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弘前大学サイエンスパーク
「フーコー振り子」のページへ
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2009.4.15 振り子の改良が終了し、リニューアルオープンしました。見学希望の方はご連絡ください。
2009.1.19 振り子の改良のために、振り子を取り外しました。したがって、現在見学はできません。
3月のリニューアルにご期待ください。
2009.7.22 日本近傍で日食を観測できる。日食のときにフーコーの振り子に何かが起こる!!Click
2009.1.6 東奥日報 特集「弘前大学60年(下)」に掲載
2009.10.26 弘前大学総合文化祭 サイエンスへの招待展示および説明
2008.9.16 弘前大学サイエンスパークオープン式典
2008.8.8 弘前大学オープンキャンパス(フーコー振り子展示)約200名来客 Click!
2008.8.1 サイエンス体験ツアー(市内の小学生およびその保護者の方がフーコー振り子見学、14名参加)
1.フーコー振り子とは
150年前の1851年、フランス人のフーコーは振り子を振らせ、一般の人々の前で地球は回っていることを証明しました。このとき使ったのは、長さ67mの大振り子。時の皇帝ナポレオン3世からパリのパンテオン寺院を借りての大実験で大評判となり、人気があったため1855年の万博でも同様に公開されました。
2. なぜ地球が回っていることの証明になるのか。
l 何十メートルもの長さの丈夫な糸に何十キロもの重さの鉄球を結びつけて振り子を作ると、ゆっくり動き、なかなか止まらない振り子が出来る。
l 振り子は慣性の法則に従って宇宙空間に対して一定の軌道を前後して振動する。
l 宇宙空間から見ると振り子の軌道は変わらないが、地球が回るので、それに載っている人間からすれば、振り子の軌道がずれていくように見える。
3.
なぜ重い錘と長い振り子が必要なのか
l 重い錘を使うと、慣性が大きく、減衰しにくい。気流などでふらつき難い。
l 長い振り子であると、周期が長く、錘の速度が遅い(60cm/s)ので空気抵抗が小さく減衰し難い。
4.
フーコー振り子の設置状況
l 世界最長の振り子はロシアの寺院 91m
l 日本最長は 常設でないものでは核融合科学研究所で 31m
l 千葉大のものも30数メートルある。
l 常設ではソニー厚木第二テクノロジーセンター 30m(社員品入構者に公開)
l 常時公開では 長崎市福済寺長崎観音の中 25.1m
5.弘前大学理工学部2号館に設置
l 採光用吹き抜けは高さ 45.6m
l 回りが囲われているので気流の乱れがない。
l 青森県初!本格的フーコー振り子。
l 3月20日プレス発表(陸奥新報他)
l
6.振り子振動の概要
l 振り子の長さ 45m(日本一)
l 振り子の周期 13.46秒
l 振り子の軌道の移動角度
弘前市の緯度 40.5度なので、地球の自転により振り子が1回転する時間は、
132673秒(86164/sin40.5))=36.85時間
従って移動角度は(理論上)
² 1時間で9.8度
² 1秒で0.0027度=0.000047rad
² 13.46秒で 0.00062rad
さて、実際は?
● 振り子の重さ 50kg
● 錘の直径 23cm
● 設計施工:(株)長谷川鉄工(青森県弘前市)
7.チームフーコーについて
● 弘大フーコー振り子の基礎データ測定および改良を行う学生有志の集団。
● 参加希望者は弘前大学大学院理工学研究科 宮永崇史(takaf@cc.hirosaki-u.ac.jp)までご相談ください。
8.問い合わせおよび見学
● フーコー振り子の見学、体験等の問い合わせは:
弘前大学理工学部総務グループまでお願いします。
● このホームページに関する問い合わせは:takaf@cc.hirosaki-u.ac.jp(宮永崇史)までお願いします。
9.フーコーの振り子と日食効果
● 2009年7月22日に日本近傍で日食が観測されます。日食が起こっているときに、フーコー振り子がなんと逆回転するという報告があります。詳細はこちらをクリック。弘前大学のフーコーの振り子を使ってこの日食効果を検証しようとするプロジェクトが始まります。