講義内容

機械科学科の教育科目は、教養科目と専門科目から成ります。一般講義のほか、ものづくり教育を実践的に実施するための、設計・工作を含めた実習を開講しています。

コース分け

教養教育科目

幅広い知識を習得し、それらの知識を総合的に判断して様々な角度から物事を見ることができる能力を養い、人間性を深めるための教養を身につけます。自然・科学、人間・生命などの自然科学系の基礎のほか、社会・文化、地域学などの基礎も学びます。

また、1年生の前期に履修する基礎ゼミナールでは、少人数クラスに分かれて、大学における積極的な学びの姿勢を身につけます。基礎ゼミナールは、機械技術の調査・発表を通じて機械科学の社会における重要性や役割を確認する場であり、また、共同作業やスポーツレクレーションなどを通して学生と教員、および学生相互において良好なコミュニケーション関係を築く場でもあります。

基礎ゼミナール ソフトボール大会情報Ⅱ


専門教育科目

機械工学、情報工学と医用工学を中心に、機械科学に関連する高度な専門知識や技術を修得します。また、技術者倫理、知的財産論や各種実習などから、豊かな倫理観と国際感覚、創造力と適応力および総合判断力を養成します。

具体的には、機械工学については、4力といわれる機械力学、材料力学、熱力学、流体力学などを通じて機械工学の基礎とを学びます。情報工学については電気回路、電子回路、プログラミング、計測工学、制御工学などを、そして医用工学については人間医工学、生体機械工学、医用光工学などを学びます。また、科学的によく用いられる数学と英語を学ぶ講義や、ロボット工学、生産システム工学、信頼性工学など、機械に関するものづくりに深くかかわる講義もあります。その他、演習や実験授業、コンピュータを使用した設計製図等の授業もあります。

講義の様子 1講義の様子 2講義の様子 3


卒業研究

ゼミナールの様子4年生になると、研究室に所属して卒業研究が始まります。一つの研究室に所属する学部学生は5名程度と少人数であり、指導教員や大学院生らとのゼミナールや研究指導など、ほとんどマンツーマンに近い形で進められます。

3年次までの教育科目と異なり、卒業研究は学生自身が主体となり、興味あるテーマを選択して自らが問題意識をもって進めます。1年間を通して研究した成果を卒業研究論文としてまとめ、学年末に発表します。卒業研究では、まだ答えが得られていない未知の分野に挑戦し、自ら創意工夫をしながら研究を進める過程を学び、問題解決する能力を養います。

卒業研究の様子 1卒業研究の様子 2卒業研究の様子 3卒業研究の様子 4

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