訪れたことのある美術館・博物館

[*1] ぴあ 日本の美術館 建物の魅力で訪ねる全国 110 館, ぴあムック, 1995. [*2] 全国美術館ガイド, 美術出版社, 1999.


○ 青森県立美術館 (青森市大字安田)

縄文遺跡の三内丸山のとなりにできた新しい白い美術館。 駐車場と本館が離れているので, 好天時には自然を満喫できて良いのだけど, 荒天時にはちと困ったことになりそう。ていうか, 雨に降られちゃったんですけど。 で, 白い内装には, ちと問題ありなのでは。 まず汚れ, 壁や床など, 人が触ったり物が当ったり, ちょっとしたことで つく汚れが目立ちそうだ。一所懸命に掃除するのだろうか。 もうひとつ, 壁や床やエレベーターの箱の中など, 真っ白なために壁までの 距離感がつかめずに, クラクラする。
開館記念だからだろうか, 細かくある部屋だけでなく通路としても良いような スペースにまで展示しているように感じられた。 今後も同じ密度で展示するのだろうか (特に常設展示のスペース)。 また, 人の動線が錯綜していてちょっと混乱するような感じだった。
展示の小部屋が迷路のようにある (慣れていないだけか ?) ので, 今後どのような使い方をするのか, 期待したい。

2006-07-15


○ 新潟市美術館 (新潟市西大畑)

これもまた前川國雄事務所の設計。 ただし壁面のカラーが落ち着いた緑色というのが, 少し特徴的かも。 狭いながらも中庭があって, 怪獣のジャングルジム (当社比) があったのが, お子様には楽しいかも。でも登ったら叱られるのかなぁ。

2005-09-24


○ 日本民藝館 (目黒区駒場, 東大駒場キャンパス脇)

表は木造洋風建築で, 裏手の倉庫につながっている。 展示室は玄関ホール左右の一階と二階の部屋と奥の倉庫の二階。 玄関ホールから二階への階段と吹き抜けなどの洋風もいいね。 また展示ケースなども古い板硝子が使われていたりして, 素敵でした。 最近建物は重文に指定されたらしい (?)

2005-08-16


○ 新潟県立万代島美術館 (新潟市)

信濃川の河口, 中央埠頭の先端にあるトキメッセ (朱鷺メッセ) の 5F。 常設展はなしで, 企画展のみのような会場。 万代シティから川沿いに柳都大橋の先までテクテク歩いても行ける。 ホテルとか国際会議場も一連の施設内にあるけど, 他にわざわざこんなところに 来る用事なんか無いよね, フツー。 先日, 渡り廊下が落っこちたのがニュースになったけど, 建物正面の向いへと道路を 横断する歩道橋みたいなものがひとつ, 通行止めでその下も通れないようにと 囲っていた。

2004-08-15


○ 損保ジャパン東郷青児美術館 (西新宿)

ちょっと道順を間違えてしまった。へたに地下街づたいに行くと, かえって遠回り。 で, 損保ジャパンのビルの上の方(最上階なのかなぁ)に展示室はある。 昇りのエレベーターを出るとちょっとした見晴らしの大きな窓があって, 展示室に入る前にみんながいったん外の景色を見るのが可笑しい。 展示室は狭いけど, まあ損保ジャパンが誇るコレクションを見せるのには 充分かな (やけに刺のある言い方だね)。 でもゴッホの (大輪の) ひまわりを見れたから良しとしよう。

2003-11-02


○ 福島県立美術館 (福島市)

久々に新規スポット。駅東口から市内循環のバスに乗ってすぐ。 バス停から住宅街をぬけると, 山を背景に忽然と現われる。 美術館・喫茶・図書館の接続した施設。 前庭は芝生, そのまわりを樹木や竹林で囲んでいるので住宅街は目に入らない。 しかし, 建家自体はまるで (趣きのない) 新築の煉瓦倉庫。 エントランスホールもこじんまりとしている。 唯一, 展示室で特徴的だったのは, 外の景色が見える休憩室が いくつかあるというところ (!) これは結構画期的で斬新だった。

一階が企画展で, 二階が常設展だった。 二階にスロープで (素晴らしい !) 上がって, 展示室入り口の前に, 佐藤忠良の彫刻が居た。 常設展でもミニ企画的に特定の作家や新収蔵品が展示されていたが, 全体としてどういう分野に重点をおいているのか, コンセプトがやや不明。

2003-10-12


○ 吉井酒造煉瓦倉庫 (弘前市)

