いきあたりばったり読書日記 (仮題) (2002 年版)

ジャンルは著しく偏っています。主として以下のように分類できそうです。 There are counter hits, thank you. (scince 2000-Feb-07)
Venus of Milos

天才アラーキー 写真の時間 : 荒木経惟 : 集英社新書

撮影現場の生録って面白いんだか何だか, よくわからん。 ポップはポップなんだけど, 前作を 読んだときのインパクトに比べるとちょっと落ちるかな。

2002-12-26


画像診断 : 舘野之男 : 中公新書

見ることで診断することができるという発想についての話から, 実際に医療現場で用いられている様々な手法の特徴などの紹介。 個人的にはとある事情で MRI に興味があったんだけど, こんなにいろんな手法があるとはね。

2002-12-26


遭敵海域 : C=W=ニコル : 文藝春秋

銛一三郎の冒険なわけだが, 原題の ``When Two Strong Men'' って何だ ? 文法的にどうなってるのか, 動詞が省略されているのか, men が誰を指すのか ?
あ, 内容はもちろん文句なしに面白いんです。 これの続編。

2002-12-09


四つの聖痕 : 中村正のり : 文藝春秋

国際サスペンス小説短編四編。

2002-12-08


≪光世紀世界≫の歩き方 : 石原藤夫 : 裳華房

ポピュラー・サイエンス 253。副題: 近距離恒星の 3D ガイドマップ。 歩くか ? という突っ込みは置いといて, 理科少年必携の *現実の* 「銀河ヒッチハイクガイド」だ ! 今後の整備が必要なのは道路マップかな。

2002-12-07


大聖堂の悪霊 : チャールズ=パリサー : 早川書房

「五輪の薔薇」の作者のミステリーだそうだ (こんどはもうちょっと短い)。 枠の形式に則った作りなんだけど, フレームと中身の関係が最後の最後まで つかめなかった。また ``ミステリー'' って言っても, どこが myth よ ? 本編中で過去の事件の謎解きはあるけれど ... と思っていたら, ようやく 手記の上での現在の事件が起きて ..., でもその場ではいくらかいい加減に解決 されてしまって真の解決に至らず, 真相についての考察も (手記の筆者によるものと, 手記の編者によるもの) 明確には語られず ..., でも歴史的な雰囲気は はっきりと伝わってくるという ..., そうか ! 「作者の意図は何だ ?」

2002-12-05


安倍清明 妖闘篇 : 谷恒生 : 小学館文庫

まだやってるって, つきあうほうもつきあう方だが。 さて, 敵は完全には退治されていないし, 道長の計画したイベントも来年に 控えているので, 続編の余地を残してるね。
ここから続いてきてる, おっと「式神篇」がぬけてる。

2002-11-25


サンタ・クルスの真珠 : アルトゥーロ=ペレス=レベルテ : 集英社

セビリアという街の空気と, そこに住む人々の織りなす人間模様。 訳者あとがきにもあるように, 心地好い印象が余韻として残る, 珠玉の一編。
邦訳されている前書はこれこれ

2002-11-05


ボクが日本人になった理由 : C=W=ニコル : ビオシティ

四人の人々との対談集。 いわゆる日本的価値観, 日本とその自然に対する愛を感じさせる。 自分にできることは何だろうか。

2002-11-04


虹の解体 : リチャード=ドーキンス : 早川書房

自然の謎を理解すればするほど, そのすばらしさに感動せずにはいられない。 そしてその理解こそが, 人の営みの中における ``詩'' であると。 興味深い本だったけど, ちょっと読み終わるまでに時間がかかっちゃった。

2002-10-26


華麗なるロック・ホーム : 手塚治虫 : 河出文庫

これの著者を手塚とするのにはちょっと違和感があるが, それはさておき。 いやー, やっぱりロックは良くできた役者だ。 ステレオタイプな型通りの人物じゃなくて, 一癖も二癖もあって, 深みがある。 そう考えると, 表情にも ``すごみ'' や ``あじ'' があるよね。 最近こういう役者にあまりお目にかからないね。

