電子辞書

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はじめに

これは PC に電子辞書環境を導入したときの手順メモです。 OS は *もちろん* FreeBSD です。 そのためここでのシステムは, 辞書サーバ, 辞書データ, クライアント から 成っています。

以前に書いたメモを元に整理して書き直したので, 用いているソフトのバージョンは最新のものよりも古いかもしれません。


辞書サーバ

辞書サーバは, もっとも一般的であろう ndtpd を入れることにしました。

NDTP

ja-ndtpd-2.2.2 を packages/ports から入れる。 設定ファイル (/usr/local/etc/ndtpd.conf) を記述する。 といってもほとんどデフォルト。辞書データのみ以下の通り。
      ### Book entry
      begin book
          name        MYPAEDIA
          title       Mypaedia (PC Success version)
          path        /usr/local/share/Ebooks/mypaedia
          max-clients         1
          hosts               127.0.0.1
          hosts               !?
          alias-kojien        MYPAEDIA
      end
スタートアップスクリプト (/usr/local/etc/rc.d/ndtpd.sh) を直す。
      ### NDTPD options: ###
      ndtpd_enable="YES"              # Run ndtpd (or NO).
      ndtpd_flags=""                  # Flags to ndtpd (if enabled).
      ### End of NDTPD options: ###
ディレクトリ作成。
      # mkdir /var/ndtpd
      # mkdir /var/ndtpd/log
      # chown -R nobody /var/ndtpd


辞書データ

MYPAEDIA

PC Success 版 マイペディア (百科事典) を FreeBSD で使う 当初はこれがメインターゲット。雑誌「PC Success」は, わずか数百円 !

データを EPWING 形式に変換して NDTPD で使えるようにするには準備が必要。 まずはそのために, 種々のプログラムをインストールする。

1) Jcode.pm

2) EPWUTIL

3) FreePWING

4) mypaedia-fpw

2) については, packages/ports にあるのを発見したのですが, 1) と 3) は 当初は見当たらなかったので, ソースを持ってきて入れました。でも, 後で これらについても packages/ports にあるのを発見しました。スバラシイ。 というか, 気づかなかった自分がマヌケ (?)

上でできあがったパッケージを適当なところに展開する。

      # cd /usr/local/share
      # mkdir Ebooks
      # cd Ebooks
      # tar zxvf mypaedia-fpw1.0.tar.gz

電子辞書環境の整備・充実; 辞書データのインストール

Personal UNIX 誌の記事と付録の CD-ROM より, SDIC 形式の 英辞郎 (A-B,a-b パート) と edict をインストール。
      # pkg_add ja-eijirou-ab-sdic-20000112.tar.gz
      # pkg_add ja-edict-sdic-19981007.tar.gz

さらにパブリックな辞書データをインストール

いずれも EPWING 形式のデータをインストールして, 辞書サーバ ndtpd の 設定ファイル /usr/local/etc/ndtpd.conf に book エントリを追加。

市販の EPWING 形式の辞書をインストール


クライアント

1) lookup

mule (emacs 系) で使える辞書引きマクロ。 Personal UNIX 誌の記事を参考に付録の CD-ROM からインストール (mule を使っているので)。
      # pkg_add ja-lookup-mule-1.1.tar.gz
記事のリスト 3 に習って ~/.emacs に設定を記入。

2) Bookview

ja-bookview-2.4.1 を packages/ports から入れる。 % bookview して [File]-[Setup] で server と書籍名を設定。


参考


rmiya@cc.hirosaki-u.ac.jp