平成26年10月26日(日)「楽しい科学・サイエンスへの招待」を開催しました。
平成26年10月26日(日)弘前大学理工学部1号館・2号館で「楽しい科学・サイエンスへの招待」を開催しました。今年度は,体験テーマ教室7テーマ,楽しい科学11テーマ,サイエンスヘの招待19テーマ,合計37テーマを企画しました。
天候も良く絶好のイベント日和のなか,多くの方にご来場いただき,各学科の研究に関する展示や実験を体感していただきました。
日時 | 平成26年10月26日(日)午前10時~午後4時 |
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会場 | 弘前大学理工学部(入場無料) |
対象 | 楽しい科学:小学生以上 サイエンスへの招待:高校生以上 |
主催 | 弘前大学理工学部 (この事業は,サイエンス・パーク事業の一環として実施されます。) |
ダウンロード | ポスター (PDF/1.56MB) リーフレット (PDF/1.25MB) |
体験テーマ教室
今年も多くのお申し込みをいただき,抽選にて参加者を決定した毎年恒例の企画「体験テーマ教室」。今年度も7テーマをご用意し,166名の方にご参加いただきました。
簡単に作製できる企画から,本格的なものづくりができる企画もあり,作製したものは持ち帰ることができます。お子様だけでなく,同伴された保護者の方にも楽しんでいただけました。
楽しい科学
●さわってみよう、かずとかたち
ポリドロン,折り紙,数学クイズ,パソコンでもゲーム等いろいろな体験ができる数理科学科ワールド。ポリドロンを使って形作りにチャレンジするお子様,パソコンに熱中する中・高校生の方達で大変賑わっていました。
隣の部屋では,いろいろな形に曲げた針金をせっけん水に入れ,できたせっけん膜の様子を見ました。観察するだけでは満足がいかず,針金を自分で好きな形にして,様子を観察するお子様もいました。子どもの好奇心を感じる一コマでした。
●飛行リングを作って遊ぼう
飛行リングを作製するスペースと,作製した飛行リングを使って遊ぶスペースがあり,自分の作った飛行リングを実際に飛ばしました。回転をあたえたリングは回転の勢いを保とうとする性質をつかうと驚くほど勢いよく遠くまで飛びます。子供達は的を目がけて,回し方を考えながら自分で作った飛行リングを飛ばしていました。
●宇宙から見た青森県と地球の不思議な場所
●学内から世界まで,あっちこっちの今
●浮き出る画像を作ってみよう
4階の広いスペースで3D画像の展示や体験がおこなわれていました。来場者が3Dメガネをかけ,部屋のあちらこちらにある3D画像に釘付けでした。
また,浮き出る画像の作成原理を学び,実際に青赤ペンで簡単な浮き出る画像を作成することもできました。右の写真は,自分で作製した画像を3Dメガネで確認しています。
サイエンスへの招待
●動画で見る地震
地震について,多くの展示について,地球環境学科小菅教授,片岡准教授は,教員自ら来場者へ丁寧に分かりやすく説明していました。
震度計を使って実際に装置を動かし,震度7の地震の揺れを確認したり,ペットボトルのつかっての液状化現象を体験できるコーナーもあり,地震の奥深い内容に触れていただきました。
●超伝導で人が浮くか?
超伝導磁気浮上実験と体験ができる企画で,物理科学科渡辺教授が来場者へ超伝導磁気浮上実験をおこなっていました。約-200に浸した発泡スチロールを磁石の上にのせるとあら不思議…超伝導体が浮上しました。その様子に子供達は大興奮!なぜ?どうして?その答えは弘前大学理工学部に来て(入学)のお楽しみ…と和やかに会話がはずんでいました。
また説明内容を真剣にメモをとるお子様もいて,逆に大人の方々を驚かせていました。
●X線使って分子の形を見てみよう
2号館4階ラウンジで,分子のX線構造解析についての展示をおこなっていました。
X線解析と手順の説明を受け,X線解析された金属錯体例を実際にコンピュータで解いていました。
また顕微鏡で分子の様子も観察していました。
●渦輪で遊ぼう(゜o゜)
1号館2階ラウンジ周辺に広がるスモークに誘われ覗いてみると…。
3階の会場だけでなく2階ラウンジに特別ブースを設け,知能機械工学科鳥飼准教授と研究室の学生が渦輪体験をおこなっておりました。
スモークで満たされた段ボールから放出する渦輪の力で,ろうそくの火を消す体験です。
渦輪の形や動きもはっきり確認でき,お子様も放った渦輪の軌跡を確認していました。
ご来場くださいました多くのみなさま,ありがとうございました!
以下の新聞に掲載されました
陸奥新報 2014年10月28日(火)17面 [PDF]