真空状態から大気圧へ
ここでは、真空状態から外気圧に戻す作業をします。この時も前の作業の手順同様、扱う箇所・全体の原理を知ってから
作業に入りましょう。
<機具の操作>
@ 電離真空計(デュアル真空計)のPOWERをOFFにする
デュアル真空計・1番上のユニット向かって左側にあります
デュアル真空計・・・通常は赤で記しているところしか用いません。
A TMP(ターボ分子ポンプ)のSTOPボタンを押す。
上から3番目のユニット・排気操作パネルにあります・・・この時、"OPERATION"の1番上の元から点灯している
「ROTATION」(ロータの定常運転表示灯)に加えて、「BRAKE」(ロータの減速表示灯)が点灯していることを確認する。
また、その後、5分ほどで「ROTATION」と「BRAKE」の両方が消えるので、それを確認します。
TMPコントロールパネル・・・上から3番目のユニット・排気操作パネルにあります。*"赤"で書い
てあるところがこの段階で主に用いるところです。
B RP(ロータリーポンプ)をOFFにする。(注)参照。
(注): この時、逆の手順でも紹介したように、チャンバー内部の圧力が低いときには、RPの中の油が逆流する恐
れがあり、大変危険です。十分注意しましょう。
RP(ロータリーポンプ)OFFスイッチ・・・上から3番目のユニット・排気操作パネルにあります
*"赤"で書いてあるところがこの段階で主に用いるところです。
C リークバルブを開ける。
このとき、緩めるのは少しにしておく(少し開くことによってバルブは開きリークすることが出来ます)。
1度に空気が入ってしまうと装置に負荷をかけるので、あまり1度に緩めすぎないようにしましょう。
リークバルブ・・・チャンバーの側面にあります
真空状態にするには(マニュアル)