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南極大陸から帰国しました(博士前期課程2年 大谷 昂さん,第63次南極地域観測隊同行者)

*前回の記事「ドームふじ地点に到着しました」はこちら

 

 第63次南極地域観測隊同行者の大谷 昂さん(博士前期課程2年,堀内研究室)が,南極大陸での活動を終え,2022年3月28日(月)に帰国しました。大谷さんは夏隊同行者として,宇宙線生成核種の時空間分析を行うための雪試料採取と観測を行いました。

 

<大谷さんからのコメント>
みなさん,こんにちは!私はこの度,第63次南極地域観測隊に夏隊同行者として参加しました。南極観測船「しらせ」に乗り,日本から約14000km先の南極に上陸しました。観測隊ではドーム旅行隊に同行し,昭和基地周辺の沿岸から約1000km内陸にあるドームふじを目指し,その道程で雪試料の採取と観測を行いました。観測隊での出来事は全てが初体験で,戸惑うことも多くありましたが,観測隊の皆様に支えていただき,今回の観測を無事に行うことが出来ました。この貴重な経験を今後の研究や人生に活かしていきたいと思います。

 

南極観測船「しらせ」の05甲板後部からの写真。オレンジのコンテナは観測隊の発電モジュール

 

S16からドームふじまでの道程で行った雪試料採取の様子。

 

ドームふじ基地看板の前。

 

ドームふじで行った5.34mピット観測の様子。

 

*観測隊の活動は,国立極地研究所のウェブサイトからご覧いただけます。

https://www.nipr.ac.jp/antarctic/

 

*本活動は,科学研究費補助金基盤(A)「高解像度マルチアーカイブ分析による太陽地磁気変動史と宇宙線イベントの解明(19H00706)」(代表:弘前大学・堀内一穂)と同基盤(S)「過去1万年間の太陽活動(20H05643)」(代表:名古屋大学・三宅芙沙)の支援を受けています。

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