超高純度PVA上のMHOPOB強誘電性液晶を赤外高感度反射法で測定した。配向性を温度および膜厚を変化させて評価した。200nmの膜の場合スメクティックC相において分子軸は表面に対して垂直に近く配向し、その配向は等方性温度で消滅することを見いだした。一方、20nmの膜の場合、200nmの場合と配向が異なり、表面に平行に近く配向し、さらに等方性温度においてもその配向が維持されることを解明した。以上により、短距離型の配向作用を解明した。