数理科学談話会一覧

数理科学談話会は,数学・数理科学における最先端の研究や,学部での授業科目が研究にどのように関係するのかを紹介します。

数理科学談話会に関するお問い合わせや, 講演のご希望につきましては,下記のアドレスまで ご連絡をお願い致します. メール送信の際は(アット)を @ に,(ドット)を . に置き換えて下さい。
数理科学談話会担当:  立谷洋平
e-mail: tachiya(アット)hirosaki-u(ドット)ac(ドット)jp

2017年度

第10回
日時: 2月1日(木)17:40~18:40
場所:理工学部2号館10階 共通演習室
講演者:Mumtaz Hussain氏 (La Trobe University, オーストラリア)
題目:Metrical theory for the set of Dirichlet non-improvable numbers
概要はこちらをご覧ください

第9回
日時:12月22日(金)17:40~18:40
場所:理工学部2号館10階 共通演習室
講演者:藤沢 潤 氏 (慶應義塾大学)
題目:グラフの完全マッチングに関する話題
概要:いくつかの頂点と, その中のいくつかの2点のペアが線で結ばれている構造をグラフと呼びます。 グラフ理論の研究は, 電気回路・集積回路の設計や, プログラミングにおけるアルゴリズムの最適化など, 情報科学の様々な分野への応用がなされています。
グラフのすべての頂点を, 辺で結ばれた2点のペアに分割できるとき, その分割を完全マッチングと呼びます。 本講演では, グラフや完全マッチングに関する基本的な性質から, マッチング拡張問題に関する最新の研究成果まで, 幅広く紹介する予定です。
講演者を囲んでの集合写真

第8回
日 時:12月1日(金) 17:40~18:40
場 所:理工学部2号館10階 共通演習室
講演者:永瀬 範明 氏 (弘前大学)
題目:Brown運動の構成とその性質
概要:時間とともに変動する偶然現象を確率過程と呼んでいます。 今回紹介するBrown運動は,その代表的な例です。物理学の研究対象であったこの現象を,95年ほどまえNorbert Wienerは数学の対象として構成しました。
この話では,Brown運動の構成法とその性質について紹介したいと思います。

第7回
日時: 11月6日(月) 17:40~18:40
場所: 理工学部2号館10階 共通演習室
講演者: 山崎 丈明 氏 (東洋大学)
題目:作用素の平均からみる作用素不等式の発展
概要:1987年に, 古田孝之名誉教授によって示された古田不等式は, 作用素論において大きな影響を与えた。
この講演では, 古田不等式が証明されて30年後の現在,古田不等式がどのように発展したのかを紹介する。 特に, 近年盛んに研究されている作用素平均との関係や,今後の研究課題についても触れたい。
講演者を囲んでの集合写真

第6回
日時: 10月20日(金) 17:40~18:40
場所: 理工学部2号館10階 計算機室
講演者: 守 真太郎 氏(弘前大学)
題目:カンニングするとどうなる?
概要:ヒトはカンニングします。勉強も,昔のヒトが得た知識の有用なものを整理したテキストをカンニングすることです。カンニングすることで,再発見の苦労もなく新しい問題に取り組んだり,いまあるものをもっとよく出来たりするのです。カンニングするのはヒトに限りません。ハチやアリなどの社会性昆虫もゴキブリも,カンニングして生存能力を高めています。
でも,カンニングはいいことばかりでもありません。今回の談話会では,カンニングすることのデメリットを集団実験と確率モデルを使ってお話しします。

第5回
日時: 7月27日(木) 17:40~18:40
場所: 理工学部2号館10階 共通演習室
講演者: 江居 宏美 氏(弘前大学)
題目:準周期タイル張り~黄金比~
概要:非周期的ではあるけれど,局所的には周期性を備えたタイル張りを準周期的なタイル張りと言います。準周期的なタイル張りを構成する方法として,サブスティテューションと呼ばれる文字の置き換え規則を用いる方法があります。前回の談話会のテーマは,黄金比の美でしたが,このテーマを引き継ぎ,黄金比と関連した準周期的タイル張りについてお話しします。

