物質創成化学科は3年生後期)になると,各講座の研究室に所属して卒業研究が始まります。3年次までの授業は講義が主体であるのに対して,卒業研究は学生自身が主体となり,興味あるテーマを選択して自らが問題意識をもって進めていくという点で講義とは大きく異なります。一つの研究室に所属する学部学生は少人数であり,指導教授や大学院生らとのゼミナールや研究指導など,ほとんどマンツーマンに近い形で進められます。4年生では講義の時間数は一般に少なく,大半の時間が卒業研究に当てられます。研究室がいわば大学での生活空間になります。ほぼ,1年間を通して研究した成果を卒業研究論文としてまとめ,学年末に発表します。卒業研究では,まだ答えが得られていない未知の分野に挑戦し,自ら創意工夫をしながら研究を進める過程を学び,問題解決する能力を養います。

成績評価基準

 理工学部では,専門教育科目(教職に関する科目を除く)の成績評価基準を次のように定めています。

講義・演習・実験・実習
(1)平常評価と期末評価を総合して評価する。なお,演習・実験・実習では平常評価のみでも行うことができるものとする。
(2)平常評価は,小テスト,ミニレポート(宿題),平常の発表等で行う。
(3)期末評価は,期末試験,期末レポート,期末発表等で行う。
秀 ( 100 ~ 90点 ) 修得した基礎的・専門的知識及び技能を発展させることができる
優 ( 89 ~ 80点 ) 修得した基礎的・専門的知識及び技能を応用できる
良 ( 79 ~ 70点 ) 基礎的・専門的知識及び技能を修得している
可 ( 69 ~ 60点 ) 最低限必要な基礎的知識及び技能を修得している
不可 ( 59 ~ 0点 ) 最低限必要な基礎的知識及び技能を修得していない

免許・資格など

 教育職員免許法に規定する所定の単位を得るための授業科目(教科に関する科目および教職に関する科目)を開設していますので,これらの単位を修得することで下の表にある種類の教科免許状を取得できます。また,博物館法に定める博物館に関する科目の単位を修得することにより,博物館の学芸員となる資格を取得することができます。この他これまでに学生が在学中に合格または取得した実績のある国家試験・免許等は次の通りです。基本情報技術者試験,初級システムアドミニストレータ試験,危険物取扱者(甲種),毒劇物取扱責任者,環境計量士,放射線取扱主任者,公害防止管理者,気象予報士など。

学 科 取得できる免許状
種 類 教 科
数物科学科 中学校教諭一種免許状
高等学校教諭一種免許状
数学・理科
物質創成化学科 中学校教諭一種免許状
高等学校教諭一種免許状
理科
地球環境防災学科 中学校教諭一種免許状
高等学校教諭一種免許状
理科
電子情報工学科 高等学校教諭一種免許状 情報
機械科学科 高等学校教諭一種免許状 工業
自然エネルギー学科 中学校教諭一種免許状
高等学校教諭一種免許状
理科

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

 理工学部では,変化する現代社会に対応できる幅広い視野と科学・技術の発展に貢献できる力を養う教育カリキュラムを提供するという観点から,教養教育と専門教育の教育課程の編成・実施方針をつぎのように定める。

1.教育課程の編成・実施等

  • 幅広い教養と外国語の運用能力を身につけ,変化の激しい現代社会の情勢や地域の課題を的確に見極める力を養います。
  • 基礎ゼミナール等の実践的学習をとおして国際社会や地域社会の多様性を認識するとともに,人間や社会に共通する課題を発見・解決する力を養います。
  • 自然科学を礎として,理工学の諸分野の専門知識・技能を獲得するとともに,自然科学への洞察を深化させ探究心を身につけることで,変化の激しい科学・技術や社会の問題を分析し,課題を見通す力を養います。
  • 科学・技術の課題に挑戦し発信する力,国際社会や地域社会が直面する科学・技術の課題の解決に役立つ応用力・実践力を,演習・実験や卒業研究をとおして養います。
  • 自己管理力,協調性,コミュニケーション能力を養い,社会の一員としての自覚を培うとともに,専門家としての見識と職業倫理を養います。
  • 探究心を身につけ,人類の福祉に貢献するために,常に学びつづける力を養います。

2.教育・学習方法

(1)授業科目のナンバリングを定めて年次配置を厳密に行うとともにCAP制を実施することにより,卒業までの履修期間の無理なくかつ効果的な学習を促します。
(2)主体的に学び続け,見通す力と解決する力を涵養する教育を行います。
(3)自ら課題を見出し,その解決に向けて探究を進め,成果を表現する実践的な能力を身につけさせるため,学生が主体となる能動的な授業を行います。

3.学習成果の評価

(1)学習成果を厳格に評価するため,カリキュラム・ポリシーに沿って策定された到達目標の到達状況が確認できる明確な成績評価基準を策定し,GPAを用いて教育課程における学習到達度を客観的に評価します。
(2)各科目の学習成果は,定期試験,レポート,授業中の小テストや発表などの平常点で評価することとし,その評価方法については,授業内容の詳細とあわせてシラバスにおいて科目ごとに明示します。

卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

 理工学部では,カリキュラム・ポリシーに基づいて編成された教育課程にそって理工学の諸分野における専門知識・技能等を習得し,高い倫理観をもって知的探求に取り組み,科学・技術,世界と地域の発展のために活用できる力を身につけた人に対して,学士(理工学)の学位を授与します。
 具体的には,つぎの目標に達していることが学位取得の要件です。

  • 教養教育と専門教育をとおして培った幅広い見識と高度な知識・技能等をもとに,自然科学の本質を深く理解し,理工学と社会の動向を見通す力を修得していること。
  • 習得した専門知識・技能等を実践の場に活かすことによって,現代社会が直面するさまざまな課題を解決していく力を修得していること。
  • 自然科学と理工学に対する深い認識と探究心をもって,生涯にわたって自らを成長させていくための力を修得していること。

学科の専門教育科目及びカリキュラムポリシー・ディプロマポリシー

 各学科の専門教育科目一覧やカリキュラムポリシー・ディプロマポリシーは下記ページよりご覧いただけます。

理工学部のカリキュラム 数物科学科
理工学部のカリキュラム 物質創成化学科
理工学部のカリキュラム 地球環境防災学科
理工学部のカリキュラム 電子情報工学科
理工学部のカリキュラム 機械科学科
理工学部のカリキュラム 自然エネルギー学科
シラバス

弘前大学教育情報 カリキュラムポリシー・ディプロマポリシー

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