2011-12-22 記
科学的とはどういう意味か : 森博嗣 : 幻冬舎新書
始めにある, 文系科目と理系科目の勉強法の比較がちょっと面白かった.
うまく文章にまとめてくれた感じ.
曰く, 物理が不得意な子は「何を覚えて良いのかわからない」状態,
「覚えることがないから勉強のしようがない」状態に陥っていると.
本書タイトルのことについては, 他書も多くあるし, 特別目新しい所はない.
「森博嗣」が述べたという所が重要か.
なお, 執筆時期の関係で, 震災をかなり意識した文章になっている.
2011-04-02 記
ゴーレムの挑戦 : ピアズ・アンソニイ : ハヤカワ文庫FT
積ん読の解消です. ザンス・シリーズの (9).
今回はグランディの探求の旅. ひさびさにビンクが登場!
2011-12-09 記
竜と竪琴師 : アン・マキャフリー : ハヤカワ文庫SF
ロビントン師の生い立ちから, 徒弟 師補, そして師となり長となっていく半生.
またロビントンと父や母との関係や,
竪琴師たちの生き生きとした生活が描かれる.
そして最後はファックスによる一大事件とレサが見出されるまで.
物語は一巡した, って感じ.
最後のルアサ城砦での事件は, 竜の戦士でも描かれているが
(思わず確認してしまったヨ, 当時は訳語が今と違ってたんだね),
そこにロビントン師が潜んでいて目撃したという設定.
2011-12-01 記
もうダマされないための「科学」講義 : 菊池誠・松永和紀・伊勢田哲治・平川秀幸・飯田泰之+SYNODOS&片瀬久美子 :
各章のタイトルは: 科学と科学ではないもの,
科学の拡大と科学哲学の使い道,
報道は科学をどのようにゆがめるのか,
3.11 以降の科学技術コミュニケーションの課題,
放射性物質をめぐるあやしい情報と不安に付け込む人たち.
ということで, 科学とは何か, 普段どのように使ったらいいか, について.
2011-11-22 記
新 銀河ヒッチハイク・ガイド : E.コルファー : 河出書房新社
三部作の第六作. ダグラス・アダムスなきあと, 企画された続編.
2011-11-21 記
物理数学の直感的方法 (普及版) : 長沼伸一郎 : 講談社 BlueBacks
始めの方は, 確かに直観化だが, これって普通に考え付くのでは?
一方, 後ろの方は, これって直観化と言えるのか?
そして最後の長めの後記は, ちょっとコジツケじゃないだろうかと.
それが直観化だというのであれば, そう考える人がいてもいいけど…って感じかな.
2011-11-04 記
スパイダー・スター : マイク・ブラザートン : ハヤカワ文庫SF
2011-10-27 記
ガリレオの苦悩 : 東野圭吾 : 文春文庫
2011-10-17 記
アンティキテラ 古代ギリシアのコンピュータ : ジョー・マーチャント : 文藝春秋
2011-10-17 記
今この世界を生きているあなたのためのサイエンス I, II : リチャード・ムラー : 楽工社
原題は ``Physics for future presidents: the science behind the headlines'' ということで,
UCB で行われている文科系学生対象の名物講義の書籍化だそうだ.
2011-09-30 記
東大生はバカになったか : 立花隆 : 文藝春秋
センセーショナルなタイトルだが、要するに立花流の現代教養論だ。
2011-09-09 記
MM9 −invasion− : 山本弘 : 東京創元社
宇宙怪獣襲来 !
2011-08-30 記
陰陽師 醍醐ノ巻 : 夢枕貘 : 文藝春秋
晴明と博雅のコンビのシリーズ
2011-08-29 記
代替医療のトリック : サイモン・シン&エツァート・エルンスト : 新潮社
``科学的'' とはどういうことか, についても良い教科書.
2011-08-29 記
フランチェスコの暗号 : イアン・コールドウェル&ダスティン・トマスン : 新潮文庫
ルネサンス期の古文書に隠された暗号。古文書に取り付かれた者たち。アイビーな学生生活の記述も面白い。
2011-08-18 記
サンシャイン&ヴァンパイア : ロビン・マッキンリイ : 扶桑社ミステリー
魔法と魔物ともうひとつの現代(たぶん)。
2011-08-18 記
時の地図 : フェリクス・J・パルマ : ハヤカワ文庫NV
H.G.ウエルズと言えばタイムマシン。タイムマシンといえば、タイムパトロール。
2011-08-18 記
ヴァンパイアハンター・リンカーン : セス・グレアム=スミス : 新書館
真面目な (?) 歴史改編もの. 地の文に対して発見された日記の引用が別の活字で組んであるという体裁もあり, 最初は独特の雰囲気というか違和感のある雰囲気だった.
もっとファンタジーなものを期待していたのだが, 最初は淡淡としたぶっきらぼうな遊びのないような感じだった. キム・ニューマン的なものを期待したのかもしれない. しかし次第に引き込まれてしまった.
最後はやはり, 物足りなさを感じた. 情景の描写や人物 (?) の感情の記述などは抑えられている. 日記文をつなぐ地の文は, はじめに に登場する作者の筆による創作だということで, 抑え目なのだろうか.
2011-07-28 記
名門大学の「教養」 : : 主婦と生活社
NHK のテレビ番組 爆門学問 爆笑問題のニッポンの教養 のスペシャル版を未放送部分も含めて本にしたのだそうだ。
太田さんの熱さは、充分に伝わってくる。最近流行りの(?) 白熱教室 だ。
2011-06-17 記
流れ行く者 : 上橋菜穂子 : 偕成社ポッシュ
守人シリーズの外伝的短編集. やっとポッシュ版が出た.
少女時代のバルサのジグロとの流浪の時代のエピソード.
2011-05-27 記
食のリスク学 : 中西準子 : 日本評論社
「RISK = risk × sererity」でリスクを定量化する. それを食の安全問題に適用する.
2011-05-20 記
検証 陰謀論はどこまで真実か : ASIOS, 奥菜秀次, 水野俊平 : 文芸社
パーセントで判定, って言ってもほとんど全てのモノが 0 % なんだけどネ.
2011-05-11 記
1冊でわかる 科学哲学 : サミール・オカーシャ : 岩波書店
原題 ``A Very Short Introduction Philosophy of Science''
2011-04-21 記
数学ガール 乱択アルゴリズム : 結城浩 : ソフトバンククリエイティブ
第四弾なのだが, 前作のゲーデルは紹介したっけ ?
2011-04-20 記
巨人たちの落日 (上)(中)(下) : ケン=フォレット : ソフトバンク文庫
近代に戻ってきた! 20 世紀初頭から第一次大戦を経験するあたりまで.
現実の人物や歴史的 (?) 事実をも織り交ぜながら, 物語は展開する.
三部作なのだそうで, 次作次々作では現代まで来るのだろうか.
2011-04-20 記
大聖堂 果てしなき世界 (上)(中)(下) : ケン=フォレット : ソフトバンク文庫
18 年ぶりのキングズブリッジの続編! 前作の 150 年後, 14 世紀イングランド, 百年戦争の時代.
前作では大聖堂の建築学的なうんちく話も多くて, その面でも大いに興味をひかれた.
しかし今回は, うんちくは影をひそめて人間ドラマがメイン.
2011-04-20 記