最近の PC-UNIX の流行を受けて、関連書籍が多数出版されるようになりました。 そこでここではタイトルに `FreeBSD' を含む書籍をまとめてみました。
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書き込まれたコメントを読むことができます。(1998-02-22運用開始)
((なるべく)発行順: 書名、著者、発行所、発行日、ISBN、価格、付録など、 rmiya による独断的コメントなど)
えっと、これも題名には FreeBSD の文字はないけど、Linux本といっしょに出たし...
内容は FreeBSD も扱っているし...
これでカーネルリコンフィグの方法を学んだし...
1FD BSD などというお茶目なシステムの構築にも挑戦している。
続編を期待します (-> あるのか ?)。
NEC-PC98シリーズ版 (2.0.5版、2.1.0版、2.2.2版)、インストールと簡単なUNIXコマンドの解説。
AT版(2.1.5版、2.2.6版)も出ている。
FreeBSD 入門キット Official ホームページ
ほんとにお気楽な、インストールだけの本。
Linux版もあったが、ネットワーク上で非難が集中した。
FreeBSDで利用できる種々の(ほんとに種々の)フリーソフトを紹介。
改訂版も出ました。
ソフトバンクの月刊 UnixUser 誌の連載をまとめたもの。
連載自体はまだ続いているようだ。
著者のページ
FreeBSD開発チームに参加している人も著者に加わっている。
しっかりした内容のために、入門者から中級(?)まで、
FreeBSD使いの標準テキストになった。
すぐにNECPC98版も出た。
徹底入門とほぼ同時に出てその内容に期待されたが、普及度は今一歩で惜しまれる。
サポートページと
アスキーの書籍データページ
FreeBSD 上のフリーのゲームソフトで遊ぼうという企画。
好評だった技術評論社の雑誌`SoftwareDesign'の1997年4月号の特集と、
載せきれずに次号以降にまわった記事を単行本化。
フリーのOSに、市販のアプリケーション!!
PC-UNIX用のかな漢字変換サーバ `Wnn6 for Linux/BSD' の発売を受けての企画かな。
付録のドキュメント:WebサイトとFTPサイトのリンク集、Wnn関連用語集、
日本語文字コードの国際規格について、は、一読の価値あり。
FreeBSDに標準でついてくる電子ドキュメント
`ハンドブック'の
和訳(これもパッケージでシステムに付いている)を書籍化。
ローカルファイルならこちらかな。
基本とTips、とうたっている。スクリプトでFreeBSDを活用しようという本。
すべてのソースが付いてくるフリーの PC-UNIX ならではの本。
カーネルハックやデバイスドライバの作成のガイド
(だと思う、そこまで時間と能力無いもので...)。
`インストールの特効薬'と、帯には書いてある。
Software Design 誌で好評連載の ``BSD倶楽部'' が書籍になったんだそうだが、
でも本書のどこにもそんなこと書いてないなぁ。
著者の時乗さんはもちろんその連載をまだ続けてるようだけど。
主婦の友社のページで新刊書籍の案内はこっちだけど、どのジャンルなんだろう?(3/14)
で、この本については、FreeBSDサーバとしてDOS/V版、PC98版と、
Linux版(正確には`Linuxサーバ構築入門'だけど)がでてましたね。
SOHOにおけるにわかネットワーク・さーばー管理者のために、
DNS, mail, WWW サーバについて解説。
本書の始めに、SSデザイン株式会社インターネットサーバー導入計画、
インターネットサーバー導入のための見取り図、などを示していて、
具体性を持たせているようだ。
内容については...画面をいちいち示すなど、ちょー具体的。
インストール本の次はネットワーク本のラッシュだね。
データベースサーバの構築が、他に例を見ない内容かな。
かなり未来から来た本(?, 1998-05-11記)。
FreeBSD に何が期待されているかを、ネットワーク本のラッシュが示している。
しかしこの手の本は、本当に FreeBSD specific な内容か ?