第4回
日時: 6月22日(木) 17:40~18:40
場所: 理工学部2号館10階 計算機室
講演者: 榊 真 氏(弘前大学)
題目:黄金比の美(大館鳳鳴高校SSH報告)~造形の幾何学
概要:3月に大館鳳鳴高校からSSH(スーパー サイエンス ハイスクール)の課題研究に関する大学研究室訪問の依頼があり,5月に実施しました。研究テーマは「黄金比の起源と美しさ」です。数学的なことであればいろいろな説明が可能ですが,美の解明がテーマです。そこで,美術や建築関連の本をひっくり返して準備をしました。今回はその報告(数学の話/数学以外の話)と,その中で出てきた疑問(課題)に関連して,造形の幾何学についてお話しします。

第3回
日時: 6月1日(木) 16:10~17:10
場所: 理工学部2号館2階11番講義室
講演者: Carsten Elsner 氏(FHDW-University of Applied Science, ドイツ)
題目:On Error Sums
(講演は英語で行われます)
概要はこちらをご覧ください.

第2回
日時: 5月19日(金) 17:40~18:40
場所: 理工学部2号館10階共通演習室
講演者: 別宮 耕一 氏(弘前大学)
題目:正十二面体からたどる風変わりな組合せ構造たち
概要:正多面体が5種類しか存在しないことはよく知られています。そのうちの一つである正十二面体の構造を利用して,誤り訂正符号,実験計画,散在型単純群などの風変わりな組合せ構造を作り出していく過程を紹介します。それらの組合せ構造を観察することを通して,組合せ論という分野が何を目指しているかがお伝えできればと考えています。

第1回
日時: 4月28日(金) 17:40~18:40
場所: 理工学部2号館10階共通演習室
講演者: 立谷 洋平 氏(弘前大学)
題目: 無理数のお話
概要: 無理数の認識は古代ギリシャ時代までさかのぼりますが,
きちんと理解されるようになったのは,この150年ほどのあいだです。
本講演では,無理数の基本的な性質から話を始め,無理性を与える条件や,
有理近似に関する結果・応用についてお話します。
また無理数論における最近の話題や,未解決問題についても紹介する予定です。

2016年度

第4回
日時:2月3日(金) 16:00~17:00
場所:理工学部2号館10階共通演習室
講師:柳田 昌宏 氏(東京理科大学)
講演の題目:「古田不等式について ~作用素不等式への誘(いざな)い~」
概要:今から31年前の1986年2月,ここ弘前の地で古田不等式は生まれました。 古田孝之名誉教授によるその発見をきっかけに,作用素方程式の研究は世界的に盛んになりました。
この講演では,線形代数の基礎的な知識をベースに,古田不等式の成り立ちとその後の発展についてお話しします。
講演者を囲んでの集合写真

第3回
日時:10月5日(水) 17:40~18:40
場所:理工学部2号館10階共通演習室
講演者:若狭 尊裕 氏(八戸高専)
講演題目:リーマンゼータ関数の臨界線上の偏角にまつわるお話
概要:リーマンゼータ関数の研究の中心テーマは零点の分布です。これは素数分布と密接に関わるものであり, 数論の最も重要なテーマの1つとなっています。零点の個数を数え上げる公式が知られていますが, この公式の中にはリーマンゼータ関数の偏角の挙動によって定まる項が存在します。 それが本講演の中心となる関数です。偏角の挙動がわかることで零点の挙動もわかります。
本講演では偏角の上からの評価に主眼を置いて,これまでの研究の流れと現在主流の手法を紹介します。

第2回
日時:7月6日(水) 17:40~18:40
場所:理工学部2号館10階計算機室
講演者:佐野 隆志 氏(山形大学)
講演題目:行列解析のいくつかの話題
講演者プロフィール:
 佐野隆志先生は解析学の中の関数解析の分野の研究で活躍されていてインド出身で世界的に有名なBhatia氏などと共著作もお持ちです。
 線形代数学のテキスト『マトリックスの世界』(2009年,共立出版)も出版されています。

第1回
日時:6月21日(火) 17:40~18:40
場所:理工学部2号館10階計算機室
講演者:榊 真 氏(弘前大学)
講演題目:幾何学の歴史概観
概要: 講演者の専門である幾何学への導入として,紀元前から中世,近世,20世紀,21世紀に至る幾何学の歴史の概要が紹介されました。
講演の様子の写真

このページのトップへ戻る