訪れた展覧会

訪れたことのある 美術館・博物館 たち。

[*1] ぴあ 日本の美術館 建物の魅力で訪ねる全国 110 館, ぴあムック, 1995. [*2] 全国美術館ガイド, 美術出版社, 1999.



青森県立美術館開館記念展シャガール 『アレコ』とアメリカ亡命時代 : 青森県立美術館 (青森市)

バレー『アレコ』の舞台背景の幕を四つそろえているのが圧巻なわけだが, 衣装や演技の案などのスケッチも出品されている。 古いモノクロの映像も映していたけど, これがあのカラフルな衣装と背景で 上演されたなら, さぞ見応えがあったことだろう。 とはいっても, バレーとしてではなく動く色彩としてなのではあるが。
目玉のアレコホールでは, 幕がかなり高い位置に掲げてあったので, 観覧者の首が痛くなるのではないかな。

2006-07-16


いくつか観たような気がしますが, あとで補充します。

フェデリコ・エレーロ 展 ライブ・サーフェス : ワタリウム美術館 (渋谷区神宮前)

展示室の壁に鮮やかな色合いで描かれた樹のような, ふしぎ〜な生き物の目ような, そしてスカイブルーが, 面白くて良い壁面してました。 ワークショップによるふしぎーなのや, 休めるハンモックや, いろいろ。 要するにスカイブルーの色が良かった。

2006-01-07


名画の宝石箱 大原美術館 展 : 宮城県美術館 (仙台市川内)

内容は, まず児島虎次郎と満谷国四郎の作品。次いで西洋の絵画。 最後に日本の近代絵画。
とくに西洋絵画は典型的なものではあるのだが, 「大原美術館」の名前を冠したにしては, ちょっと期待ハズレで残念。 単に, エル・グレコの受胎告知に会えなくてがっかりしただけとも言うカモ。

2005-10-25


19 世紀のフランスとスコットランド スコットランド国立美術館 展 : 新潟市美術館 (新潟市西大畑)

有名どころの名前 (モネ, ドガ, ルノワール) もあったけど, ぜんたいに落ち着いた暗い色調の写実的風景画や人物画などが並んでいたのは, 土地柄のせいでしょうか ?

2005-09-24


庭園植物記 展 : 東京都庭園美術館 (港区白金台)

植物画の展覧会なんだけど, 図鑑としての植物画がたくさんあって, 純粋アートは少々 (の印象)。
明治期の植物図譜としての植物図は, 各々ていねいに描かれているんだけど, ものによって縁取り線があったり無かったりするのに気付いて, ちょっと面白かった。 版画の図鑑 (たぶん木版) の同じものであっても, 彩色されていたりいなかったりと, 個々の図版による違いもあって, だれがどうして ? と想像すると興味深い。 また, 南方熊楠の菌類の絵とともに, その隙間の紙面を筆記体の記述が ぎっちりとうめつくしているのがすごいなと。

2005-09-20


ドレスデン国立美術館展 --- 世界の鏡 : 国立西洋美術館 (上野)

ザクセン選帝候のコレクション。世界中の鏡のコレクションではない。 絵画・甲冑・刀剣・宝石・コイン・工芸品などなど, いわゆるお宝物。 でも会場に入って最初にある凹面鏡と地球儀や道具類が, 以外と面白かった。 また, 色々な記念のコインに刻まれている年号や紋章なども興味深かった。 物体を太陽光を集光した熱で融かすための鏡なわけで, これを展覧会の題名にとったのか ? いや, その他諸々のお宝が, 当時の世界を映す鏡だということにかけているのだろう。 もちろん美術品の中にも, フェルメールとかレンブラントなどが含まれている。 レンブラントが高く評価されていたために, 当初はフェルメールの「窓辺で手紙を読む若い女」がレンブラント風の作品と 見られていたというのが面白い。 いつの時代も, 高名な名前を借用してハクを付けようということか ?

2005-08-17


フランス国立ギュスターヴ・モロー美術館所蔵 ギュスターヴ・モロー展 : Bunkamura ザ・ミュージアム (渋谷)

神話や古典的物語を題材にとった, 瞑想的・幻想的な, そして象徴主義的な作品多数。 描かれている物の意匠を解読しつつ見ちゃいそう。 「サロメ」の『出現』なんかが有名かと。

2005-08-16


特別展 琉球の美 : 日本民藝館 (目黒区駒場)

沖縄の, いや琉球の, 着物・焼き物などなど。 着物の柄など, 個別の意匠は日本的な物にもありそうなのに, 全体として見れば, なぜに琉球的なんだろうか ?

2005-08-16


奈良美智 From the Depth of My Drawer : 吉井酒造煉瓦倉庫 (弘前)

過去を総括して未来へっていう展覧会なんだけど ... あいかわらず 煉瓦倉庫がイイ味だしてるなぁ。

2005-05-08


まほちゃんち : 水戸芸術館 (水戸)

島尾伸三・潮田登久子・しまおまほの家族三人のコラボレーション展 なんだけど, まほちゃんのかあいい写真にノックアウトされました。

2005-01-04


マティス展 : 国立西洋美術館 (上野公園)

2004-11-14


フィレンツェ -- 芸術都市の誕生展 : 東京都美術館 (上野公園)

2004-11-14


正倉院展 : 奈良国立博物館 (奈良公園)

噂には聞いていたけど, 時期と場所が合わず, 観たことがなかったけど, 今回初めて観る機会を得た。 螺鈿細工の琵琶などのすばらしい工芸品とともに, おびただしい数の文書も展示されている。 それも書家などによる 名跡 ではなくって, 現代で言うところの行政文書, 土地や税の記録などなど。 確かに当時にとっては, 治める人民に関する記録というのは 重要な情報だったのでしょうね。

2004-11-07


洲之内コレクション展 気まぐれ美術館 : 宮城県美術館 (仙台市)

コレクション企画。 この洲之内コレクションは, 常設展示にコーナーをもうけて展示換えしつつ 公開されているが, その全貌を一度に見せるという企画。

2004-10-09


横山大観 「海山十題」展 : 東京芸術大学大学美術館 (上野)

海と山をそれぞれ題材にして各十題づつ, 合計二十の絵。 激しい波の絵や赤々と輝く太陽があるかと思えば, ぼうっと煙る空気感がまるで印象派のようだったりと, いろいろ。 めずらしく, マイベストが選べなーい。
しかし, 海と山を区切る展示室中央の仕切り壁に, 海と山 (富士) の写真を アレンジするとは, なかなか挑戦的だね。

2004-08-17


大英博物館の至宝展 : 新潟県立万代島美術館 (新潟市)

大英博物館は, 世界各地・各時代にわたってのお宝の集大成なので, こんなところで展覧会をやっても, それぞれちょびっとづつしか持ってきて 見せることはできない。 やっぱりオリジナルを見に行かなくっちゃ。

2004-08-15


ニューヨーク・グッゲンハイム美術館展 : Bunkamura ザ・ミュージアム (渋谷)

「モダン・アートの展開 --- ルノワールからウォーホルまで」という副題。 そもそも美術館の建物からしてアートしてるようだ。 著名なアーティストの作品が並べられているのだけど, わりとイイネって感じ。 ただ, 同じ作家の作品が複数あるときの並べ方は, どうしたもんかな。 時代・作風の変遷順か, ならべて見栄えのする順か。

2004-08-02


エルミタージュ美術館展 : 江戸東京博物館 (両国)

「サンクトペテルブルク古都物語, エカテリーナ 2 世の華麗なる遺産」という副題。 期待したほどたいしたことはなかったかなぁ。 まぁ, 宮廷女官が付けるためのバッジ(位階章)と, 黄金の馬車はさすがに豪華だったけどね。

2004-07-21


「ハピネス:アートにみる幸福への鍵」 : 森美術館 (六本木ヒルズ)

