AO入試による入学者からのメッセージ

伊藤さん(2017年度数物科学科1年生)へのインタビュー

-まず,数物科学科を志望したのはいつ頃でしょうか。

志望したのは高校2年生の夏からです。

-何かきっかけがあったのですか。

高校に入る直前くらいから数学の教師を目指し始めていて,弘前大学の教育学部の算数・数学専修に進むか数物科学科に進むか,どっちに進もうか迷っている状態が続いていて,きっかけとなると教員になりたいからです。

-理工学部でAO入試が始まることをどうやって知りましたか。

弘前大学のパンフレットを見て知りました。それは高校3年生の夏ですね。

-AO入試を受けようと思ったのはいつ頃でしょうか。

受けようと思ったのはちょっとギリギリで,高校3年生の夏休み終わりごろに受けたいなと思って決めました。

-それまでは一般入試で受けようとしていたのですね。

はい。そうです。

-オープンキャンパスには来ましたか。

はい,3年間来ました。

-皆勤賞ですね。オープンキャンパスに来たときに旧学科である数理科学科のイベントには参加してみましたか。

はい,出てみました。出たのは高校3年生のときだけで,1,2年生のときはずっと教育学部の方に行ってました。 数理科学科の方は模型を作ったり,知恵の輪をやったりして楽しかったです。

-オープンキャンパスでは入試情報などを集めていきましたか。

はい,集めました。

-AO入試対策のために特別な勉強はしましたか。

はい,口頭試問と面接の練習をしていました。

-それはいつ頃始めましたか。

AO入試を受けたいと思ったのは高校3年生の夏休み終わりごろだったので,対策は9月からだと思います。

-数物科学科では2年生から3つのコースに分かれることは,受験するときに知っていましたか。

知っていました。

-受験するときにはどのコースに行きたいか既に決まっていたのですね。

決まってました。

-どのコースですか。

数理科学コースです。

-現在も数理科学コース志望ですか。

はい,そうです。

-ところで,AO入試合格者に対して,任意ですが大学入試センター試験受験を弘前大学は勧めています。センター試験は受けましたか。

受けました。

-センター試験を受けてみて勉強になった,あるいは得ることができたというものはありますか。

ずっと一般試験で入るつもりでいて,途中でAOに変わったので,センター試験で今までの努力によって自分が何点ぐらい取れるのか知りたかったですし,センター試験に向けて全教科しっかりがんばっていこうという目標をもってしっかり勉強できたのでそこが利点でした。

-合格後入学するまでどのように過ごしましたか。

センター試験までは全教科いい点取ろうという感じで勉強していました。センター試験が終わってからは2月までずっと学校の方で一般試験受験者向けの授業があったのでそれに参加していました。それが終わって2月からは数学と物理の復習に力を入れてました。

-入学してみて一般入試で入った学生との違いは感じられますか。

違いが感じられる部分とそうでない部分があります。感じられる部分は高校3年生までの数学,物理の内容は確かにちょっと差があるな,こちらの方が劣っているのかもなと思うのですけれど,大学に入って新しく学んだこと,例えば行列式だったり,他にもいっぱいあるのですが,そういうのは努力次第でAOも一般も関係なしで努力した人がみな伸びているのだなとかなり感じましたね。

-AO入試で入ったことのメリットは感じますか。

はい,まず早い時点で合格が決まってプレッシャーからみんなより早く解き放たれたというのが一つです。それよりもAO入試に向けて面接とかいろいろな対策をしていく中で,自分が弘前大学で何を学びたいのか,入学後に何をしていきたいのか,将来はどんなスキルを得た状態で職業に就きたいのか,自分の将来とか今の自分がどういう人間なのかというのも改めて知る機会が得られたので,それが一番のメリットだと思います。

-受験したときAOの募集人員は11名でしたが,現在は20名に増えたことは知っていましたか。

知りませんでした。目標がないまま入るよりはしっかり目標をもって入った人の方が輝いて見えるので,増えても大丈夫なのではないかと思います。

-最後にAO入試受験を考えている高校生,受験生にメッセージやアドバイスをお願いします。

AO入試はただ勉強というよりは自分とどれだけ向き合っていけるかというのが大切だと思います。高校3年生でなくても高校1年生のときからずっと自分ってどういう人間なのか,どういうところが強みで欠点がどういうところなのかを考えて,自分と今のうちから向き合っていければいいのではないかと思うのでがんばってください。

-どうもありがとうございました。

ありがとうございました。

(2018年1月インタビュー)
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