自然エネルギー学科

学びのポイント

多様な視点から課題を解決できる人材の育成

自然エネルギー・再生可能エネルギーに関するさまざまな課題を俯瞰的視点から解決できる人材の育成を目指します。

資源からエネルギーシステムまでの総合的な学習

エネルギー資源・変換・輸送・貯蔵・利用に関する分野を基本として,エネルギーシステムや社会との連携まで,グローバルな視点で学習します。

地域のニーズとエネルギー問題の解決に向けて

地域に豊富に存在する自然エネルギー源の利用に熱意をもち,自然科学と社会科学の知識を総合的に活用できる人材の育成を通して地域への貢献を目指します。

 

化学の視点で幅広い分野を探求でき
自分の好奇心に応えてくれる環境

自然エネルギー学科3年(令和6年度時点)
関本 悠太郎さん
[福島県立会津高校出身]

 高校時代から好きだった化学について,環境という側面から学びを深めたいという思いで自然エネルギー学科を選びました。特に光触媒や酸化チタンの研究に強く惹かれたのが今の研究室を選んだ動機です。当学科での学びは幅広い分野の知識が求められるため,現在は論文を読み漁って教科書に載っていない専門知識を取り込んでいる段階です。本格的な研究はこれから始まりますが,実験や発表を通じて自分の知識をさらに深め,さまざまなテーマに挑戦できる環境にとても満足しています。

教員からのアドバイス

様々な分野への好奇心と
多角的な視点を育み
エネルギー問題と対峙する

西山 尚登 助教

 地球環境と調和した社会を指向し,再生可能な自然エネルギーを基盤に化石燃料や原子力,エネルギー変換や貯蔵など,エネルギー技術に関する全般の知識を習得できるのが自然エネルギー学科です。当学科では基礎から応用の化学,物理学も学びます。再生可能エネルギーは理学,工学,人文社会学,経済学など様々な分野にも広く関係するので,多様な視点を持って課題と向き合える人材育成を心がけています。エネルギーに関する研究は地道かもしれません。しかし,実験と考察を平常心で積み重ねた先に生まれるであろう独創的な発想は,社会を変える可能性を秘めています。受験勉強で鍛えられたくじけない精神を活かして共に学びましょう。

取得できる資格・免許

中学校教諭一種免許状(理科)
高等学校教諭一種免許状(理科)

主な専門科目

放射線科学資源探査学計算機プログラミング電気工学気候システム学地下水文学自然エネルギー学概論自然エネルギー実験低炭素エネルギー学エネルギー化学エネルギー変換工学流体科学エネルギー材料工学エネルギー電気化学エネルギー物理化学エネルギー量子物理学エネルギー貯蔵・輸送論波動・振動論省エネルギー技術概論伝熱工学環境アセスメント概論

教職員紹介

氏名 役職 専門 研究内容
阿布 里提 教授 エネルギー工学 水素・燃料電池を柱とし、地域自然エネルギー資源を有効に使う先端技術「材料・デバイス・システム」に関する研究
井岡 聖一郎 教授 地熱水文化学・水文化学 水質に着目した地熱資源探査や熱水・地下水利用に関する研究
伊髙 健治 教授 エネルギー材料工学 太陽電池を始めとする持続可能なエネルギー変換デバイス・材料に関する研究
官 国清 教授 化学工学・電気化学 エネルギー工学を基盤とし,バイオマスなど炭素資源の熱化学変換技術及びエネルギー変換材料に関する研究
久保田 健 教授 風力エネルギー工学 未利用な風をエネルギー利用するための風況解析やデバイス/システムの開発に関する研究
小林 史尚 教授 環境生物資源学 環境保全を目的とした生物資源のエネルギー変換プロセスの開発に関する研究
千坂 光陽 教授 熱工学・電気化学 次世代のエネルギー変換デバイスとして期待される燃料電池触媒ならびに触媒層に関する研究
任 皓駿 准教授 エネルギー材料科学 新たな太陽光エネルギー材料を開発
基礎物性(電子構造)解明から応用(次世代太陽電池)までを研究
島田 照久 准教授 エネルギー気象学 変動性再生可能エネルギー分野への気象・気候情報の応用について研究
吉田 曉弘 准教授 化学工学・触媒化学 バイオマスや廃プラスチックの資源循環を実現する社会実装を指向した新技術の開発
若狭 幸 准教授 地形学・地球熱利用総合工学 地形学を用いた地熱探査法,温泉熱の利活用法の開発/岩石の風化研究/原位置宇宙線生成核種年代測定法による地形年代測定
西山 尚登 助教 無機材料化学・光化学 太陽光エネルギーの有効利用を指向した可視光応答型光触媒に関する研究

専門教育科目,履修モデル,カリキュラムポリシー・ディプロマポリシー

各種情報ページ

 
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