総合型選抜入試による入学者からのメッセージ

井上さん(2022年度数物科学科2年生)へのインタビュー

- 数物科学科を志望したのはいつごろでしょうか。きっかけは何でしたか。

高校3年生の夏から秋にかけてです。志望校が他にもあったのですが,なかなかそこの大学に行けるような点数を取れず迷っていたときに先生からここもあるよという感じで言われたのがきっかけで,本格的に目指すようになりました。

-総合型選抜があることをどのようにして,いつ知りましたか。

これも高校3年生の夏か秋,8月か9月ですが,二者面談をしたときに弘前大学には総合型選抜入試と一般入試があることをそこで知りました。

-知ってすぐに総合型選抜入試を受験しようと思ったわけですか。

そうです。

-オープンキャンパスには参加しましたか。

いいえ,しませんでした。

-総合型選抜の入試対策のために何か特別な勉強をしましたか。そうであればいつ頃から始めましたか。またどのような勉強をしましたか。

面接練習に関しては時間をかけて本当に一からじっくりとやりました。 レポート作成や模擬講義についてはあまり力を入れなかったという言い方は変なのですが,数学の勉強をしていてその延長線上にレポートや模擬講義があると思っていたので,特にこの2つに関しては力を入れて勉強をしたという感じはしませんでした。

-模擬講義は数学選択だったのですね。面接に力を入れたということで面接の練習については担任の先生にみてもらったのでしょうか。

担任や違う学年の先生から違う視点での質問をされたので,面接の練習は本当にいろんな先生にみてもらいました。

-受験してみてその効果はありましたか。

面接に関しては時間をかけてゆっくりやった分,本当に実感できて手ごたえがあったなと感じたのですが,レポート作成については国語が苦手なので日本語表現をするのがちょっと難しくて,もう少しやっておけばよかったなと感じました。

-他に対策はこうしておけばよかったというような点はありますか。

模擬講義に関しては過去の数年分のタイトルやテーマを調べておいた方がいいと思います。面接に関しては,本当に自分がやりたいことをしっかり確立した状態でがんばってやった方がよいのではないかと思います。

-出願書類の中の志望理由書で工夫した点や注意した点はありましたか。

志望理由書に関しては,自分のまずやりたいことをしっかり書き,高校で自分ががんばったこともしっかり書きました。自分はボランティア活動をやったことがほとんどなくてそこを埋めるために部活動ではこうがんばった,勉強面ではこうがんばったということをしっかりといろいろ書きました。

-力を入れたことについてアピールしたのですね。

はい,そうです。

-数物科学科では2年生から3つのコースに分かれることを,総合型選抜入試を受ける前から知っていましたか。

はい,これに関しては自分の先輩がいたので知っていました。

-総合型選抜入試を受験するときにはどのコースに行きたいかは決まっていましたか。

はい,そうですね。ある程度は決まっていました。

-現在の所属である応用計算科学コースですね。

はい。

-高校3年生のときに周りで,他の大学も含めて総合型選抜入試を受けようという生徒はいましたか。

はい,いました。自分のクラスでは少なかったのですが,学年で見ると人数は結構いたと思います。

-大学入学共通テストの受験を弘前大学は要請しています。受験しましたか。

はい,受験しました。

-受けたことで何か得るものはありましたか。

半年以上毎日のように勉強した,勉強できたという継続力が自分にもあるとわかり,自信になりました。

-総合型選抜入試を受けようと思うまでは一般選抜入試の勉強をしていたということですね。

はい,そうです。

-一般選抜入試の勉強はそのまま継続していたのですか。

はい,継続していました。

-その両立はどうでしたか,結構大変でしたか。

あまり自分では大変だと思いませんでした。 ずっと勉強しているとどうしても自分は飽きてしまいます。飽きてしまう時間に面接やレポート作成の練習があったので無駄な時間をなくすことができ,本当に充実してどちらもできたと思います。それほど大変ではなかったと思います。

-合格が決まってから入学するまでにどのように過ごしましたか。特に勉強面について教えてください。

勉強面に関しては,数学の数列の分野が好きだったので,数列を少し深めに勉強しましたが,ちょっと気が緩んでしまい遊んでしまったということもありました。

-生活のほうはそんなに変わりませんでしたか。

そうですね。変わりませんでした。

-入学してみて,一般選抜入試で入学した学生と比べてみるとどうでしょうか。

自分は弘前大学の総合型選抜に合格したので入学することは決めていたのですが, その後に私立の大学もチャレンジというか実力はどうなんだろうという感じで挑戦の意味で受けました。ずっと2月の後半くらいまで勉強していたのであまり差は感じていません。

-総合型選抜入試で入学したメリットはありますか。

みんなより少し早く合格をいただいて受験が終わり,プレッシャーが少しなくなって,あとの高校生活を楽しもうという感じになるので,そこが一番のメリットではないかなと思います。

-合格が決まって,ご家族や周りの人はどうでしたか。

家族には最初は祝福されたのですが,そこで気を抜かずにまた私立大学の受験もあるのだからそこもがんばりなさい,とずっと言われ続けていました。

-現在の所属コースである応用計算科学コースの魅力や好きな点を教えてください。

数物科学科では2年生で3つのコースに分けられます。応用計算科学コースでは数学と物理を両方学びながら,コンピューターの授業を受けられ,いろいろな分野に触れることができるので選択肢や視野がとても広がります。そこが一番の魅力点ではないかと思います。

-そのようなカリキュラムになっていますね。最後に総合型選抜入試の受験を考えている高校生,受験生にメッセージやアドバイスをお願いします。

大学にはいろいろな人がたくさんいて,自分をいい方向に成長させることができて,高校より楽しい4年間を過ごすことができるので,つらくてもがんばってほしいと思います。

-どうもありがとうございました。

ありがとうございました。

(2022年7月インタビュー)
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