副題「モネ、若冲、そしてジェフ・クーンズへ」という開館記念展。 この美術館の営業時間が素晴らしいですね。立地からそうなるのかもしれないが。
で, 展覧会そのものよりも, そこへ至る前の路上や壁の村上隆のキャラクターの インパクトが強すぎ。これだけで充分「ハッピー」な気分になれるよ(笑)。 そういう意味で, ある意味不思議な展覧会だった。 なにせ「ある有名な作品を見せる」という展覧会ではないからだ。 また時代性・地域性・(同類の)作家群というくくりも通用しない。 まさしく古今東西の作品の寄せ集めで, 下手すると脈絡のないバラバラな感じを 受けてしまう。 個々の作品は, とりあえず立てられた章にそってまとめられてはいる, そして「この問い(いかにして幸福へ至るか)への鍵を、アートの中に、 みなさん自身で見つけてくださることを願っています。」とは主催者の弁だ。 もちろんそういう「幸福探し」というスタンスで展覧会を楽しみ, 気に入った作品を選ぶのも良いでしょう。 しかし, 個々の作品を超えたメタなレベルであるこの展覧会全体が, ひとつのインスタレーションというか作品なのではないかと, 観て回りながら, ふと感じたのであった。

2004-01-05


「YES オノ・ヨーコ」展 : 水戸芸術館 (水戸)

ジョン・レノンのパートナーだったことで有名だが, 実は彼女は前衛芸術家だった。 そう知っていても, 実際の作品を見るのは初めてだった。 基本的には面白かった, それをまず言っておきたい。 さてこの展覧会は, 回顧展として 1960 年代から現在までの作品を 展示しているのだが, そうねぇ, 昔の前衛的な作品の方が好みだな。 前衛的・思弁的なものが面白く, 鑑賞者が能動的に「考える」ことを 要求しているのだが, (海外の(当時のアメリカの ?)アートシーンにとっては) 「禅の公案」なのだそうだ, 西欧から見れば「オリエンタル・マジック」なワケね。 まぁそんな理屈づけなんてどうでもいいけど。
「スプーン」とか「青い部屋」とかが, まさに鑑賞者に挑戦しているようで 良かったけど, だいたい「青い部屋」なんて, 小部屋の形や大きさが展覧会場にあわせて 任意だったり, メッセージもメモ用紙を貼り付けるのか壁に書くのかが 任意だったりと, まさにコンセプトだけの作品であって, representation (表現) の 形式には全く無頓着というか, 意味を持たせないあたりもまた, 徹底的に既存のアートに対する挑戦だな─。 実は受信専用電話の前にいたときにオノ・ヨーコさんから電話がかかってきたら どうしようとか, ちょっと期待したりとか, ドキドキしてました (ニコニコ)。 また「想像の 5 セントを払って, 想像の釘を打つ」のエピソードにも感心した。

2004-01-04


ガウディ : 東京都現代美術館 (木場)

雨だったんだけど ...... どうしてあんな内容で, こんなに人がいるんだ ?? わざわざ木場まで出かけていくほどのこともなかったかなと, ちょびっと後悔。
展示は, ガウディの建築史的な年表パネルとちょっとした写真など, まあタイルなどの展示もあったけど, 正直言ってショボイものが 1F。 下へ降りて聖家族教会編。 まあドーム部分 (アーチ部分かな ?) の *実物大模型* もあったけど, いまいち全容をイメージさせるにはものたりない。 そして部分の(幾何学的な)模型と説明のミニ・ビデオの陳列。 正多面体・準正多面体は, 個人的には常識なので, 特に感心するほどのこともなし。 尖塔の形がチェーンをぶら下げた懸垂線 (の鏡映) と聞いても, なるほどとは思えど, (鎖の) 引っ張り強度と (煉瓦の) 圧縮強度はちがうやろ, とか突っ込みたく なってしまう, ゴメン。 そんなこんなで, 以上をきちんと解説した本があれば充分かなという感じでした。

2003-11-03


ゴッホと同時代の画家たち ゴッホと花 : 損保ジャパン東郷青児美術館 (西新宿)

バブリーな時代に安田火災が手にいれたひまわりを, 倉庫に隠さず^H^H^Hしまわずに ちゃんと見せている。えらいえらい。
一応 ``同時代の画家たち・花'' としていくつかの絵があったけれども, とりあえずはパス。今回の目玉はゴッホなので。
さて本題だが, 今回の展示は, 中央にルーラン婦人の画, 左右の翼にひまわりを 配した三幅対の祭壇画様の展示。 展示の発案はビンセントの弟テオへの手紙中の記述に由来するらしい。 ひまわりにしろルーラン婦人にしろ複数の絵があるとは, 正直言って知らなかった。 そのなかから今回は入手(手配)可能だったものを用いての三幅対。 それぞれの現在の所有者が異なるので, 異なった形式の額がついているところと, 額装のためにか絵の間隔が開いてしまっているのが, やや残念というか滑稽と言うか ... でも両翼のひまわりとしては, 黄色い背景のものを揃えることができたのには拍手。 三枚の絵はいずれも縦 1 メートルくらいの大きさで, 三枚並ぶとなかなかの見ごたえ。
ところで三幅対とは祭壇画の形式だそうだが, この様に並べたときには 中央に来るのはキリストとか聖母マリアとかのはずだ。 ビンセントにとってルーラン婦人ってどういう意味合いがあるのだろうかと 考えてしまった。

2003-11-02


ピカソ・クラシック : 上野の森美術館 (上野)

これまでの上野の森美術館での展覧会のイマイチ感からして, どうなることかとちょっと心配しつつも, とある事情もあって見に行きました。

キュビズムから一時的に写実的・伝統的画風の描写にかえった時代 (1914年(32歳)-1925年(43歳)) の作品展。 ロシア・バレエ団のオルガと結婚, 息子パウロの誕生と成長のころ。 「画家とモデル」から, この時代に入ったと言われるそうだ。 しかし絵そのものもキュビズムから古典的描写に戻ったと言われるが, 題材そのものも思いっ切り古典的だと言えるねぇー。 このころ舞台美術も手がけたりしているんだね。
そして息子のパウロをモデルとして描かれた「アルルカン姿のパウロ」や 「ピエロ姿のパウロ」などの絵が有名かも。 写実的なその絵を批判したかつてのキュビズム仲間たちに言ったという言葉が 素晴らしい (ビデオを上映していた)。 「過去の自分の真似をするくらいなら, 他人の真似をした方がましだ。 なぜなら, 新しい発見があるかもしれないからだ。」 常に新しい何かを求め, 模索しているピカソの姿勢がうかがえて興味深い。

2003-11-02


レンブラントとレンブラント派 聖書・神話・物語 : 国立西洋美術館 (上野)

東京都美術館の大英博物館展だけど, さすがに行列が長い長い。 12 時頃に現場に到着したら, 行列の末尾は 150 分待ちだって, やーめたっと。
始めのフロアはレンブラントの版画, 下に降りて絵画, 上がって 他人の (○○派というらしい) 絵画。 レンブラントの作品がもっとたくさんあるのかと思ったのにぃ。 同一テーマのレンブラント作と工房作の絵画の対比は面白かったのだが ......。 同じテーマのはずなのに細部の描写が全く違うために, 下手すると絵画の意図が 全く変わってしまうというオソロシサ。 工房って親方 (レンブラント) の元絵を単に模写・コピーするのでは無いのね。 こんな風に工房の(無名の弟子の)画家の意図が入るのでは, 工房作かレンブラント真筆かの議論が絶えないという話の, 理由の一端を見た気がした。

2003-11-02


土門拳 全仕事・傑作展 : 福島県立美術館 (福島市)

予想通りに, 面白かったよん。 アートというよりは, 社会・世相を切り取ったスナップ写真って感じのもの。 そうそう, 著名人のポートレイトってのがあって, これがなかなか良い味出してるもの。 古寺巡礼。などなど。 (美術館自体については別項)

2003-10-12


ヴィルヘルム・レームブルック展 : 宮城県美術館 (仙台市川内)

絵画というかデッサンもあったけど, まあ主として人物の彫刻なわけだ。 そうね, 静謐でいて繊細って感覚でしょうか。 この辺は奇しくも佐藤忠良と相通じるところがあるわけだが, でもやっぱりちがう。 やや細長くデフォルメされた感のある「ひざまずく女」や「立ち上がる青年」など, どこか超然とした態度とも受け取れる。 この人 (彫像のことです) は何を考えているのかなぁ, なんて, 見ながら考えちゃう。

2003-09-24


アレクサンドロス大王と東西文明の交流展 : 東京国立博物館 (上野)

まあ名称通りに, 「東西交流」という点に重点がおかれていたのかな。 でも展示の順序は西から東への方向で, *交流* という点ではややマイナスかな。
こっちを後に見ました, なんだ二館共通入場券があったのね。

