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コンピュータでカガクする
-- 分子分光学・分子構造・電子状態 の研究 --
理工学部 宮本 量
rmiya@cc.hirosaki-u.ac.jp


この文書は, 総合情報処理センター広報誌 HIROIN 17号 のために書いたものを もとにし, その一部を修正しています。 内容的に月刊ホームページの主旨と少しずれるところもありますがお許し下さい m(__)m 。 ここでは主に, われわれの進めている研究テーマに対して コンピュータがどのように関わってくるのかを紹介しています。

それでは, はじまり はじまり。

期待される機能を持った物質/分子を設計するためには, 既存の分子の性質を よく知らなければなりません。 従来はその手段として実験するしかなかったわけですが, コンピュータの進歩により 現実の物質を取り扱わなくても, 分子の性質をいろいろと計算で求めることが できるようになってきています。

また, 現実の物質/分子の性質・振る舞いをより深く理解するためにも, コンピュータが利用されています。

将来は現実に物質/分子を合成する前に, 期待される機能を持つ有用な化合物を 理論的に組み立てて, あらかじめその性質を調べ, その後に実際の合成などが行われるようになるでしょう。 これにより, 資源の効率的な利用や環境への負荷の軽減が計れると期待されます。



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Ryo MIYAMOTO
平成13年8月28日