Chap.1 で Free な UNIX について紹介している。
「日曜大工のような楽しみ」というコトバには賛成できるが内容は ?? だし、
「老朽化したマシンでも FreeBSD なら現役」とは、強調しすぎると貧乏人がいじけているようにしか聞こえない。
Chap.6 でのファイルサーバに WindowsNT やいわゆる WorkStation ではなく
FreeBSD を使うことの理由づけなど、発想が少しズレているのでは ??。
ネットワークサーバを作ったら、次はアプリケーション編ということかな。
上の方にある 一條博著「快適インターネット料理学」の発展形(?)、
とゆーか、市場にはデータベースサーバに対する要求があるんだろうなぁ。
タイトルに FreeBSD の文字は含まれないけど、対象としている フリー UNIX として
FreeBSD が考慮され、表紙にも記載されている。
中上級向のネットワークサーバー構築ガイド。
いまさらの感もあるが、中上級向というところがポイントか。
qpopper サポートページ
Linux 版と並んでた。
2.2.8-R 版が出たよ。(1999-03)
FreeBSD 友の会メンバー 11名による、最新の入門書。2.2.6R を対象にしている。
徹底入門を継ぐのはこれかな。
毎日コミュニケーションズによる FreeBSD 関連 WWW ページはこちら。
で、「2.2.7-Release 対応」の、いわゆる改訂版も出た(1998-10)。
でも、内容のどこがどう改訂されたのか疑問だし、前書きなどにも記述がない。
増刷と違ってわざわざ改訂版を出す意味は何なのかわからない。
FreeBSD 友の会 jpman プロジェクトが翻訳した日本語マニュアル、
2.2.7-RELEASE の section 1(一般コマンド)。
徹底入門の続編登場 !! (表紙カバー折り返しによると、更なる続編が予定されているようだ。期待して待とうっと。)
FreeBSD 友の会 jpman プロジェクトが翻訳した日本語マニュアルの第 2 弾、
2.2.7-RELEASE の section 5(ファイルフォーマット)および section 8 (システム管理コマンド)。
そりゃあ確かに 3.0 がもっとも新しいバージョンだけど。
このバージョンは、それなりにわかっている人や新し物好きだけにしといた方が
いいって、リリースノートにも書いてある。
初心者向けも含めて、安定して動作させるには 2.2.8 の方がいいと思うんだけどなぁ。
あんまり次々に改訂版を出すのも、売らんかなの商業主義に見えてしまって、
いやだなぁ。
著者によるサポートページ
最新のリリースをインストールするための最小キット。
他に FreeBSD の書籍を持っている人が、システムだけを新しくするのに最適。
または、これから FreeBSD に挑戦しようとする人が、
最新のリリースを手軽に入手するのに最適。
後者の場合には、(html 形式のドキュメントが CD-ROM に入っているそうだが)
インストール後の運用・活用について別の書籍が必要と思われます。
(あ、「インストール & 活用マニュアル」を見ればいいのか)
3.1-Release 版 がでたよ。(1999-04)
PC-UNIX にとってはちょっと目新しい感じの企画だが、出版社の Webサイトを見ると、
ビジネスマン向けのハウツー本を多く出版しているところのようだ。
ある意味で PC-UNIX が広く一般に認知されつつあるという事か。
内容に関しては ...
バグフィックス & 安定性増大の 3.1R が出たいまとなっては、
3.0R の本にどれだけ価値があるか疑問。
また、システムも 3.1R になってかなり変わったと聞くし、
この点からもお勧めしがたい。
タイトルに FreeBSD はないけど。
PC-UNIX のルーツのひとつ、386BSD のソースコードを開発者自らが詳細に解説。
ある意味でのバイブルか。
タイトルに FreeBSD はないけど、ここで扱っている Pocket BSD は、
実は Mobile Gear に移植/カスタマイズされた FreeBSD だ !