2003-08-21


トルコ三大文明展 : 東京都立美術館 (上野)

ヒッタイト, ビザンツ, オスマンの三大帝国の栄華を堪能しました。 例の (?) トプカプ宮殿の金銀財宝がごっそり (怪盗に注意 (謎))。 そうそう, ヒッタイトの動物の形をした各種容器が実にユニークで面白い ! 大感激 !!
こっちを先に見ました, 一般にウケるのはこっちだろうな。

2003-08-21


荒木経惟 花人生展 : 東京都写真美術館 (恵比寿)

色鮮やかで綺麗 ...... かと思ったら, じつにアヤシイ。 成熟して腐爛しかかるところという, ひとひねりした時間帯を捕えている。 甘いベトリとした空気感が漂う展示だった。やはり只者ではない。

2003-06-04 記


ミレー 3 大名画展 : Bunkamura (渋谷)

わかりやすい写実主義, 自然主義。 素朴な農村を題材としつつも, ぐっとくるものもある。 何気ないスナップ写真にも良い表情を見いだすことがあるごとし。 (でも絵画なんだから, 画家は狙ってるよね。)

2003-06-04 記


棟方志功展 : 宮城県美術館 (仙台市川内)

以外とと言ったら失礼だけど, よかった。圧倒的な迫力に満足満足。 板画に彩色する感じは, ネブタ絵に通じるものがあるんだね。 彩色したものとしないものの両方が展示してあるものもあったけど, 色を付けると全然雰囲気が変わっちゃうね。たいしたもんだ。

観にいった日がアレなので, 人が多すぎたのが欠点といえば欠点かな。

2003-05-04


メトロポリタン美術館展 : Bunkamura (渋谷)

``ピカソとエコール・ド・パリ'' 有名どころではあるけども, そこそこイイ絵がたくさんあって, わりと満足。 2003 年版カレンダーとしてピカソものをゲット。

2002-12-30


ピカソ 天才の誕生: 上野の森美術館 (上野公園)

そうねぇ。ちょっとイマイチだったな。細々としたスケッチやデッサンや絵などを 列べられても, 描かれている絵はうまいというかそれなりというか, 作者の名前を伏せて見せられれば, 特別どうということはない。 描いた人の名前とその年齢を聞けば ふーん とは思うけども, それ以上では なかったな。小さいころから絵を描くのが好きだったんだねってことはわかったけど。

2002-09 ごろだったと思う


I don't mind, if you foget me. 奈良美智展 : 吉井酒造煉瓦倉庫 (弘前市)

ええと, 奈良さんは弘前出身なんだそうだ。 可愛いんだか気味悪いんだかよくわからない子供の絵を描く人なんだけど, そういった展示の方は, まあどうでもいい (ごめん)。 それよりも興味があったのが, 会場となった「煉瓦倉庫」! けっこう良い味出していて, 場所の使い方がとってもイイ。 もっとこういうのに活用すればいいのにぃと思ってしまった。

入り口から薄暗い裸電球に照らされた通路を直進し, 小さな扉を屈んで入ると ...... そこは巨大な黒い壁の空間 ! 木張りの壁がタールで黒く塗られているよう。 おそらく煉瓦の壁の内張りなんだね。 倉庫だったからか天井は少し高くて室内空間は広い。 (二階もあるらしいが, そちらは使われていない。) そういったゆったりスペースの中に, スポットライトに照らされて作品が置いてある。 作品についてのコメントはパス。

あとは次の部屋の明るいスペースの絵画がいくつかはいいとして, もう一つすてきだったのは, 三つ続きの部屋でのインスタレーション。 部屋の壁を塗ったり, ぬいぐるみをならべたり, もともとタイル張りだったりという 部屋が続いていて, その部屋を往来する出入り口の大きさも ちょうどうまい具合いに向うのの部屋が見える大きさで, ハマッテいた。

ものすごく壺にハマッタ場所 (会場) の使い方をしていたと思われ。

2002-08-25


ミロ展 : 世田谷美術館 (用賀)

雨など降っていてちょっとアレだったけど, まあそれは余談。 展示も落ち着いていて, わりとよかった。 で, 作品を観て思った「こいつはチャレンジャーだ」。 これらの作品は従前の絵画に対する挑戦だという感覚が, ひしひしと伝わってきた。

2002-08-11


マルク・シャガール展 : 東京都美術館 (上野)

ポンビドーセンター&シャガール家秘蔵作品
油彩画がたくさん。あまりハズレはなくて, わりと良かった。 必要以上に混雑していなかったし。
シャガールの造形や色彩の変遷が, その生活の変遷とともに移り変わる様子が わかって面白かった。

2002-05-26


カンディンスキー展 : 東京国立近代美術館 (竹橋)

予想してたよりも, いっぱい人がいたなぁ。 ま, 身動きとれないほとってもんじゃなかったけどね。 内容については, まあ満足かな。 気に入ったものと, それほどではないものと, いろいろ。
一応のメインとしていた作品, コンポジション は, 壁一面の大きな作品。 製作過程からの解説として写真を交えての説明には感心した。 Abstract な作品であっても, 構想や習作などを経て作られるものなのだなぁと (あたりまえかな ?)。

2002-03-30


ウィーンの春 : 宮城県美術館 (仙台)

クリムとからシーレまで, ウィーン分離派 1898--1918
おもしろいです。好きなもの・いいものがいっぱい。 来年 (2002 年) のカレンダーはこれ。
常設展の企画: 絵本の原画 も良かった。 小さいときに見た記憶があるものも ...

2001-11-25


シャガールの ≪アレコ≫ : 弘前市民会館 (弘前)

バレエのための舞台背景画。青森県が建設予定の美術館のために全四幕のうちの 第一・二・四幕を購入。開館はまだまだなので, 再会は数年後。 バブリーな時期に高額で購入したので物議をかもしたが, 実物を見て ... 美術品の価格って難しいね。 \\ ま, それなりのものではあったのだが, 壇上での照明や音響を駆使して ストーリー展開に沿っての解説が, わりと良くできていたんじゃないかな。 ああやって見せられると, その後に全面に照明をあてて大きな絵画作品として 鑑賞するのとはまた違った, それ以上の良さが生まれてくるようだ。 実際のバレエの公演として見てみたいなと強く思われた。\\

2001-09-30


世界遺産 ポンペイ展 : 江戸東京博物館 (両国)

古代ローマの時代にベスビオス火山の噴火に埋もれた町の発掘品から 当時の文化や暮らしを知る。 住民たちが逃げ出す暇もないほどの急激な火山活動にみまわれたせいで, 逆に人々の暮らしぶりがそっくり保存されているという歴史の皮肉。 最も驚いた発掘品は, 死者の石膏/樹脂による型どり。 夏休みとはいえ, ちょっと人が多すぎたのが難点。

2001-08-15


宇宙をデザインした建築家 バックミンスター・フラー展 : 神奈川県立近代美術館 (鎌倉)

化学者にとってはちょびっと気になる ``バックミンスター・フラー''。 その思想をラディカルにそして幾何学という誰にでも解りやすい手法で表現した 建築家。 というか, 日本語の「建築家」という言葉から受けるイメージとは全く次元が違う。 ダイマクション投影法による地球儀がほしいほしいほしい ...

