【プレスリリース】平野 史朗 助教(地球環境防災学科)らの共同研究成果「2025年3月にミャンマーで発生した地震の研究成果について」
2025.08.08 研究成果地球環境防災学科・大学院 地球環境防災学コース
【本件のポイント】
・弘前大学大学院理工学研究科の平野史朗助教・道家涼介准教授・および前田拓人教授のグループは,2025年3月28日にミャンマーで発生したマグニチュード7.7の地震を受け,その震源断層における破壊と滑りの様子を解析しました。
・この地震については,断層が破壊する瞬間の動画が,偶然にも現地企業により世界で初めて撮影・公開されており,これを活用した他,地震波形や人工衛星画像の解析,およびコンピュータシミュレーションも併せて実施しました。
・その結果,同地震の断層破壊の拡がりが,極端な高速度と典型的な速度の間で変化したことを発見しました。破壊の広がる速度は従来,主に地震波の解析から調べられてきましたが,複数のデータを統合し,より詳細な変化が推定できたことは,これまでにない成果です。
・この内容は2025年8月1日に,地震学分野の査読付き国際学術雑誌 Seismica にて発表されました
( https://doi.org/10.26443/seismica.v4i2.1785 )。
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