2002-10-23


「ミステリーの館」へ、ようこそ : はやみねかおる : 講談社青い鳥文庫

名探偵夢水清志朗事件ノートの第10作。 これまでの事件簿はこっち。 今回は袋綴じの推理小説 (しかも二重の !!)。

2002-10-21


ノーベル賞の 100 年 : 馬場錬成 : 中公新書

ことし (2002 年) は, 三年連続であるばかりでなく二人もの日本人受賞者が出た。 「ノーベル賞で語る 20 世紀物理学」という講談社ブルーバックスがあったが, 本書は自然科学三分野をまとめて扱っている。 また過去の選考過程の資料が公表され, それに基づく研究を元に 北里柴三郎・野口英世などの選考にもれた研究者, 湯川秀樹・朝永振一郎の受賞に まつわる話など, 興味がつきない。 中でも「ノーベル賞は分野に対して出される」との記述が興味を引いた。

さて, ではどの分野を狙うかな ...... (謎)

2002-10-19


魔法の地図はいわくつき ! : ロバート=アスプリン : 早川文庫FT

>マジカルランド< 日本では順調に刊行されているが, 本国ではワケありで六年ぶりだそうだ。 ということで, まずは著者の肩慣らしに番外編ってことで, すこーし前の話。

2002-10-08


盟約 (上・下) : C=W=ニコル : 文春文庫

一応の背景としては「勇魚 (いさな)」があるが, 海と英吉利と日本とユーモアとに対するニックさんの思いを 主人公に託している。

2002-10-07


自由の地を求めて : ケン=フォレット : 新潮文庫

舞台は 18 世紀後半のスコットランド (変換を押したら「蘇格蘭」が出てきた, ふーん), ロンドン, そしてヴァージニア。自由はかちとるものだ ! 歴史物として, 中下層労働者の社会の雰囲気が良く出ていると思う。

2002-10-07


コンピュータのきもち : 山形浩生 : アスキー

帯や前書きにあるようなことを, 山形氏がどう書いていくのかなと期待した。 でも途中からどんどんと話がずれていって, 何か別のものになったみたい。 最後でなんとなく主題に回帰してケリをつけたような, そうでないような感じ。 でも内容自体に不満がある訳じゃない。 雑誌連載なので読者のレベルに合わせてはいるが, わりと縦横無尽に好き勝手 してるなってとこが山形氏らしいよな。
作者の web ページはここ, 本書のサポートページはここらしい

2002-09-22


まただまされたな, ワトソン君 ! : コリン=ブルース : 角川書店

確率・統計などで勘違いしそうなことを種にうまくつくっている。 科学 (数学) 解説としては全体として 前作 よりも よくできていると思うけど, 探偵小説としては少し面白味に欠るのは残念。 著名な登場人物を借りたパズル的数学解説書というところかな。

2002-09-22


ハッカーの秘密 : ジェフ=クルーム : ピアソン・エデュケーション

ちょっとあざとい題名だとは思うが, 副題に``インターネットセキュリティ入門''とついていて, まあそういった内容だ。 ネットワーク時代のコンピュータ利用について, どんなセキュリティがなぜ必要か・どんな危険があるのかなどを 網羅的にやさしくまとめている。

