学びのポイント
地球環境の各領域を 総合的に教育・研究
地球を取り巻く宇宙空間、生活に深く関わる大気や水、構造物を支える大地の構成物質や性質、地球の活動についての理解を深めると共に、これを一連のシステムとして捉えることができるような教育研究を実施します。
地球と人類のより良い共存
地球の環境の理解に基づき、人間の生活を脅かす環境変化のメカニズムや、災害を軽減する技術を理解した人材を育成します。
自らの手で地球や宇宙を探求
野外での調査・観測など、地球のさまざまな姿に直接触れる実習・実験を行います。卒業研究では、学科に密接に関係する施設である、地震火山観測所、寒地気象実験室、Xバンド気象ドップラーレーダーなども活用し、宇宙や地球の未知の領域に迫ります。
取得できる資格・免許
- 中学校教諭一種免許状(理科)
- 高等学校教諭一種免許状(理科)
主な専門科目
- 理工系の数学
- 微分積分学
- 力学
- 電磁気学
- 化学概論
- 地球環境学概論
- 地質学
- 気象学
- 地震学
- 天文学
- 気候システム学
- 固体地球物理学
- 地球熱力学
- 地球流体力学
- 環境地球化学
- 古環境学
- 岩石・鉱物学
- 資源地質学
- 火山地質学
- 防災気象学
- 空間情報学
- 防災工学
- 相対性理論
- 宇宙物理学
※他に実験・実習・演習があります。
沿革
1965年4月 | 昭和40年 | 文理学部改組により、理学部(数学科・物理学科・化学科・生物学科)設置 |
1976年4月 | 昭和51年 | 理学部に地球科学科設置 |
1977年4月 | 昭和52年 | 大学院理学研究科(修士課程)設置 |
1981年4月 | 昭和56年 | 理学部附属地震火山観測所設置 |
1988年4月 | 昭和63年 | 理学部寒地気象実験室設置 |
1997年4月 | 平成9年 | 理学部、農学部改組により、理工学部設置 |
2002年4月 | 平成14年 | 大学院理学研究科改組により、大学院理工学研究科(修士課程)設置 |
2006年4月 | 平成18年 | 理工学部学科改組により、地球環境学科設置 |
2016年4月 | 平成28年 | 理工学部学科改組により、地球環境防災学科設置 |
リンク:弘前大学の沿革
大学院の指導
理工学部地球環境防災学科担当で、博士前期(修士)課程の指導資格を有する教員は、大学院理工学研究科地球環境学コースを担当していましたが、2020年4月入学生から、コース名が地球環境防災学コースとなりました。また一方で2020年4月から、弘前大学に大学院地域共創科学研究科(修士課程)が設置され、地球環境防災学科の現在の担当教員は、修士課程では、理工学研究科地球環境防災学コース担当と地域共創科学研究科担当に、分かれています。
博士後期課程を含め教員の担当大学院は、教員・研究紹介のページをご覧ください。
関連施設
- 下北半島東岸でピローロープを観察し、かつてこの地域が海底であったことなどを学んでいます。
- 地震で被災した建物の安全性を調べるために、実際の建物の骨組を変形させて性能を測定しています。
- 積雪の特性を高さごとに計測することで、雪崩や融雪洪水の危険性予測に役立てます。
- 微振動を利用して地下構造を推定するために、地震計を設置しています。
- 大学院生が実際の観測オペレーションに参加しています。写真は観測装置の運用・データ解析の訓練を行っている様子です。