2001-08-05


近代日本洋画の巨匠 黒田清輝展 : 宮城県美術館 (仙台)

湖畔や編み物などの有名どころの作品もあった。 構想画の啓蒙者としての姿もうかがえた。 先端をいく者としての自覚と使命感があったのだろう。
中でも感銘を受けたのが「智・感・情」(重文 !)。 パッと見には, 金泥の背景や常人離れした中央の人物の表情に違和感を持ったが, しみじみと見るに, かーなりのリキが入っている作品であって, 回りを圧倒している。 縦長の三枚組という形式は, 日本の (対になったりもする) 屏風絵の形式を 想起させた。

2001-07-24


汚名 --- アルフレッド・ヒッチコックと現代美術 : 東京オペラシティアートギャラリー (新宿初台)

私たちの潜在意識に隠されたもう一人のヒッチコック
``らしさ'' というものがあるという事は, 文法・パターンがあるということ。 ヒッチコック監督の持つイメージが, それぞれの作品に繰り返し現われるという事だ。 映画の方をちゃんと見なくちゃ。

2001-05-12


岡本太郎と戦後写真 日本発見 : 川崎市岡本太郎美術館 (川崎市, 向ヶ丘遊園)

岡本太郎が (フランスで) 民俗学を学んでいたとは, 正直いって知らなかった。 その目で日本を見つめ直し, その結果, 独自の表現を生み出したのだろう。 常識から掛け離れている/常識に捕らわれないと見られる岡本だが, 全くのゼロから何かを生み出したわけではなく, 基本はちゃんとふまえているという事だ。 また美術館の作り自体にも, 岡本の思想が色濃く反映されているのだろう。

2001-05-12


アントワープ王立美術館所蔵 黄金期フランドル絵画の巨匠たち展 : 伊勢丹美術館 (新宿)

そうねぇ, 可もなく不可もなく。普通ってとこかな。 図録の ``コピー'' に関するところは, 対応する展示は無くて論文のみなのだが, 内容/題材には興味を引かれた。

2001-05-11


華麗なる 18 世紀イタリア ヴェネツィア絵画展 : 上野の森美術館 (上野公園)

そうねぇ, 可もなく不可もなく。普通ってとこかな。 博物図鑑に並んでいる風景画のイメージ。

2001-05-11


スヌーピーとチャーリー・ブラウンの世界 -チャールズ・M・シュルツ原画展- : 小田急美術館 (新宿)

原画がいっぱい。良く見ると個人所蔵っていうことなのかな。額装もいいね。 人が多すぎ, みんな行列して原画脇の和訳を読み入ってるから, ちっとも歩みが進まない。なんとかしてよー。

2001-01-07


デ・キリコ展 : Bunkamura ザ・ミュージアム (渋谷)

今日のひとこと「人に歴史あり」。 グラフィックアート的なシュールレアリズムの代表作で知られるキリコだけど, その画風の変遷は二転三転, でもモチーフは一貫して古代ギリシャローマ風。

2001-01-07


BIT GENERATION 2000 テレビゲーム展 : 水戸芸術館 (水戸市)

ビデオゲームもまた, コンテンポラリー・アート足り得るのであろうが, この展示ではちょっとアレだなぁ。

2001-01-04


エドワード・ホッパー展 なつかしのアメリカ : 茨城県近代美術館 (水戸市)

中間色なんだけど暗くなくて, むしろ明るいのだが, かといってパステルカラー というわけでもない。 立体感を喪失した平板な, そしてなによりも透明感・静寂感がある。 アメリカの田舎の風景って, こうなんだろうなって感じ。

2001-01-04


四谷シモン 人形愛 : 宮城県美術館 (仙台市青葉区川内)

チラシの人形はちょっとカッコイイかなと思ったけど, もちろんそんな人形ばかり ではない。あやしい人形なんだけど, どこがどうアヤシイかというと, ムズカシイ。 機械仕掛けだったりすることもあるけれど, 特異な表情のせいで少年少女の人形には 全く生気が感じられない。不思議な空間に迷い込んだ感じ。
舞台芸術の方のコメントはパス。

2000-11-10


堂本印象の人物画 : 京都府立堂本印象美術館 (京都府北区)

堂本印象が描いた人物像を配置していたが, 初期から後期まで, 時代としては 大正から昭和までの全範囲をカバーする展示なわけだ。 印象画伯の, 常に新しい作風にチャレンジし, 作品を作り続けてきた執念・気迫を 感じるともに, 本人のデザインした建屋・部屋の配置・イス・階段の手すり・窓枠・ 扉 ... に包まれてみると, 飽く無き好奇心や遊び心が伝わってくるようだ。

2000-11-05


ゲイリー・ヒル 幻想空間体験展 : ワタリウム美術館 (渋谷区神宮前)

幻想空間といっても, そこはそれ, お伽の国ではなくて コンテンポラリー・アートである。 好き嫌いはあるだろうが, 私にとってはそれほど面白くはなかった。 チケットが, 会期中何度でも入場できるパスポート制なので, 機会があったらもう一度行ってみるかな。

2000-09-23


開館5周年記念 北杜夫展 : 世田谷文学館 (世田谷区, 京王線芦花公園駅)

予想以上にステキな展示だった。 生原稿や, 三島由起夫 (!) からのファンレター (!!) なども展示されていた。 ふぅむ, 北杜夫って, こんなに評判/評価が高かったのか。 『楡』のモデルになった青山脳病院のとてつもない規模にもびっくり。

またマンボウ的ユーモアも見られて (マンボウ・リューベック・セタガヤ・マブゼ 共和国出張大使館, 特別入国ビザ, 主席への手紙を書こうなど), 楽しかった。

2000-09-23


テリトリー:オランダの現代美術 : 東京オペラシティアートギャラリー (初台)

日蘭交流 400 周年。跳ねたり、揺れてたり、寝てみたり、空間を体感する展覧会。 トランポリンて結構難しい。砂場の陣取りゲームをやってみたかったな。 常設展の「幻想的な具象」に, なかなか面白いものがあった。

2000-09-22


ジョルジュ・ルオー展 : 出光美術館 (有楽町)

これだけ沢山の作品を (プライベート美術館で) 一度に見ることが できるとはすばらしい。 深みのある色使いと題材をキリスト教に取ったことからもイメージされる, ステンドグラス風の画面構成がすばらしい。

2000-09-22


日本美術の20世紀 : 東京都現代美術館 (木場)

明治期の日本の近代絵画の始まりから, 時代順に現代芸術まで, 一人々々の作家については一・二点だけだが, これだけ並べられると一応見ておくかな。 といった感じ (木場はちょっと遠いけど)。

2000-09-21


ダイヤモンド展 : 国立科学博物館 (上野公園)

すっごく久しぶりに「かはく」に行った。 ダイヤモンドの科学と世界の宝石の二部構成。入り口の手荷物・身体検査や会場内の ものものしい警備が, 「かはく」にはちょっと不釣り合い。 予想以上に人が多くてびっくりしたが, ほとんどの人が宝石目当てだと思われた。
科学面では, (いちおー化学専攻なので) 一般向けにはまああんなもんでしょう, という内容。みんな結構真面目に説明を読んでいたみたいだけど, どのくらいの人が わかっていたのかしら。ひとつ面白い説明は, 発光についてで, 曰く 「電子君はおやつを食べて元気になって階段を上り, きゃあきゃあ叫びながら 滑り台をすべっておりてくる」... なるほどね。(でも蛍光と燐光の区別の説明は 少しおかしかったよ) 個人的にはダイヤモンド鉱山の説明が, これまであまり知らなかったこともあって, 興味深かった。
さて宝石の部。すばらしいのだけど, 人が多すぎてじっくり堪能できなかったのが ちょびっと残念。ブルーダイヤモンドなんかが, 冷たく輝いていて麗しかった。
カタログのできもしっかりしていて良い。

2000-09-21


STILL\\MOVING, 境界上のイメージ 現代オランダの写真、フィルム、ヴィデオ: 京都国立近代美術館 (京都市左京区, 岡崎公園内)

古都京都にきて, わざわざコンテンポラリー・アートを観た。 いやいや待てまて, JR京都駅の新駅舎は何じゃ ? 吹き抜けの空間や, 上の方や裏の方の遊歩道など, それなりに面白い建造物では あると思う。しかし きちんとしたメンテナンスが必要そうだ。 十年後二十年後にはどう感じるだろうか ? 古都に相応しいだろうか ? そもそも京都に似合う駅舎とはどんなものだろう ?

それはさておき, 古都京都にきて, わざわざコンテンポラリー・アートを観た。 わざわざ``オランダ''である意味はよくわからなかったが, STILL\\MOVING という 意味では, MOVING に相当する動画作品に面白いものがあった。 だって, 動画のくせに静止している人物を映していたり, 延々とセリフを 述べていたり, いわゆる動画ならではの表現に真っ向から反対している。 STILL に相当する写真も, 説明的解説があって初めて意味がわかる ポートレイトとか。こんな見方ってヘンですか ?