2002-09-22


今はもうない : 森博嗣 : 講談社ノベルス

読者は勝手な想像をしてしまうわけで, よって, ある仕掛けにやられたって感じ。

夏のレプリカ : 森博嗣 : 講談社ノベルス

幻惑の死と使途 : 森博嗣 : 講談社ノベルス

奇数の章だけ偶数の章だけとは, 懲りすぎの感があるのでは。

まどろみ消去 : 森博嗣 : 講談社ノベルス

短編集。犀川と萌絵じゃない独立の短編に, やられたってのがあった。

2002-09-19


航宙軍提督ハリントン : デイヴィッド=ウェーバー : ハヤカワ文庫SF

内憂外患。とうとう戦隊指令の提督になったか。次は何だ。 前へ戻って士官候補生あたりかな ? って, それじゃあ本当にホーンブロワーだ。

2002-09-02


宇宙探査機 迷惑一番 : 神林長平 : ハヤカワ文庫JA

言葉により記述しまくるのが神林の特徴であるとの解説子。 それにしては本文中で「脳天気」の言葉がやたらに出てくる。 そのものにラベルを貼ってしまうようなこういった単語を使わずに描写して, しかし読者にはそうだと伝えるのが本当の「言葉使い師」なのでは ないだろうか ?

2002-08-31


「田中真紀子」研究 : 立花隆 : 文藝春秋

タイトルは往年の角栄研究を類推させてちょっとあざとい。 内容についても「角栄史観」にどっぷりと漬かっている。 ま, 現代社会がある程度そうなんだろうから仕方ないけど。
内容については, 角栄以後に出てきた関係者の発言や出版物を参照しながら, 現時点でわかってきた, あの当時に本当は何がおこっていたのかを 総括的にまとめている。 そしてそれは真紀子氏の人格形成に多大な影響を与えたとの文脈において, 先頃の出来事を読み解くことを試みている。
「今後の展開やいかに ?」

2002-08-27


深夜特別放送 : ジョン=ダニング : ハヤカワ文庫HM

戦時下のアメリカ東部海岸沿いのラジオ局を舞台にした, 謎あり, 恋と冒険, 活劇巨編。 楽しめましたです, はい。 たいへんにワクワクするとともに, 蘊蓄というかラジオ番組製作の裏舞台を 覗かせていただいて, 面白うございました。

2002-08-23


グッドラック戦闘妖精・雪風 : 神林長平 : ハヤカワ文庫JA

戦闘妖精・雪風<改> : 神林長平 : ハヤカワ文庫JA

設定はまさしく SF で, ハードな主人公ということらしい。 しかし主人公の一人称で話が進む場面も多く, その分内面の描写が積み重なり, みなが言うほど冷酷なわけじゃないと思うぞ。 そして主題はきわめて思弁的でもある。

2002-08-21


岡本太郎に乾杯 : 岡本敏子 : 新潮文庫

五月に大阪千里の阪大に行く機会があり, モノレールから太陽の塔を見た。 ということで, 読んでみた。 間近で見ていた立場からの, 岡本太郎の考え方・生き様が生々しく綴られている。 やっぱりタローはすごかった。

2002-08-12


奥様はネットワーカ : 森博嗣+コジマケン : メディアファクトリー

事件は複数の登場人物の個々の視点で描写される。 うー, やられた。全員を信じてはいけなかったのね。 でもでもはじめの方の登場順と記述内容には引っ掛かった。 まぁねぇ, よく読めばこっちの勝手な拡大解釈なんだけど。

舞台は例によって理系環境だけど, 夜の真っ暗な廊下以外は舞台設定に必然性なし。 ボロで貧弱な建物環境を出すために必要だといえばそうだけどね (笑)。

2002-08-05


ダーウィンの剃刀 : ダン=シモンズ : 早川書房

一見すると不可解な事故であっても, 常識と物理法則により 何が起きたのかを調査して解き明かす。 そのちょっとしたエピソードが, 一服の清涼剤。 主人公が理知的な論理派なのが良いですね。 そしてグライダーや狙撃に関する蘊蓄。 スリルとサスペンスの冒険活劇編。