ええと, 専門の art museum でないものについて, こんなところに 書いていいのかって問題があるんだけど, 雰囲気が抜群によかったので「無問題」。

弘前市の中心部, 弘南電車の弘前中央駅そばの弘前中央病院向かいに 問題の倉庫は位置している。 ちかくの保健所向かいに残っている煉瓦塀などとも同年代じゃないかな, 二種類の大きさの煉瓦を使っていて, その積み方にも特徴があるよ。 そもそもあの赤煉瓦の倉庫は, そんなに新しいもんじゃなくて, ええっといつ建てられたんだろう。 ずっとつかわれずにいたらしいこの煉瓦倉庫をを借りて展示会場に してしまったというわけだ。 いつも脇を通るたびに, 中はどうなっているのかなーと興味津々だったのだけど, それが今回ついに明らかになった !!

そしてそして今回の展覧会では, けっこう良い味出していて場所の使い方がとってもイイ。 「感動したっ !」 展示や演劇やコンサートなどのイベントにいろいろと活用すればいいのにぃと 思ってしまったのだが, でも空調を入れて室内環境を維持するようには できなさそうだし, 外回りを見ると実は煉瓦の壁にもあちこちにひびが入っていて 補強しないとちょっと怖いかも。

2002-08-25


○ 神奈川県立近代美術館 (鎌倉)

JR 鎌倉駅から小町通りをブラブラとお土産屋さんなど眺めながら行くと, 鶴岡八幡宮の境内にある。 歴史は古く, 今年 2001 年は開館 50 周年だそうだ。 蓮池の横に本館はある。今では木々に埋もれて建物を鑑賞する余裕は少ない。 閉鎖された展示スペースとしては狭いことは否めない。 しかし蓮池へのテラスにも通じる吹き抜けの中庭などは, インタラクティブな, または自然と一体になるような企画によっては うまく使えるかも。 いかんせん建物の外見が古びてくすんで見えたのがマイナス点。

別館には行きませんでした。ごめんなさい。

2001-08-05


○ 川崎市岡本太郎美術館 (川崎市多摩区, 小田急向ヶ丘遊園, 生田緑地内)

まず, 生田緑地公園内にあるというロケーションが素晴らしい。 豊かな緑の中に美術館がある。 建築物としての美術館は, 無い。傾斜地の斜面を利用して半地下に有るという ところからして, 型破りだ。 美術館の作り自体にも岡本太郎の思想が色濃く反映されているのだろう。 常設スペースにおける区画の区切り方も自由なら, 見て回る順路も定められていない。 ン ? アレ ? オヤ ? という取っ掛かりがあることが芸術である, とはビデオ中の岡本太郎の言葉。 「芸術はバクハツだ !」

2001-05-12


京都府立堂本印象美術館 (京都市北区, 立命館大学正門前)

金閣寺と竜安寺を結ぶ道筋に, 表面に抽象的なレリーフを配した建物がある。 それが堂本美術館だ。 芸術家個人を主題にした (自前の, 後に京都府に寄贈) 美術館とはめずらしい。 あちこちに配置された意匠デザインや展示室の配置からも, 本人の意識・主張が 強烈に伝わってくる。 展示されている作品から, 印象画伯の, 常に新しい作風にチャレンジし, 作品を作り 続けてきた執念・気迫を感じるともに, 本人のデザインした建屋・部屋の配置・ イス・階段の手すり・窓枠・扉 ... に包まれてみると, 飽く無き好奇心や遊び心が 伝わってくるようだ。 サロンやロビーもあって, なかなかにゆったりとくつろげる空間を演出している。 何度も訪れたくなる。

2000-11-05


○ 京都国立近代美術館 (京都市左京区, 岡崎公園内)

古都京都にきて, わざわざコンテンポラリー・アートを観た。 この美術館もまたコンテンポラリー・アートか。1F ロビーの吹き抜けには 解放感がある。3F, 4F 展示室には特別な順路は設定されていない。 4F 展望室からの東山のながめはちょっといいかも。 常設展もあるけど, 主として企画展用か ? 少し凝ったインスタレーションには 不向きかも って, 逆に古都にある近代美術館の存在意義って何だろう ? そもそもそんな問いかけをするために存在する ? うーん, zen の世界だ。

2000-09-15


○ 東京芸術大学大学美術館

1999-11-13


○ 横浜美術館 (横浜, みなとみらい 21)

正面から見たらヨーロッパの宮殿風ではある。 また大きな吹き抜けのホールなどは広さと明るさ感とはいい。 でも細かな意匠などの装飾は無く, 形を模倣しただけかな, ここ[*1]にはすっきり感を出したと書いてあるし, ふーん 丹下健三設計なんだぁ。