2000-09-15


アムステルダム国立美術館所蔵 17 世紀オランダ美術展 レンブラント、フェルメールとその時代 : 国立西洋美術館 (上野)

すみません, ミーハーだなぁとは思いつつも, つい見に行ってしまいました。 最初は風景画, 次に版画で最後が人物画という構成の展示。 途中までは, 何となく精彩を欠いた感じで, ``レンブラント・フェルメール''の 名前を出せば人が呼べるという安易な企画に騙されたかな ? とおもっちゃった。 それでも人物画のパートになると, 生き生きとした躍動感というか, 艶 (つや) が出てきた。 でも, フェルメールの「恋文」をあからさまに強調した展示には失笑した。 もちろん作品そのものは, ある種の輝きを発しているようだった。 ソフトフォーカスの画面と, キラリと光る真珠のイアリングには降参。 それからもう一度始めに戻って, 画面に書き込まれている紋章や, 寓意の意匠を解読するのも一興だった。

2000-08-19


ピカソ 子供の世界 : 国立西洋美術館 (上野)

たくさんの作品を残している巨匠だと, いろんな切口から楽しめるんだね。 でも展示されている油絵のいくつかは, 絵の具を塗り残しているような所もあって, 必ずしも一つの作品として完成させようという気がないように思われた。 造形が出来れば, それ以上には興味がなかったということなのかな。

2000-05-25


ルーベンスとその時代展 : 東京都美術館 (上野)

いかにもなゴシック絵画。 今回の目玉である「ボレアスとオレイテュイア」は画面いっぱいを使った 迫力満点な人物と構図。しかし, 浮遊感はあるのに飛翔感がないという不思議。

2000-05-25


日本国宝展 : 東京国立博物館 (上野)

最終日でしかも日曜日に行ったのが悪かった。でも人が多すぎる。 もっとたくさんのお宝が見られると思ったのに, ちょっと拍子抜け。 会期中の展示代えをあまりせずに, なるべくたくさん展示すればいいのに。 また本館の方にも今次展覧会に出展しなかった国宝があったりして (?)

2000-05-07


Irving Penn : 東京都写真美術館 (恵比寿)

有名人の肖像写真のシリーズとファッション系が カッコよかった。

2000-01-x


大沢昌助・奈良岡正夫展 : 茨城県近代美術館 (水戸)

中村つね賞 (ご当地茨城県が生んだ近代洋画家にちなんだ賞, 高齢で活躍中の作家を対象にするユニークな賞) 記念。 変幻自在流 (大沢) とじょっぱりの画人 (奈良) との両極端な ふたりの展覧会。それぞれにおもしろい。 ちなみに奈良は津軽のじょっぱりであるそうだ。

2000-01-x


ゴッホ展 : Bunkamura ザ・ミュージアム (渋谷)

クレラー=ミュラー美術館所蔵。 珍しく (?) ヒマワリがいないゴッホの展覧会。 初期の物から死ぬ直前の物まで, ひとつながりの物として 作品 (郡) を見ることができたのは, 期待以上にたいへんに面白かった。 作風の変遷にも興味深いものがあった。
とくに筆づかいと色づかいに注目した。 ゴッホと言えば, 点描的な筆づかいと鮮やかな色づかいという 印象があったが, 改めてじっくり見ると, ことはそう単純ではない。

2000-01-x


皇室の名宝 : 東京国立博物館 (上野公園)

教科書に載るようなもの (聖徳太子像, 蒙古襲来絵詞) や, 近世以降は時代の匠の傑作を, 御下命・御用命・御用品として御買上・献上・御即位御奉祝 などなどして収集されたものなど。 それぞれに名品であるが, 数々のそれらを隠し持っているなんてズルイ。 国立博物館に寄付するなどして, 広く国民に公開すべし。

2000-01-04


日本ゼロ年 (Ground Zero Japan) : 水戸芸術館

なんかぁ〜, あそんでるってかんじぃ〜 ?

後に送られてきた図録もユニーク。 図録中の一部の写真が別に付いてきて, 自分でそれを張り付けろだって。 audience が主体的に作品と関係を持って初めて作品として成立するというのも 現代芸術 (contemporary art) の要素だね。

2000-01-04


学会があったので, ついでに美術館のハシゴ (謎)

煌めくプラハ展 : 世田谷美術館

ペインティングその他はあまり見所はなかった。 でも, アール=ヌーヴォーやアール=デコの ボヘミアン・グラスとアクセサリーがきれい ... なハズだったんだけど, 国立博物館のあとでは色褪せて見えちゃった。

1999-11


平成館開館記念特別展 金と銀 : 東京国立博物館平成館

かがやきの日本美術。
三十三間堂の千手観音や平泉の中尊寺金色堂の四天王像など, おいおいそんなものを 持って来ちゃって良いのかという展示もあった。 よその展覧会に比べて, やはり群を抜いた圧倒的な存在感・迫力があった。

1999-11


開館記念 芸大美術館所蔵名品展 -- 近代日本美術の原点 -- : 東京芸術大学大学美術館

見たことあるでしょ。教科書で。 ... というコピーなんだけど, ちょっとズルい。
40 分も並んで待つほどのものではなかったかな。

1999-11


オルセー美術館展 : 国立西洋美術館

予想以上に以外と良かった (期待が低すぎただけ ?)。 いいものはそれなりにいくつかあったけど, 展覧会場に入ってすぐの 目に赤い石をはめたカッサンドラの頭像には鳥肌がたった。 トロヤ王の娘で巫女のカッサンドラは, トロヤの街がギリシャに襲われて滅びるとの 不吉な予言をしたため, その言葉を聞くものはいなくなったとのエピソードが あったと記憶していた。 聡明な人物でありながら人々からは不吉だと忌嫌われる感じが, 強い意志を秘めた表情と, 赤い石を入れた目で表現されていたように感じられた。

1999-11


開館 10 周年記念 セザンヌ展 : 横浜美術館 (横浜, みなとみらい 21)

常設展はお休みで, 企画展のみ。 けっこうつまんなかった。巨匠といえどすべての絵が傑作ではないということか。 これは展示順などを工夫しても直りそうにないね。
横浜美術館は, 正面から見たらヨーロッパの宮殿風ではある。 また大きな吹き抜けのホールなどは広さと明るさ感とはいい。 でも細かな意匠などの装飾は無く, 形を模倣しただけかな, ここ[*1]にはすっきり感を出したと書いてあるし, ふーん 丹下健三設計なんだぁ。

1999-11



夏休みにいくつかの展覧会を見てきた。 振り返ってみると, メジャーどころには行かなかったのね。ちょっと残念かな。

イリヤ・カバコフ展 「シャルル・ローゼンタールの人生と創造」 : 水戸芸術館 (水戸)

斬新な企画だ ! (ネタばれになるので, これだけ)

1999-08-15


生まれかわった法隆寺宝物展 : 国立博物館・法隆寺宝物館 (上野公園)

改装記念展。エントランスがかっこいい。 重文・国宝級の展示物の豊富さに圧倒された。 入場者がいっぱいいて, 普通なら身動きとれないところだが, 並べ方・スペースの使い方がうまくて 大量の入場者にもかかわらずマイペースで見学できた。

その後, 東洋館に入った。フロア間の中階までもうまく使った展示室に感心した。 展示物も多くて, 満腹。 次もあるので, ミュージアムショップをのぞいてから退出する。

今回は本館 *以外* を見て回ったが, それだけでもたいそう時間がかかるし, 充分に満足できる内容であった。 おそるべし, 国立博物館。次は本館に挑戦するぞ。

1999-08-17


記憶された身体−アビ・ヴァールブルクのイメージの宝庫 : 国立西洋美術館 (上野公園)

上と違って, こっちはガラガラに空いていた。日本人って...
屋外展示のロダン・地獄門の免震工事と御色直しが終わっていた。すごい技術だ。
で, 問題の企画展。こんな企画展では客を呼べないだろーがっ。 いまは夏休み季節で, たくさん家族連れが上野公園にくるんだぞっ。 ということで, 要点は, 「趣味に走ってる」という大好きな展示でした。 でも展示を見るよりは, 帰ってから図録をじっくり読んで, また見に来たい感じ。
時間切れで常設展は回れなかった。残念。

1999-08-17


パサージュ:フランスの新しい美術 : 世田谷美術館 (世田谷砧公園)

私の現代芸術をおもしろがるのコンセプトにピッタリの展覧会。 ゆとりを持って鑑賞したいところである。 さらに時間の余裕があれば, 砧公園でゆっくりしたいところであった。

1999-08-18



仙台に行く機会があったので、定例どおりに県美に寄る。

−近代美術の精華− 日本美術院 創立100周年記念展 : 宮城県美術館 (仙台市川内)

水墨画での雨の表現に, 苦労のあとがうかがえた。

1999-07-xx



年度末に、いくつかをみる機会があった。

エルミタージュ美術館所蔵 イタリア・ルネサンス美術展 フィレンツェとヴェネツィア : 国立西洋美術館 (上野公園)

エルミタージュ美術館が所蔵するフィレンツェ・ベネツィアのルネサンス絵画・彫刻。 (当然だが)キリスト教に関する宗教画神話から取った題材が中心なので、 題材に対する興味の有無が出ると思われる。 しかし時代が下るとともに、調和に満ちてはいるが平板な表現の絵が、 しだいに写実的に、そしてダイナミックさとともに理想的にと 変遷していく様子は見て取れた。

1999-03-30


パリ・国立ピカソ美術館所蔵 ピカソ展 : 上野の森美術館 (上野公園)

数点は見るべきものがあった。 しかし、`ピカソ'の名前を出せば人を呼べるとでも考えたのだろうか、 という展覧会に見えたのは, 私が疲れていたせい ?