2002-07-02


エレガントな宇宙 : ブライアン=グリーン : 草思社

「超ひも理論がすべてを解明する」
Theory of Everything の構築へ向けて, ひも理論の概要とその研究の最先端の息吹を感じさせる。

2002-06-28


パソコンプログラミング入門以前 [第2版] : 伊藤華子 : 毎日コミュニケーションズ

えぇっとぉ, 企画はユニークなんだけど, 内容は困りもの。 例えば意味無く混線させておいて, だから goto はだめって言っても, ちぃとも説得力がない。 一事が万事, 誤解したまま解ったつもりになってるような説明が多い。 また著者のキャリアが故に, 解りやすい説明であることの旦保には, ならんと思うぞ。

2002-06-05


フリーウェア : ルーディ=ラッカー : 早川文庫SF

ええっと, 何がどうなってるんだか, ハチャメチャなストーリーですな。 おまけにタイトルのフリーウェアはおまけ的にしか出てこないし。

2002-05-27


怪盗クイーンはサーカスがお好き : はやみねかおる : 講談社青い鳥文庫

怪盗道化師 (ピエロ) : はやみねかおる : 講談社青い鳥文庫

題名は似てるけど, 全く違う系列のお話。 ぁ, みんなが幸せになるという意味では同じか。 全然説明になってないけど, まぁ いいか。

2002-05-08


バスカヴィルの謎 : ローリー=キング : 集英社文庫

シャーロッキアンにうれしい仕掛けもいっぱい。

2002-05-05


太陽の簒奪者 : 野尻抱介 : 早川書房 (ハヤカワ SF シリーズ J コレクション)

うまくまとめたなって感じかな。 おしまいにあたって, 哲学的論議を交わすのはややアレなんだけどね。 話の展開によっては, ヒロイズムやセンチメンタリズムに流れても おかしくないんだけど, そこをグッと踏み止まってバランス感を発揮する。 主人公がそんな理系タイプってのにも好感が持たれるし, 宇宙船の名前もすてきね (現実にはなかなか採用されなさそうだけど)。

2002-05-01


解読「地獄の黙示録」 : 立花隆 : 文藝春秋

しまったーそうだったのかー。もいちど (何度も) 見直さなくちゃー。 特別完全版早くビデオでないかなー。

背景知識が無くて, 原語で聞き取って理解するのが困難なのが, クヤシー。

2002-04-30


人生は意図を超えて : 野依良治 : 朝日選書

ノーベル化学賞受賞記念, ということで。

2002-04-29


ホーキング、未来を語る : スティーヴン=ホーキング : アーティストハウス・角川書店

前作「宇宙を語る」よりも図版が豊富で, 読みやすくなっている。 そうは言ってもブレーン宇宙については, 量子揺らぎによる生成はわかるが, その後の話の展開がよくワカランです。

2002-04-29


鳥姫伝 : バリー=ヒューガート : 早川文庫FT

抜群にユニークなファンタジーだ (表現がオカシイ :-p)。

2002-04-22


シャーロック・ホームズ大陸の冒険 : 水野雅士 : 青弓社

「モンペリエの醜聞」は, ピエールに本当に兄がいたのかは知らないが, 後日談的に P & M に合うあたりが, いいね。 「最後の手紙」って, ファンならだれでもこのネタを考えたことが あるんじゃないかな。語り方も (語らせ方か) 工夫のあとがみられて, うまくまとめたってところでしょうか。 (もっともこの手法は, ブラムストーカーが色々やってるけどね。)