これこそ ソースコードが自由にいじれる PC-UNIX ならではの、
非常に興味深い企画だ。
あ、「BSD 256倍」の 1FD BSD の続編というノリかな。
バグフィックス & 安定性増大の 3.1R が出たいまとなっては、
3.0R の本にどれだけ価値があるか疑問。
また、システムも 3.1R になってかなり変わったと聞くし、
この点からもお勧めしがたい。
本書ではその最後(編集後記?)に 3.1R のことにかすかに触れているが、
ファーストインプレッションにとどまっている。
最新のリリース 3.1-R をインストールするためのキット。
著者によるサポートページ
I/O 誌の mook です。
「I/O誌なんて10数年ぶりだ。^^;」とは、教えてくれた小川さんの言葉。
私も全く同じですねぇ、8 bit 機が峠を越してからは 16 bit 機でゲームしたり
なんかしなくなっちゃいましたからね。
(PC-8001 は自分でマシン語のプログラム組んでたけど、
PC-9801 以降をいじってたのは大学の研究室のマシンだったし
... って、ぜんぜん書籍の紹介文じゃない f(^_^;; )
「C 言語を学ぶのに, 特定のプラットフォームに依存する必要はないんだけどなぁ」
というのが, 表紙を見たときの第一印象でした。
しかし中身を見ると, ファイルやディレクトリの管理・システム情報の取得・特に日付と時刻・画面とキーボードの制御 などの内容は,
(MS-DOS や Windows と違って) Unix 特有の内容であって, ちょっと便利。
さらにプロセス管理などにも触れてほしかった。
他にも, モジュール化・ソースファイルの分割コンパイル・make などの開発ツール
にも触れている。
言語の文法自体は別の書籍で見るとして,
「PC-Unix でのプログラム開発入門」といった内容になっている。
FreeBSD で使える多くのフリーソフトウェアを, ports/packages に沿って紹介する。
コンピュータで あんなこと・こんなこと をやりたいのだけれど,
そういうソフトってあるのかな ? と思ったときには, 本書または
こっちをどうぞ。
基本操作からフリーソフトのコンパイル・インストールまで。
サイエンス社らしい固い作りの本で情報処理教育のテキスト風でもあり,
PC-UNIX もここまで認知されたかといった感じ。
著者によるサポートページあり。
題名に FreeBSD は無いけど, 内容としては FreeBSD も想定されている。
OS インストール後の実践的使いこなしガイド, とのこと。
おまかせパックでまとめてアプリケーションをインストールして使っても良し,
必要なソフトを自分でインストールしてから本書での使い方を参考にしても良し。
(出版社から)重要な追加情報,
(個人的な)書評
やっとでました, 徹底活用 第 2 段 !! (まだ実物は見てないけど 1999-12-01; 12 月中旬に get しました)
小中規模ネットワーク構築の実践編。
ひさびさの FreeBSD インストール本 (MOOK だけど)。CD-ROM には, 現時点で最新の
リリースを収録 4.1-R & 3.5.1-R & PAO3 & (98)3.5R-Rev01 と豪華 !
初心者向けの懇切丁寧なインストール記事と, (日本に多いと言われている)
ノートユーザ向のインストール解説記事あり。
でも最大のウリは Jordan K. Hubbard & Warner Losh 来日時のインタビュー記事
でしょう (^_^)
前著 (このリストで [40]) の改訂版だそうだ。
入門者向けだと言うが, (実物はまだ見てないけど) こーゆー本って, 何かなぁ〜。
この手の本が必要だと感じる人って, 何か勘違いしていないかなぁ。
下にあるような Unix 一般の入門書の方が, 基礎がきちんと身について良いのに。
で, そうなれば (j)man コマンドと (j)man -k コマンドを駆使すれば,
コマンドレファレンス本はいらないというのが, やっぱり Unix の王道でしょう。
FreeBSD に特有のコマンドは, それはもうシステムに密着した管理作業用の
コマンドという事になるでしょう。
そういうレファレンスが必要な人は, もう入門者じゃなくて, すなわちもう自分で
いろいろと解決できるはずだよぅ。やっぱり (初心者向け) コマンドレファレンス本
なんていらない。
(独断と偏見に満ちたこのコメントは, 2000-12-22 に書きました)
はい, 実物を見てきました。ついでに買っちゃいました。
いわゆる基本コマンドのマニュアルのダイジェスト版 (人に聞けないゆにっくす〜)
かと思っていたら, これがおお違い。
もちろん最初の方にはそーゆーのもちょびっとあるけど, それだけじゃなーい。
いわゆる Unix 上での生活に良く使うコマンド/アプリケーションなんかも
ちゃーんと紹介している (LaTeX とかね :-)。
そしてなにより実物を見たら「細川達巳 監修」なんてあってブッとんでしまった,
Web ページにはそんなの書いてなかったのにぃ。
これじゃあ本のタイトルの付け方が悪いよ。ぐっすん。いぢめる ? (謎)
(2000-12-24 に追加しました)
いやーこのシリーズって, いろいろでてて (たぶん) ためになりそうだね。
前著もそうだけど, 実験・実習を通して学ぶって所が ネットワーク技術者 (のタマゴ)
に於いても理解の助けになりそう。
(非専門家の勝手な放言, 2001-01-26)
Software Design 誌に 1999-2001年にかけて掲載された記事をまとめたもの。
