総合型選抜入試による入学者からのメッセージ
小川さん(2022年度数物科学科2年生)へのインタビュー
- 数物科学科を志望したのはいつごろでしょうか。きっかけは何でしたか。高校1年生の冬に親から弘前大学を勧められて,そこで自分で情報を集めているうちに行きたくなりました。
-総合型選抜があることをどのようにして,いつ知りましたか。志望したのと同じ時期にホームページを見て知りました。
-総合型選抜入試を受験しようと思ったのはいつ頃でしょうか。決めたのは高校3年生の夏です。
-オープンキャンパスには参加しましたか。はい,参加しました。
-参加したとき情報は集めましたか。特に詳しい情報を集めるということはしませんでしたが,大学の雰囲気をつかむことはできました。
-数物科学科については特に情報は集めなかったのですか。そうですね。
-総合型選抜の入試対策のために何か特別な勉強をしましたか。そうであればいつ頃から始めましたか。またどのような勉強をしましたか。総合型を受験することを決めたのが高校3年生の夏休み中だったので,休み明けに面接対策を中心にやりました。ひたすら何回も面接練習をしたり,口頭試問があったので高校3年間の数学の範囲を復習したりしました。
-模擬講義は数学選択でしたか。はい,そうです。
-数学選択の模擬講義のために特別なことはやりましたか。高校3年生の数学の範囲が出るのかなと思ってそこを中心に復習し,基本的な問題を解けるように勉強しました。
-受験してみてその効果はありましたか。高校の範囲の発展的な内容だったので,なんとなく理解できるくらいでした。少しは効果はあったかなという感じでした。
-逆に対策はこうしておけばよかったというような点はありますか。もっと基礎を固める必要があったなと思いました。
-出願書類の中の志望理由書で工夫した点や注意した点はありましたか。まず,自分で志望理由書を書いてから,何回も学校の先生に添削をしてもらいました。自分は何かを言いたいとなると,文が長くなってしまうことがあるので,端的に伝えたいことだけを伝えられるようにできるだけ短い文で,ということを意識してやりました。
-数物科学科では2年生から3つのコースに分かれることを,総合型選抜入試を受ける前から知っていましたか。はい,知っていました。
-総合型選抜入試を受験するときにはどのコースに行きたいかは決まっていましたか。はい,決まっていました。
-今の所属の数理科学コースですね。はい。
-高校3年生のときに周りで,他の大学も含めて総合型選抜入試を受けようという生徒はいましたか。いましたが,ごくわずかでした。
-大学入学共通テストの受験を弘前大学は要請しています。受験しましたか。はい,しました。
-受けたことで何か得るものはありましたか。自分の実力や,自分の身に付いてない知識がどこなのかを改めて知ることができました。
-一般選抜の勉強はしていたのでしょうか。高校の授業の数学Ⅲの範囲を勉強するくらいでした。
-どちらかと言うと総合型選抜の方に重点を置いて勉強していたのですね。はい,そうです。
-両方勉強していて大変でしたか。今振り返るとそこまで力を入れていたと言えるような勉強ではなかったのですが,復習しつつ,数Ⅲの新しい範囲を勉強するのが少し大変でした。
-合格が決まってから入学するまでにどのように過ごしましたか。特に勉強面について教えてください。合格前とは特に変わらない生活をしていました。塾に通い,学校の授業がまだあったので学校に通って共通テスト対策をしていました。大学に入ってからの勉強でなるべく困らないように復習をメインにしていました。
-入学してみて,一般選抜入試で入学した学生と比べてみるとどうでしょうか。全く新しい範囲となると大した差は感じなかったのですが,高校の内容を発展させた範囲になると自分の学力は低いと感じることがありました。
-総合型選抜入試で入学したメリットはありますか。受験というもの自体が自分だけでなく家族にもプレッシャーや緊張感を与えてしまうので,それを早い段階で自分を含め家族をストレスから解放することができたのはよかったと思います。
-精神面でメリットがあったということですね。それ以外には何かありますか。復習など,自由に使える時間が増えたこともよかったです。
-現在の所属コースである数理科学コースの魅力や好きな点を教えてください。自分は数学が好きなので,数学について深く学ぶことができる点がすごく魅力的だと思います。
-最後に総合型選抜入試の受験を考えている高校生,受験生にメッセージやアドバイスをお願いします。大学入学前に面接を受けるということはすごく大きな強みになります。面接対策をする中で本当にやりたいことを何度も見つめ直すことができ,少なからずこの面接が就職活動に役に立つはずなので,総合型選抜を受験するのはいいことだと思います。面接は緊張しすぎず,失礼にあたらない程度に大人との会話を楽しむ感覚で受けてみてください。
-どうもありがとうございました。ありがとうございました。
(2022年7月インタビュー)