2002-04-15


ドラキュラ崩御 : キム=ニューマン : 創元推理文庫

第三段。細かな登場人物 (?) にまで配慮が行き届いているのは, ほとんど偏執狂的・マニアだ。

2002-04-09


Linux の哲学 : 岩谷宏 : ソフトバンクパブリッシング

これが Linux の哲学だと (初心者に) 思われたら, ちょっとイヤかも。 困ったところが多すぎで, またそういうところに限って強調してるんだな。

2002-04-09


神々の黄昏 : リヒャルト=ワーグナー : 新書館

ジークフリード : リヒャルト=ワーグナー : 新書館

第二夜へと続き, そして第三夜の幕がおりる。 喜劇・あるいは悲劇が語られ, クライマックスへ。

2002-04-03


ワルキューレ : リヒャルト=ワーグナー : 新書館

ラインの黄金 : リヒャルト=ワーグナー : 新書館

まずは序夜と第一夜。オペラ「ニーベルングの指輪」を本で楽しむ。 北欧神話風ではあるが, ワーグナーの創作なのね。 主神ヴォータンといえど「契約」に縛られているあたりは, 近代社会なのだそうだ。
予言や伝説とその成就, 失われた玉座 (剣・宝石・指輪・など) とその回復, 名も無き主人公だが実は高貴な血統, 善と悪との対立・アンバランス・そして均衡の回復, などがエピック=ファンタジーの要素だが, すべてはここにある。

2002-04-02


コミュニケーション技術 : 篠田義明 : 中公新書

副題「実用的文章の書き方」。 英語・日本語など言語によらずに, わかりやすい文章の書き方を指南する。 といっても, 本書は日本語の文章を対象にしている。

2002-03-28


魔術探偵 スラクサス : マーティン=スコット : ハヤカワ文庫FT

ハードボイルド・ユーモア・ミステリ・ファンタジーと 言えるかな (なんだそりゃ ?)。 続編があるそうなので, 期待して待とうっと。

2002-03-23


安倍清明 紫式部篇 : 谷恒生 : 小学館文庫

まだやってる。主役が主役だけに, 呪術合戦というわけにはいかない。 むしろ名探偵小子姫の冒険というところか。

2002-03-25


サムライ・レンズマン : 古橋秀之 : 徳間デュアル文庫

興味深い設定を考えたものだ。お馴染のキャラと新キャラが入り乱れての活劇。

2002-03-23


ヴァンパイア・ジャンクション : S=P=ソムトウ : 創元推理文庫

作者は``ジャンクション''という言葉に多重の意味を持たせていて, 複数のエピソードが互いに絡み合って構成されている物語。

2002-03-21


理工文化のすすめ : 早稲田大学理工学部 編 : 東洋経済新報社

早大理工で新入生向けに「理工文化論」という自主挑戦科目を開講した, その講義録のようなもの。 それぞれの講師の先生がなかなかに興味深い話を展開していて, これからの理工の方向性なども浮かび上がってくる。

2002-03-14


新版 インターネットを使いこなそう : 中村正三郎 編著 : 岩波ジュニア文庫

旧版はここだ。 セキュリティ関係の注意もいっぱい載ってる。

2002-03-10


英辞郎 : 道端秀樹 監修・EDP 製作 : アルク

100 万語収録の英和 (和英) 電子辞書 CD-ROM がこの値段 (1800円)。
web サイトweb 版電子辞書に関する情報

2002-03-09


C プログラミング診断室 : 藤原博文 : 技術評論社

一部では (たぶん) 有名な, C プログラミングの健康法。 著者の web サイト

2002-03-09


帝都物語異録 : 荒俣宏 編著 : 原書房

著者本人による, 帝都物語の種明かし本。 (明治から近未来までの) 帝都を震撼させた怪人加藤保憲の 出生の秘密をあかす短編 ! バックグラウンド知識についての解説集については, なくてもいいかも。

本文中で荒俣氏もふれているように, 加藤保憲の新たな活躍が待たれます。 本書はその予告編ともいえる。

2002-03-09


ローテクの最先端は実はハイテクよりずっとスゴイんです : 赤池学 : ウェッジ

この場合の ``テク'' の意味にズレがある。 ハイテクにとってはテクノロジーだけど, ローテクにとってはテクニック。 (ハイテクな) 機械を使えば平均は上がるけど, チャンピオンデータを出すのは やっぱり人間ということだ。