1999-03-30


ヘルムート・ニュートン写真展「ポートレート」 : 東京写真文化館 (赤坂見附)

初めてで, 場所がよくわかんなかった。 雑居ビルの 4F といった所でちょっとびっくり。
大胆なファッション写真で一世を風靡した写真家の、著名人を撮影した肖像。 かっこいい写真だ。かっこいい写真だ。かっこいい写真だ。 今回の展覧会のための図録がなかったのが残念だ。

1999-03-30


これより古い分は, 思い出しながら少しづつ補充していきます。

なぜ、これがアートなの? : 水戸芸術館

一般には「バカバカしい」「わからない」「びっくりした」「変だ」など、 ムズカシイと思われているらしいコンテンポラリー・アート。 それがどうした, いいじゃないか。 全員が等しく「美しい」と感じる必要はない。 ``何か感じることがあればそれでいいじゃん''と紹介していました。

1999-01 : 1999-08-30 記録


ホンマタカシ写真展 「東京郊外」 : パルコギャラリー (渋谷パルコ パート1)

写っているものは日本の都会の郊外の人・物・景色なのだが, 写真から感じられるドライな雰囲気は, まるで日本の景色じゃないみたい。

1998-12 : 1999-08-30 記録


日比野克彦展 「会いたい」 : スペース パート3 (渋谷パルコ パート3)

ま, こんなもんでしょ。

1998-12 : 1999-08-30 記録


アルヴァー・アールト 「20世紀モダニズムの人間主義」 : セゾン美術館 (池袋東口側)

母国フィンランドを中心に活躍した20世紀を代表する建築家なんだそうだ。 すっきりとしていてちょっとカッコいいデザイン。

1998-12 : 1999-08-30 記録


パリ オランジュリー美術館展 : Bunkamura ザ・ミュージアム (渋谷)

いかにも日本人受けしそうな企画だ。 いい絵だってことはわかるんだけどね、ちょっと不満だった。 人が多すぎたせい ? そんなにアリガタがるものか ?

1998-12 : 1999-08-30 記録


イタリアの光--クロード・ロランと理想風景 : 国立西洋美術館 (上野公園)

美術館本館の免震工事が完了しての, 新展示場開館記念特別展だそうだ。 これ, いつ観に行ったんだっけ ?
「どこが・どう」理想なのか, 古典絵画や図像学をもとに読み解くと面白いかも。

1998-秋 : 1999-08-30 記録


シャガール展 : 大丸ミュージアム (大丸・東京駅)

東京駅八重洲口・大丸デパート 12F。 大判のタぺストリー「生命」が, にぎやかな絵柄だし, サイズも大きくて圧巻だった。

1998-08 : 1999-08-31 記録


知られざる科学技術者 レオナルド・ダ・ヴィンチ展 : 東京ステーションギャラリー (東京駅丸の内口から出て2階へ)

レオナルドの手稿による機械・機構の設計図とそれにもとづく模型の展示。 (手稿は複製である。)
羽ばたきの模型などはほとんど等身大であり, その重さからも飛ぶのは無理だろうと思わせるものがある。 紙上の空論 (?)

1998-08 : 1999-08-31 記録


ピカソ展 --偉大なる天才の秘密--: Bunkamura ザ・ミュージアム (渋谷)

こっちのピカソ展の方がはるかにできがいい。 ピカソの画風の変遷をたどりながら, いかにしてキュビズムに至り, 彼が何をめざしていたかを示している。 横顔と正面顔を合わせたような一連のドラ・マールの肖像や, 一気呵成に描いたであろうヘレナ・ルビンスタインの肖像の素描などから, ピカソ独特の顔がめざしている方向性が見えていたような気がした。

1998-08 : 1999-08-31 記録


森村泰昌・空装美術館 絵画になった私 : 東京都現代美術館 (木場)

「なにをばかなことを」と思う人もいるかもしれない。 そういう方には, 『踏みはずす美術史; 講談社現代新書』を読め。
モリムラ氏の作品を鑑賞するに, アートを面白がる。 装うためには, その作品を徹底的に分析して理解しなければならない。 そしてそこにヒトヒネリ加えることで, モリムラ氏の独自の空間があらわれる。

1998-05 : 1999-08-31 記録


メディアローグ 日本の現代写真'98 : 東京都写真美術館 (恵比寿ガーデンプレイス)

ごめん, あんまり覚えてないんですけどぉ。

1998-05 : 1999-08-31 記録


20+1 中国現代芸術展 融合と差異 : 国際交流フォーラム (赤坂ツインタワー 1F)

メディアとしての中国紙や, 墨跡の技法を用いたりしたところは, チャイニーズかなとちょっとだけ思った。 でも世界巡回展の看板からすると, 世界レベルの普遍性や 中国人としての固有性はあるのか ?
ま, ありがちなものから, ちょっといいものまで, いろいろありました。

1998-05 : 1999-08-31 記録


ハーグ市立美術館所蔵 モンドリアン展 : Bunkamura ザ・ミュージアム (渋谷)

赤と黄と青と黒のあるコンポジション といった 抽象画などで有名なモンドリアンの回顧展。 具象から抽象への模索がうかがわれる。

1998-05 : 1999-08-31 記録


伊能忠敬展 : 江戸東京博物館 (両国)

約180年前という時代に, 伊能図の精密さと測量技術に感動した。 ただ, 当時の日本には受け皿となる技術や文化の基盤がないので, 一代限りの偉業であった。

1998-05 : 1999-08-31 記録


ヨーロッパの至宝 ケルト美術展 : 東京都美術展 (上野公園)

金細工の豪華さと精巧さがすばらしい。 このイメージでケルト系ファンタジーを読み直すとしよう。

1998-05 : 1999-09-16 記録


「移動する整地」展 テレプレゼンス・ワールド : NTT インターコミュニケーション・センター (ICC) (東京オペラシティ・初台)

箱を作ってテクノロジーを詰め込んでも, いい展覧会/ミュージアムには ならないってこと。見せ方が最悪。参加型なのに, どう楽しんでいいのかわからない。 ユーザ・インターフェイスが悪い ?
ついでに新国立劇場について。ある意味で文化の発信地・中心地をめざすべき 施設なのに, 人間のアクティビティが全く感じられない。

1998-05 : 1999-09-16 記録


ジェフ・ウォール展 : 水戸芸術館

ただの写真ではない。徹底的に作り込んだ風景や場面を撮る。

1998-01 : 1999-09-16 記録


オーストリア建国1000年記念展 ハプスブルク・帝国の栄光と遺宝 : 仙台市博物館 (仙台市川内)

やはり中世の騎士の甲冑の迫力にたまげた。 あんな分厚い鉄の塊を身にまとっていたとは...