1999-11-12


○ 国立博物館 (上野公園)

平成館にチャレンジ。

1999-11-13

実はこれまで, 入ったことがなかった。 今回は本館 *以外* の法隆寺宝物館と東洋館 (とミュージアムショップ) を 見て回ったが, それだけでもたいそう時間がかかるし, 充分に満足できる内容であった。 おそるべし, 国立博物館。次は本館に挑戦するぞ。

1999-08-17


○ 上野の森美術館 (上野公園)

小さい。

○ 東京写真文化館 (赤坂見附)

雑居ビルの上階という所にあって, ちょっと見つけにくかった。

1999-03-30


で、さっそく下のリストから抜けているもので、行ったことがあって、 印象に残っているところ。

○ 仙台市科学館 (仙台)

えっと、いまは地下鉄で台原の次くらいだっけ ? 自然科学系の、仙台・宮城県に生息する動植物の標本展示の 展示方法がすばらしかった。 (今でもそうだといいが) 5-10cm程度の厚さのプラスチック中に埋め込まれた無数の標本を、 ベンチの下や展示台の下から引き出して見ることができる。

○ 水族館 (新潟市, 海浜公園)

数年前に行きましたが、水槽の下をトンネルで潜れるようになっているんです。 下から見上げる水中に泳ぐ魚や海ガメは、いつまで見てても飽きないなぁ。

○ 科学博物館 (上野公園)

小中学生のころ、夏休みなんかにはいつも行っていた。 最近はご無沙汰しています。

○ 交通博物館 (秋葉原の近くのどこだっけ?)

これも小さい頃、いっぺんだけ行った記憶がある。

○ パルコ・ギャラリー (新宿)

ここにも展示スペースがあったよね。 こないだの年末に行ったのは、「東京郊外」だっけ ? それとも「日比野克彦展」 ? ずっとまえの、「もうひとりのビートルズ展」にもいった。 ザトクリフだっけ ?

1999-03-16 記録


始めは「全国美術館ガイド, 美術出版社, 1999年」[*2] なるものがあったので、 ぱらぱらとめくりながら、記憶をたどりつつ... でも、忘れてるのや、このガイドブックに載ってないものもあるはず。 いちおう神社仏閣と城址は除くことにしておきます。 あとから足すかもしれないけど。

○ 芸術の森美術館 (札幌)

アクセスが少し不便だけど(バスツアーで行ったので本当の所はわからない)、 野外の散策がとっても良い。

○ 弘前市立博物館 (弘前)

いっぺん行ったことがあると思うんだけど、特に印象は無いんです。ごめんなさい。

○ 仙台市博物館 (仙台)

仙台の伊達藩の歴史など。 青葉山の仙台城の地図(模型だったか?)や当時の市街地の様子が、 現在の町並みと重ねると興味深かった。 なんでここに斜めの通りがあるのか疑問だったのも、 あぁ、昔はこっちがメインストリートだったのね、とか。
博物館の裏手から仙台城址に登ると, 石垣のあとや井戸のあとなどがあり, また山城を体感できる。

○ 宮城県美術館 (仙台)

企画展もときどき面白いことをやるし、常設展/収蔵作品にも好きなものが多い。 仙台を離れてから、所用で仙台を訪ねるたびに結構通ったかもしれない。 最近面白いと思っているのは、正面入り口の白い列柱。 建物の中へと誘うような遠近感のトリックがあると思うのだが。

○ 茨城県近代美術館 (水戸)

企画展に一度行った。

○ 水戸芸術館 (水戸)

現在の帰省先が水戸なので、帰省するたびに通ってます。 興味あるコンテンポラリー・アートの企画展示に、 いつも楽しませてもらっています。
このあいだの年始は「なんでこれがアートなの?」で、 一般にはムズカシイと思われているらしいコンテンポラリー・アートを ``何か感じることがあればそれでいいじゃん''と紹介していました。

○ 東京都現代美術館 (江東区木場)

何度か行ってるけど、あいかわらずアクセスが悪い。 公園と合わせて箱もの行政の典型か。
このあいだは「森村泰昌展」。図録というか絵はがきセットに、 手鏡がついていたのが面白かった。 森村氏の装いに続いて``さあ次はあなたも装ってみましょう''と 呼び掛けているようだ。

○ 原美術館 (品川)

美術館の建物(洋館)の雰囲気が心を落ち着かせ、なごませる。

○ 江戸東京博物館 (両国)