同誌と同じ体裁。
(4.3R 直前になって, 立続けに 4.2R の CD-ROM 付の雑誌やらが出てきた感じ。
布教に活用しよう。)
このリストの最初の本の改訂版です。題名に FreeBSD と入っていませんが,
内容の実例は FreeBSD 4.x をベースに, 必要に応じて BSD/OS 4.x でも
説明している (のだそうだ)。
以前の版に比べて, 内容的にかなり現在の状況に即して手が入っているなという感じ
(あくまで素人の印象)。
アプリケーションを使うだけから BSD の深みに一歩降りるのにいいかも。
いろいろ遊べそう。
「ワンランク上の FreeBSD ユーザを目指せ !」と副題がついてる。
インストールやら環境設定やらサーバ設定やらセキュリティやらと,
押さえておくべきポイントが一通りそろってる。
中身は ... すみません, まだ読んでません (2001-12-12)。
図解による説明はほとんど無いので, 一目で簡単にわかるというわけにはいかないが,
内容についてはしっかりと書かれているという印象を持った。
小グループ内での LAN の構築・Windows との共存に的が絞られているようだ。
最後に FreeBSD への支持表明がある。
「Solaris」「Linux」「FreeBSD」で作るユーザー管理環境 との副題あり。
やりたいことから, 必要なコマンドを調べる逆引き。
「FreeBSD をはじめよう」と題した入門者歓迎号かな。
ports の distfiles が DVD-ROM で付録についてるのが, ちょっと使いでがあるかも。
TrueType の DynaFont が 2 書体収録してあるのもお得かも。
ひさびさのインストール本とも言えるかも。
代表的なアプリケーションの解説記事もある。
まだ第一章に目を通しただけですが, 実はここが読みものとして力の
入ってるとこかもしれない。実体験レポートなど面白く読みました。
「FreeBSD編」などと書かれると, 続編があるのか ? と思ってしまいます。
しかし Software Design 誌の連載を元にしてたりするところから,
続編は多分なさそうですね。
内容については ... 書名そのままなんだけど。
他の書籍で扱っていないような, 細かな技を紹介している。
これはねぇ, ローカスもビミョーにはずしてくれるんだよね。
インストール本が最近無いので, こういうのを出してくれるのはいいんだけど,
どーして 4.5 と 4.6 の二つのバージョンを CD-ROM で付けるのさ。
タイトルどおりです。インストールからユーザー管理・サーバー管理までひととおり。
原書のうちバージョン 4.4 部分だけを翻訳編集したらしい。
......とすると, 原書おそるべし。
五年ぶりの大改訂で, BSD の魂も復活か。
とある買い方をすると, DVD とか メタルフィギュアなどがおまけでついてくる。
まぁそれはいいとして, 上と合わせて新たな標準書籍か。
こっちのほうが 4.6.2-RELEASE と最新版だけど。
ええとそれから, こっちの方がパーソナルな日常ユース向けっぽいですね。
エキスパート本その二。でもインストールから始まって, packages/ports による
アプリケーションの導入やイントラネットサーバの話や, その他にもいろいろ。
題名に FreeBSD は含まれていないけど, 対象としてはいる。
コマンドブックシリーズ。
題名に FreeBSD は含まれていないけど, 対象 OS (Linux/FreeBSD/Solaris) には含まれている。
「厳選されたコマンドを分野別にまとめました」
「基礎知識からインストール方法, 各種設定方法までコマンド以外の解説も充実」
......帯の宣伝文句より
4.7R, 5.0R が前提らしい。
デスクトップ環境の構築から, アプリケーションの活用。
サーバ構築やシステム管理とセキュリティのお話。設定ファイルの解説。
などと, インストールとその後の活用編。
DVD-ROM には 5.1R と設定済各種アプリケーション(らしい)。
FreeBSD 4.x/5.x 対応。中味は, かなりしっかりと書かれていると思われますが ... まだちゃんと見てません。
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FreeBSDでも使っているフリーソフトウェアの基本的なアプリケーションの解説。
著者(小山さん)のページと
正誤表。
古典的名著の一つ。sh プログラミングについても解説している。
Unix Magazine の好評連載「UNIXへの招待」の単行本。連載はまだまだ続いている。
上の続編。Unix におけるコマンドインターフェースの要、シェルについての解説。
My UNIX シリーズのひとつ。コマンドの解説ではなく、UNIX の仕組みを優しく解説。
上記の [a] の改訂版が出ました !!
最近の ML から、 [FreeBSD-users-jp 28487] [FYI] The Books I read (In Kanji)
灯台下暗しでした。Handbook にも 「25. 参考図書」 の情報があります。 あなたのマシンの ローカルファイル、または WWW ページなら こっち。
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2002-03-10: 現在は活動休止中
1999-09-19: 引っ越ししました。
1999-07-20: いよいよ OPEN ! (推薦図書情報を募集しています。)