Agゼオライト-AおよびAgゼオライト-Xの熱処理によって発光ゼオライトの空洞内に生成されたAgクラスターの構造変化のためのその場X線吸収微細構造(XAFS)が研究された。以下の手順を比較した。
(i)サンプルを大気下(空気中)で室温まで加熱および冷却した。
(ii)サンプルは、真空中で室温まで加熱および冷却された後、空気にさらされる。
Ag ゼオライト-Xの場合、Agゼオライトを空気にさらすと、Agクラスターが破壊されることが確認された。これは、Ag12-Aの以前の結果を補完するもの である。 Agクラスターの変形が強いフォトルミネッセンスバンドの生成に重要な役割を果たしており、Agクラスターは強いフォトルミネッセンスを生成する直接種で はない可能性があることが示唆されている。 Agイオンの局所構造は非加熱種のそれとわずかに異なることがわかった。この違いは、ゼオライトキャビティ内のAgクラスターの形成と破壊に起因している 可能性がある。