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研究概要Researches

再生可能エネルギーは、環境性に優れているもののエネルギー密度が低くコストが高い。また、現在の生活様式を継続する中でエネルギー需要をまかないきれるものではない等の欠点もあり、再生可能エネルギーを中心としたエネルギー社会システムの構築には相当な時間を要すると考えられる。さらに、国や地域によって気候条件が大きく異なり、再生可能エネルギー資源やエネルギー消費構造も異なることから、化石燃料依存型社会から自立した地域循環型社会へ転換するには、地域特性に応じた適正技術の選択・開発及び最適なバランスを有するエネルギーベストミックス利用システムの構築も不可欠である。

本研究部門では、地域資源を活かし、北国に対応した持続可能な低炭素エネルギー社会の実現を目標として、産学官連携の推進を図るとともに、下記の図に示す通り、バイオマスと燃料電池を柱とする基礎研究からエネルギーのベストミックス利用システム技術の研究まで一貫した研究開発を展開している。バイオマスなどの自然エネルギーと燃料電池を組み合わせる新しい技術は、エネルギーベストミックスに役立つだけではなく、特に積雪寒冷地における地産地消型グリーン・イノベーションなどにも役立つ重要な課題である。

Renewable energy resources are benefit to our environment but behave low energy density, high cost and instability of the supply so that they are still difficult to be used in a large-scale for the realization of low carbon society to date. Therefore, the development of advanced technologies for the application of renewable energy resources and the best mix of them with the energy conservation in accordance with the regional characteristics are essential. Development of innovative green technologies for the combination of fuel cells with various renewable energies such as biomass could especially contribute to the best mix of energies in snowy cold regions by the maximum use of the local energy resources. In our group, biomass, fuel cells, and the best mix of the both are main research topics. It is expected to achieve our objectives with the cooperation of affiliated local government, industries, domestic and overseas` academic organizations.

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