2002-02-25


銀河おさわがせアンドロイド : ロバート=アスプリン&ピーター=J=ヘック : ハヤカワSF

大量にわいて出てくると, ちょっと気持悪いものもある。 珍しく重い SF ネタか !? と思ったけど, あまり立ち入ったことに ならなかったね。

2002-02-06


陰陽師 龍笛の巻 : 夢枕獏 : 文藝春秋

いつまでもこの世界にひたっていたいけど, ついつい一気読みしてしまった。 あぁもったいない。

2002-02-03


作ってわかる C プログラミング : 日下部陽一 : 技術評論社

プログラミングに対する思想が見える好書。

2002-02-02


燃料電池が世界を変える 〜エネルギ−革命最前線〜 : 広瀬隆 : 日本放送出版協会

久しぶりに広瀬隆の本を読んだ。「危険な話」のあと一冊読んでそれ以来。 もうちょっと技術系の話かと思ったら, 実社会での関連各企業の動向などにも 触れていて, むしろそっちが主題なのかなと思われる。 結局のところメジャー企業による支配という世界観なのね。 ときどき牽強付会なコジツケが出るのは, 一歩間違うと「と」になるなぁ。 マイクロガスタービン (による発電) や燃料電池が, 効率の良い手法 らしいことはわかったが。

執筆・発刊当時から変わったことといえば, 本書でも注目していた 「エンロン」の倒産かな。

2002-02-02


『ハリー・ポッター』の秘密の学校 : ローリングを愛する魔法の会 : コアラブックス

ファンのファンによるファンのための ... 同人誌 (?)

2002-01-23


(カラー版) ここまで見えた宇宙の神秘 : 野本陽代 : 講談社+α新書

ハッブル宇宙望遠鏡のすてきな写真と, すばる望遠鏡などの紹介, 太陽系惑星の姿など。

2002-01-21


人形は笑わない : はやみねかおる : 講談社青い鳥文庫

いつも心に好奇心 (ミステリー) ! : はやみねかおる・松原秀行 : 講談社青い鳥文庫

徳利長屋の怪 : はやみねかおる : 講談社青い鳥文庫

ギヤマン壺の謎 : はやみねかおる : 講談社青い鳥文庫

機巧館のかぞえ唄 : はやみねかおる : 講談社青い鳥文庫

踊る夜光怪人 : はやみねかおる : 講談社青い鳥文庫

魔女の隠れ里 : はやみねかおる : 講談社青い鳥文庫

消える総生島 : はやみねかおる : 講談社青い鳥文庫

亡霊は夜歩く : はやみねかおる : 講談社青い鳥文庫

そして五人がいなくなる : はやみねかおる : 講談社青い鳥文庫

名探偵夢水清志朗事件ノート。 「『名探偵』っていうのはね, 不思議な謎を, みんなが幸せになるように 解決する仕事だよ。」

2002-01-19


Linux狂騒曲 第三番 変マ短調 作品30〜42 : 中村正三郎 : ビレッジセンター

中村正三郎の Hot Corner

2002-01-13


封印再度 : 森博嗣 : 講談社ノベルス

壺と鍵箱の謎, なるぼどね本当にそう来たか。

2002-01-09


詩的私的ジャック : 森博嗣 : 講談社ノベルス

2002-01-06


今昔続百鬼 --- 雲 : 京極夏彦 : 講談社ノベルス

どこが冒険小説なんだかわかんないけど, とにかく滅茶苦茶なセンセイですな。

2002-01-06


笑わない数学者 : 森博嗣 : 講談社ノベルス

オリオン像の謎は想像できたが, だからといってミステリの価値が 減るもんじゃない。

2002-01-06


ノーベル賞 10 人の日本人 : 読売新聞編集局 : 中公新書ラクレ

理系人間なので, 物理・化学・医学生理学の各賞受賞者については, それなりに知っているつもりでいたが, 文学・平和の各賞受賞者については あまりよく知らなかった。なるほどね。

2002-01-06


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