実験データ
このページでは弘前大学フーコー振り子の各種データを紹介しております。
振り子の支持機構・ワイヤー長等、実験環境は毎年若干異なっており、各年の実験データを単純に比較することはできません。
チームフーコーは毎年独自の工夫をしながら実験に取り組んでいます。

弘前大学 フーコーの振り子 基礎データ
場所 弘前大学理工学部2号館吹き抜け
座標 緯度 40.5°/経度 140.4°
吹抜高/吊元高 45.6m/45.0m (2012年9月現在で日本最長)
ワイヤー 2.0φピアノ線/ステンレス
錘の質量/直径 49.7kg/23.0cm
周期 13.46秒 (理論値)
回転周期 36.85時間
角速度 9.8°/時間 (0.000047rad/秒)
一周期でまわる角度 0.00062rad
振幅/振り角 3.0m/3.82
錘の最高点と最下点 25.58cm

平成20年度 実験データ
2008年はチームフーコー発足の年で、フーコー振り子の各種基礎データが計測されました。

振り子の周期 13.41秒 (目測による測定値の平均値)
振動面の変化 9.5°/時間 (平均値)
4.6×10^-5rad/秒
図1:振り子の軌跡 (クリックで拡大)
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図2:各方位における時間変化に伴う振動面のずれ及び減衰の様子
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平成21年度 実験データ
21年度は定期的な平常実験と日食効果検証実験を行いました。
以下に示すのは、平成21年7月22日の日食の際に行われた実験の結果。

実験概要
日時 平成21年7月22日、9:00〜13:40
場所 弘前大学理工学部2号館吹き抜け
実験方法 5分おきにシールで振り子の位置をマーク。
マーク位置の読み取り、振動面の変化角度の算出、グラフ化。
図3:平成21年7月22日の日食の経過
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図4:振り子の軌跡(グラフの上が北、右が東)
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図5:5分おきの振動面の変化と日食の経過
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データ解析の結果、日食効果と思われるような振り子の運動は確認されなかった。
ただし、日食効果については不明な点が多く、そもそもどの程度の影響が現れるのかも
解っていないのが現状である。

日食効果についてはこちらを参照してください。弘前大学フーコー振り子の紹介と日食効果について(pdfファイル)

平成22年度 実験データ
22年度は大幅に改良されたフーコー振り子を用いて数回の平常実験が行われ、
平成22年12月21日には月食効果検証実験が行われました。

平成22年12月21日の実験データについてはこちらを参照してください。
月食と振り子の運動について(pdfファイル)
平成23年度 実験データ
平成24年度 実験データ
平成25年度 実験データ

平成26年度 実験データ
26年度は、月食時と平常時の振動面の観測を行いました。
平成27年4月4日の月食の際に行われた実験の結果と平常時24時間測定の結果を以下に示す。

図1:振り子の軌跡(月食)
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図2:時間変化に伴う振動面のずれ
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図3:振り子の軌跡(平常時24時間)
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