1997-秋 : 1999-09-16 記録


リングリング美術館とボブ・ジョーンズ大学コレクションによる 光と闇 華麗なるバロック絵画展 : 宮城県美術館

神話や宗教画に題材を取りながら, 人物とその動きを, ダイナミックにそして誇張して描く。 劇的情景空間。

1997-秋 : 1999-09-16 記録


近代陶芸の文人 河合卯之助展 : 宮城県美術館

造形よりも彩色にすぐれ, 色使いが綺麗だった。

1997-秋 : 1999-09-16 記録


参議院50周年記念特別参観 : 参議院 (千代田区永田町)

憲政の中心地というよりは, 大正・昭和初期の建築物としてみると, あちこちに配置された意匠・装飾が面白い。

1997-05 : 1999-09-16 記録


江戸東京博物館 (両国)

常設展にいった。地上 5, 6 階にあんな町並みを作らなくったっていいのに。 博物館の建て屋としては非常に入りにくい。 でかくて奇抜であればいいというもんじゃあないのに。

1997-03 : 1999-09-16 記録


Views of the Pearl River Delta; Macau, Canton and Hong Kong : The Hong Kong Museum of Art (香港)

欧米列強に植民地支配された 18-19 世紀ごろの風景画など。 返還直前企画かな。

1997-01 : 1999-09-16 記録


ロバート・メイプルソープ展 「ポートレイト・花・ヌード・セックス」 メイプルソープ芸術の全貌 : 三越美術館 (新宿)

国内で二度目のメイプルソープ展。実は前回のものにも行ってる。 やっぱりすごい。

1996-12 : 1999-09-16 記録


デイヴィッド・リンチ展|DREAMS : パルコギャラリー (渋谷パルコ パート 1)

何だっけ, ツインピークスの TV 版が大流行して, 映画もできたってころだっけ ?

1996-12 : 1999-09-16 記録


世紀末ヨーロッパ 象徴派展 : Bunkamura ザ・ミュージアム (渋谷)

描かれている題材は, 題材そのものであってそれ以上でもある。 神秘的・幻想的な中に題材以上の意味が込められているのかも。 図像学的に読み解くと何が見えるのだろうか ?

1996-12 : 1999-09-16 記録


開館15周年記念 カンディンスキー&ミュンター 1901-1917 : 宮城県美術館

大づかみの造形と大胆な色彩がマッチして好感が持てる。

1996-秋 : 1999-09-17 記録


ジム・ダイン展 --身体の比喩 : 宮城県美術館

ペインティング・彫刻・ミックストメディア などあらゆる技法を駆使して 身体を表現するのだが, 独特のヒネリが効いている。

1996-秋 : 1999-09-17 記録


近代都市と芸術展 / 未来都市の考古学 : 東京都現代美術館

えっと, 図録を見てもどんな展覧会だったか思い出せない。ごめん。

1996-08 : 1999-09-17 記録


ダニエル・ビュレンヌ展 透きとおった光 : 水戸芸術館

水戸芸術館の展示室と, テラスや屋上, 建物の窓, 中庭の広場, そしてさらに街へ出て商店街のアーケードまでをも展示会場とした, 全体が作品といえるかも。 発想の奇抜さは面白いが, 作品のできは...まあまあかな。

1996-08 : 1999-09-17 記録


ロトチェンコの実験室 : ワタリウム美術館 (渋谷)

グラフィックや写真その他の分野でロシア・アヴァンギャルドを作った。 ちなみに, 当日なら再入場可という美術館もうれしい。

1996-05 : 1999-09-17 記録


原美術館コレクション展 / 土屋公雄 --虚構と記憶 : 原美術館 (品川)

特にこれが見たいとかいうのではなく, 原美術館そのものを見に行ったようなものだ。

1996-05 : 1999-09-17 記録


身体と表現 1920-1980 ポンピドゥーセンター所蔵作品から : 東京国立近代美術館 (竹橋)

これも, 図録を見てもどんな展覧会だったか思い出せない。ごめん。

1996-05 : 1999-09-17 記録


ウィリアム・S・ベイリーコレクション ニューヨーク近代美術館展 : 上野の森美術館

いい絵は並んでいたが, あの規模で MoMA を名乗るとはと怒っている人もいた。

1996-春 : 1999-09-17 記録


イサム・ノグチと北大路魯山人 : セゾン美術館 (池袋)

彫刻と陶芸 という言い方をすると不思議な組合わせだ。

1996-春 : 1999-09-17 記録


魅惑の 19 世紀フランス絵画 ナント美術館展 : 福岡市美術館 (福岡市中央区大濠公園)

観に行ったことすら覚えてないぞ。 19 世紀フランスのサロンは世界美術の中心舞台であった。

1996-[12] : 1999-10-10 記録


映画伝来 シネマトグラフと明治の日本 : 渋谷区立松濤美術館 (渋谷区, 井の頭線神泉駅)

えっと, 内容自体はそこそこだったけど, それよりも 美術館それ自体が (区立にしては) わりとよかったかな。

1996-1 : 1999-10-10 記録


桑原甲子雄 写真展|東京・昭和モダン : 東京ステーションギャラリー

街の風景や人々の (今で言うところの) スナップ写真。

1996-1 : 1999-10-10 記録


ピカソ 愛と苦悩-ゲルニカへの道 : 東武美術館 (池袋)

本物を持ってくるわけにはいかないが, 製作過程を写真でたどるとともに, 壁いっぱいの実物大模型には圧倒された。

1996-1 : 1999-10-10 記録


ドナウの夢と追憶 ハンガリーの建築と応用美術[1896-1916] : 東京国立近代美術館 (竹橋)

オーストリア=ハンガリー二重帝国時代のハンガリー・アールヌーボー

1996-1 : 1999-10-10 記録


ジェームズ・タレル 未知の光へ 水戸芸術館開館五周年記念 : 水戸芸術館 (水戸)

光や空気をもひとつの画材にした。

1996-1 : 1999-10-10 記録


芸術の危機 ヒトラーと退廃芸術 : 宮城県美術館

1995-秋 : 1999-10-10 記録


常設展 : 福岡市美術館

県展・常設展 : 北九州市立美術館

磯崎新の建物自体も Good

1995-秋 : 1999-10-10 記録


エルミタージュ美術館展 19-20 世紀フランス絵画 : 茨城県近代美術館 (水戸)

1995-初夏 : 1999-10-10 記録


レオナルド・ダ・ヴィンチ人体解剖図 エリザベス二世女王陛下コレクション ウィンザー城王立図書館所蔵 : 東京都庭園美術館 (JR 山手線目黒駅)

レオナルドの自筆の図版やメモ (実物 !!)。精密で詳細な図版に驚く。 朝香宮邸もいい。

1995-初夏 : 1999-10-10 記録


印象派・近代美術の常設 / 特別展示 青木繁 : ブリジストン美術館 (東京駅八重洲口)

久留米の石橋美術館にも行ってみたい。

1995-初夏 : 1999-10-10 記録


アンソニー・カロ : 東京都現代美術館 (木場)

1995-初夏 : 1999-10-10 記録


昆野恒展 現代彫刻のパイオニア : 宮城県美術館

公共彫刻・環境造形。仙台駅前の青葉の風。

1995-春夏 : 1999-10-10 記録


彫刻家 ダニ・カラヴァン : 宮城県美術館 (仙台)

時間・空間・思索。美術館のエントランスに白い列柱ができた。 遠近法のトリックがあるのではないかと, 個人的には疑っている。
朝倉文夫展, 佐藤忠良記念館アートホール。日本の近代具象彫刻。

1995-春 : 1999-10-10 記録


デイヴィッド・リンチ展 DREAM : パルコギャラリー (渋谷パルコ パート1 8F)

ペインティング・ドローイング・写真

1996-12-30


ロバート・メープルソープ展 : 三越美術館 (新宿)

「ポートレイト・花・ヌード・セックス」メープルソープ芸術の全貌

1996-12-30


世紀末ヨーロッパ象徴派展 : Bunkamura ザ・ミュージアム (渋谷)

1996-12/1997-01


参議院 50 周年記念特別参観 : 国会議事堂 参議院 (永田町)

えっと, 何の時に寄ったんだったっけかな。 雨が降って天気が悪かったことと, 速記の実演などを覚えている。

1997-05-24


Views of the Pearl River Delta : (Hong Kong)

Macau, Canton and Hong Kong。 なぜか香港で美術館に入る。ちょっと前の 澳門, 広州 and 香港 の風景特集。 常設部門の圧倒的な物量にも驚いた。

1997-01-xx


開館15周年記念 カンディンスキー & ミュンター : 宮城県美術館 (仙台市川内)

1996-10-31


ジム・ダイン展 身体の比喩 : 宮城県美術館 (仙台市川内)

1996-10-xx


近代都市と芸術展 未来都市の考古学 : 東京都現代美術館 (木場)

1996-08-15


ダニエル・ビュレンヌ展 透きとおった光 : 水戸芸術館 (水戸)

1996-08-17


ロトチェンコの実験室 : ワタリウム美術館 (渋谷区神宮前)

ロシア・アヴァンギャルド。
原美術館にも行ったみたいなんだけど, 何だったかな ?

