構造物理化学演習, 2016 年度

理工学部専門科目,
対象: 理工学部物質創成化学科 3 年 (必修),
担当: 宮本量 (理工学研究科, 理工部物質創成化学科)
前期, 月曜日, 5--6 時限

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もくじ

always under construction ;-)

授業の概要

化学の基礎 II(G), 構造物理化学 I, II などで学習する量子化学分野の問題を解くことで, 基本事項の理解を深めるとともに, 知識の使い方・議論の仕方の訓練を行います.

具体的には, 次のように進めます.

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重要な注意点

問題演習を行うと, いわゆる ``模範解答'' を欲する学生が少なからずいます. しかし, ``模範解答'' を示す用意は全くありません. なぜなら, 以下の理由があります.

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授業の目的・目標

本演習を履修することで, 具体的に以下の各項目が達成されます. **順序も重要です** ということで

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準備学習 (予習・復習) 等の内容

予習: 教科書の例題を自分の手で解いて (記載されている解答を眺めたり写したりするだけではなく), その内容をしっかりと理解する. (関連する) 章末問題を解いてみて, 疑問点や不明な点をあらかじめ明らかにしておく.

復習: 演習の時間に示された解答例や議論をもとにして, もういちど自分の頭と手で問題を解いてみる. 不明な点については, 教科書や参考書を見て確認する. (教科書だけではなく, 自主的に参考書も参照することが重要です.)

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教科書・参考書

教科書は次のものです. 問題の解答だけであれば, 教科書の巻末 (下巻の巻末) に略解がありますが, もう少し詳しい解説が欲しければ, 次の書籍に解法が解説されています. それだけでも 900 ページ以上あります. しかし個人的には, 掲載されている答案だけでは不充分だなぁと思うところも あるというのが, パラパラっと眺めた感想です. そして, よくよく吟味すると, 間違っている答案もあります. もともと問題数が多いのでしょうがないですね. あ, ちなみに英書であって, 和訳はありません. というわけで, 本演習では, 教科書末尾の答または Cox の本の解答解説を (和訳して[*注]) 書いただけのものは, 著しく減点する可能性がありますヨ.
[*注] 和訳のつもりが誤訳や勘違いになっている答案も, 過去には多数ありました.

以下に参考書を示しますが, このリストは随時追加されるかもしれません.

量子力学・量子化学に関するもの (入門編)
もちろん 化学の基礎II(G) の教科書や参考書を参考にしてもよい

量子力学・量子化学 (中上級編・古典的名著など)
古典的名著の邦訳には絶版になっているものが多数ある. とても残念. 図書館で参照してください. 一方, 英書では入手可能であると思われるので, チャレンジしてみてもよいでしょう. あと, アトキンスの物理化学の教科書をあげておきます. 応用・発展例などは マッカーリ&サイモン よりも豊富かも. 物理数学に関するもの