馬鹿でかい建物、バブルのなせる業か。
このあいだ行ったのは「伊能忠敬展」。 言わずとしれた、江戸期に全国を測量して回った探検者。 蓄積される誤差を回避する方法などや、 測量技術などもしっかりとしており、 作成された地図も見事なものだった。

○ 世田谷美術館 (世田谷砧公園, 新玉川線用賀駅)

ここも、いろいろと興味深い展覧会を開いているね。 新玉川線用賀駅からちょっと遠いかな。最近は行ってませんが。
むかしむかし「大英博物館展」にいったとき、 なんか人が多いなーと思っていたらチャールズ皇太子が来た。 回りに並んでいた市民にほんとに話しかけていたようで、 日本の警察の SP が困ったような顔をしていた。 夜の TV ニュースでは、同時刻にはダイアナ皇太子妃は別の病院を訪問していたと、 報じられていた。そのダイアナ妃も今は亡い。

○ 国立西洋美術館 (上野公園)

最近新装オープンされたが、 常設展を見て回るだけでもいくら時間があっても足りないねぇ。

○ 東京都美術館 (上野公園)

おなじ上野公園内でも、人混みを抜けた先にあって、これもちょっと遠いかな。 「ケルト展」には行きました。金の装飾細工が見事だったが、圧巻は黄金の冠。

○ ブリヂストン美術館 (東京八重洲)

まさに都心。

○ 国立近代美術館 (北の丸公園, 東西線竹橋駅)

結構広いスペースを、てくてく登りながらの展示室が印象に残っている。

しばらく改装工事してたんだっけ ? 竹橋駅を出て目の前。回りは旧江戸城のお堀に囲まれてる。 久しぶりに行ったら, なんか展示室の様子が変わってるような気がした。 一階で企画展の展示をやっていた。(2002-03-30)

○ 東京都庭園美術館 (目黒駅)

庭の方は見て回らなかったけど、建物はけっこうすてき。
こないだ行ったのは「レオナルド=ダ=ビンチの人体スケッチ展」か 「題名忘れた、プラスチック樹脂に埋め込まれた人体標本展」。

○ 東京都写真美術館 (恵比寿ガーデンプレイス)

恵比寿駅から動く歩道でえんえんと行った先。 えーと、何を見てきたんだったかなぁ。

○ Bunkamura ザ・ミュージアム (渋谷)

ハチ公口からむかう道路をよく間違える (ただの田舎者か)。
えっといちおー「オランジュリー展」を見てきました。 いい絵だってのはわかるんだけど、ちょっと不満だった。 人が多すぎたせい ? そんなに有り難がるものか ?

○ ワタリウム美術館 (渋谷区神宮前)

なによりも、建物自体が、良くも悪くもコンテンポラリー・アートしている。

○ 伊勢丹美術館 (新宿)

○ 三越美術館 (新宿)

いわゆるデパートの美術館だけど、やるときはやる。 えっと、注目する企画展のみ見に行くので、どっちがどっちか、 区別できていないところがあるかもしれない。

○ NTT インターコミュニケーション・センター(ICC) (東京オペラシティー, 初台)

箱ものつくってテクノロジーだけ並べても、文化にはならないってことね。

○ 東京ステーションギャラリー (東京駅)

赤煉瓦の東京駅駅舎の 2階がギャラリー。

○ セゾン美術館 (池袋東口側)

閉鎖だってね、残念。

○ 東武美術館 (池袋西口側)

池袋駅の東に西武、西に東武。こりゃ迷いますね。

○ 博物館明治村 (犬山市)

一度行ったのは、ずぅ〜っと前だね。

○ 愛知県美術館 (名古屋市栄)

広い吹き抜けをエスカレータで登っていく印象が...

○ 名古屋市美術館 (名古屋市白川公園)

ここも結構面白い企画をやっていた。 記憶に残っているのは、やっぱり「メープルソープ展」。 建物も印象的。

○ 大原美術館 (倉敷)

伝統美観地区もいいけど、観光客が多すぎて。 エル=グレコのポスターほしかったけど、 持って帰るときにぐちゃぐちゃになりそうで買わなかった、 残念なことをしたもんだ。

○ 北九州市立美術館 (北九州市, 鹿児島本線戸畑駅から)

これも駅からちょっと遠い。建物もすごい、磯崎新だそうだ。

○ 福岡市美術館 (福岡市大濠公園)

行ったことは覚えてるんだけど、展示の内容はさっぱり。

1999-03-16 記録