弘前と岩木山百沢(寒地気象実験室)で測定された積雪深 




寒地気象実験室では、積雪の自動観測を行っています。どの様に観測してるかご存じでしょうか。上図はAMeDASの弘前観測地点です。(寒地気象実験室でも積雪深計は同じものを用いています) 黄色く「積雪深計」と欠かれている部分から音波が発信され、地面もしくは雪面からはね返ってくるまでの時間を計測しています。その時間を元に積雪深を計算します。音速は気温によって変化するので、同時に気温を測らなければいけません。

これと同じ原理を使ったものに、自動車検知器があります。感応式信号(自動車が止まってしばらくしたら青になる信号)では、この原理を使って自動車がいるかどうか検知しています。


この積雪深計を使って測定した積雪深のデータを下に載せます。 観測点の位置は こちらをご覧下さい。
シーズンによって、積雪期間の始めと終わりに欠測があります。 またシーズン中にグラフが欠けている部分も欠測ですのでご注意下さい。

[1994年〜1995年] [1995年〜1996年] [1996年〜1997年] [1997年〜1998年] [1998年〜1999年] [1999年〜2000年] [2000年〜2001年] [まとめ]


1994年〜1995年積雪深


1995〜1996年積雪深


1996〜1997年積雪深


1997〜1998年積雪深


1998〜1999年積雪深 (百沢はメンテナンスのためデータなし)


1999〜2000年積雪深


2000〜2001年積雪深 (弘前の年明けのデータは未入手)


まとめ

弘前と百沢では非常に似た積雪パターンになっていますが、 標高が異なるため百沢の積雪深が弘前の倍以上になっています。 本格的に積雪が始まる時期は弘前と百沢は12月中と近いですが、 百沢で降雪が多く気温が低いため、雪が解け終わる時期は約1ヶ月ずれ、 弘前では3月末、百沢では4月末の場合が多いようです。

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