1996-03-29


土屋公雄 --- 虚構と記憶 : 原美術館 (品川)

悪いけど展示に特にどうこうはないんだけど, それよりも美術館自体を見に行ったようなもの。

1996-03-末


身体と表現 ポンピドゥーセンター所蔵作品から: 東京国立近代美術館 (竹橋)

マティス, ピカソから現代美術まで

1996-03末/04初


ウィリアム・S・ベイリー コレクション ニューヨーク近代美術館展 : 上野の森美術館 (上野)

本家 MoMA

1996-03末/04初


イサム・ノグチと北大路魯山人 : セゾン美術館 (池袋)

趣味の空間, モダニズムを越えて

1996-03末/04初


ナント美術館展魅惑の 19 世紀フランス絵画 : 福岡市美術館 (福岡市 大濠公園)

1996-01 or 02


映画伝来 シネマトグラフと<明治の日本> : 松濤美術館 (渋谷)

1995-12 or 1996-01


桑原甲子雄 写真展 東京・昭和モダン : 東京ステーションギャラリー (東京駅)

1995-11 or 1996-01


ピカソ 愛と苦悩 --- 「ゲルニカ」への道 : 東武美術館 (池袋)

サイズだけでもゲルニカは..., というかサイズと相まって...

1996-01-06


ドナウの夢と追憶 : 東京国立近代美術館 (竹橋)

ハンガリーの建築と応用美術 [1896--1916]。

1996-12-30


ジェームズ・タレル展 未知の光へ : 水戸芸術館 (水戸)

1996-01-04


芸術の危機 ヒトラーと退廃芸術 : 宮城県美術館 (仙台市川内)


福岡市美術館 / 北九州市立美術館 (10月) などにも行ったらしい。

1995-09 or 11


エルミタージュ美術館展 : 茨城県近代美術館 (水戸)

アングル, ドラクロワ から ピカソ, マティスまで

1995-06 or 07


エリザベス二世女王陛下コレクション レオナルド・ダ・ヴィンチ人体解剖図 : 東京都庭園美術館 (目黒駅)

ウィンザー城王立図書館所蔵

1995-06 or 07


特集展示青木繁 : 石橋財団ブリジストン美術館 (東京駅八重洲口)

明治浪漫主義を生きた夭折の画家

1995-07-01


アンソニー・カロ : 東京都現代美術館 (木場)

1995-07-01


昆野恒 : 宮城県美術館 (仙台市川内)

現代彫刻のパイオニア

1995-04 or 05


彫刻家 ダニ・カラヴァン : 宮城県美術館 (仙台市川内)

時間・空間・思索
この時にエントランスのアプローチに白い列柱ができた。 展示作品との関連から, こういうものは沙漠のような乾燥気候な場所にこそ ふさわしく, 日本の東北のような場所ではどうかとも思ったけど, できてみればそこそこいいじゃん。

1995-02 or 03


1874 年 -- パリ[第1回印象派展]とその時代 : 国立西洋美術館 (上野)

印象派誕生の年 --- マネ, モネ, セザンヌ, ドガからサロンの画家たちまで

1994-09 or 11


ハンガリー国立美術館所蔵 19 世紀ヨーロッパ・ハンガリー絵画展 : 宮城県美術館 (仙台市川内)

1994-08 or 10


ブルーノ・タウト 1880-1938 : セゾン美術館 (池袋)

宇宙建築師の見たユートピア

1995-07-21


クプカ展 : 宮城県美術館 (仙台市川内)

色彩の宇宙

1994-05 or 06


ヨーロッパ世紀末のポスター : 宮城県美術館 (仙台市川内)

1994-04 or 05


ミルウォーキー美術館所蔵 20 世紀美術の巨匠たち : 伊勢丹美術館 (新宿)

1994-07 or 08


19 世紀フランス美術の光彩 : 伊勢丹美術館 (新宿)

パリの人間模様

1994-03 or 04


もうひとりのビートルズ展 : パルコ ギャラリー (渋谷)

21 歳の命をロックとアートに叩きつけて散った; Stuart Sutcliffe & Astrid Kirchherr;
60's, ロック, アート, ポップカルチャー。 21 才でこの世を去ったビートルズの知られざるメンバー, スチュアート・ザトクリフの絵画と, ビートルズの未公開写真による世界初の展覧会。

1994-03-30


水彩・素描・版画に見る 20 世紀西洋の絵画展 : 宮城県美術館 (仙台市川内)

ドイツ フォン・デア・ハイト美術館所蔵

開館 10 周年記念; 昭和の絵画; 第2部 戦争と美術; 1991-08 or 09 も見に行ったらしい。

1991-04


ルーヴル美術館特別展 : 国立西洋美術館 (上野)

肖像表現の展開
やっぱ, ナポレオン*皇帝*の全身肖像画とか, 勝利の女神としてのマリー・ド・メディシスとか, やっぱ時の最高権力者の肖像って迫力あるよね。

1991-09 or 12


フィレンツェ・ルネサンス[芸術と修復]展 : 世田谷美術館 (用賀)

作品自体もそうだけど, それを修復保存していく技術もすごく重要で興味深い。

1991-09 or 11


: 大原美術館 (倉敷)

特に企画がどうという事なく, 常設展を見に行った。それでも十分ですね。
いつ行ったんだったっけ ?

199x


アルフォンス・ミュシャ : 弘前市立博物館 (弘前)

そーいえば, こんなのもやったことあったねぇ。

1993-05 or 06


砕氷船 しらせ : ()

仙台港に来て公開したときに見に行ったような気がする。 これまた, いつだったっけかなぁ ?

199x


大英博物館展 : 世田谷美術館 (用賀)

芸術と人間
チャールズを遠目に見た。

1990-10 or 12


77 二科展 : 愛知県美術館 (名古屋)

某タレントの入選作もあったような気が...

1992-10


セブン・アーチスツ --- 今日の日本美術帰国展: 名古屋市美術館 (名古屋市・白川公園)

Kosho Ito (伊藤公象), Chu Enoki (榎忠), Toshihiro Kuno (久野利博), Satoru Shoji (庄司達), Chie Matsui (松井智恵), Makio Yamaguchi (山口牧生), Lee Ufan (李禹煥)

1992-08 or 09


ザ・化学展 '92 : 名古屋市科学館 (名古屋市・栄)

常設の方を延々と見た記憶があるなぁ。

1992-07 or 08


ホックニーのオペラ展 : 名古屋市美術館 (名古屋市・白川公園)

1992-10 or 11


フィラデルフィア美術館展 : 松坂屋美術館 (名古屋市・栄)

印象派から 20 世紀へ

1992-10 or 11


パリ・マルモッタン美術館所蔵 モネと印象派展 : 三越美術館 (新宿)

1992-10 or 11


西洋絵画の中のシェイクスピア展 : 伊勢丹美術館 (新宿)

1992-10 or 11


フォーヴィスムと日本近代洋画 : 愛知県美術館 (名古屋市)

愛知芸術文化センター 愛知県美術館会館記念展

1992-10 or 12


第26回 現代美術選抜展 : 岡崎市美術館 (岡崎市)

開館 20 周年記念; 美術団体の受賞作品を展覧 現代の美術の動向を紹介

1992-12


近代の日本画 : 愛知県美術館 (名古屋市)

開館記念展; 西洋との出会いと対話

1993-01-17


第24回 日展 : 愛知県美術館ギャラリー (名古屋市)

1993-01 or 02


ロバート・メイプルソープ展 : 名古屋市美術館 (名古屋市・白川公園)

やっぱ, 髑髏の握りのついたステッキを前にかざしたポートレイトが印象的だった。

1993-02-14


アートシーン 90--96 : 水戸芸術館 (水戸)

水戸芸術館が目撃した現代美術; 第1期 見ることは信じること

1997-01-19


: 東京都江戸東京博物館 (両国)

常設展を見に行ったのだと思う。

1997-03-29


R. Miyamoto