青森県内の1シーズン延べ降雪時間

融雪業者さんから「融雪に使う燃料の消費量は500(時間/1シーズン)としているが、これは妥当な値なのか?」という質問を受けつくったページを整理しなおして、見易いグラフを作りました。

データは気象庁地域気象観測(AMeDAS)データの1時間毎の積雪深より推定した降雪時間です。1cmに満たない降雪は数えていません。データは1980年からあるのですが、初期のデータは欠測が多いため1984年からのデータを載せています。途中データが抜けているところは、やはり欠測が多かった年です。横軸の年号は、シーズン中1月の入っている年を用いています。例えば1999年10月〜2000年4月のシーズンは2000年のデータとなります。

上のグラフは津軽地方の推定降雪時間です。今回青森の古いデータが入手できなかったのですが、上記地点の中では弘前の降雪時間が長い方であることが言えると思います。場所やシーズンによって変動は大きいですが、1シーズン中に降雪のある時間を500時間と見積もることは妥当なようです。酸ヶ湯は八甲田の山の方に位置していますので、当然ながら降雪時間も最大となっています。

下のグラフは太平洋側の三八上北、下北地方についてです。日本海側に比べて積雪深同様降雪時間も少なくなっています。

降雪時間が場所によって異なるのは当然ですが、このグラフで面白いのは1地点で降雪の極大(小)を記録しても、必ずしも他の地点で極値を取らないところです。さらに細かい数値データに関して知りたい方は、こちらをご覧下さい。

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