このようなフィルター・コマンドには
cat, more, sort, uniq, head, tail, ..., tar, gzip, ...
など
多くのものがある。
さらに高度な機能を持つ独立した (完結した) 処理系ともいえるツールには
sed, grep, awk, perl, ...
などがある。
特に後者は, 複雑な処理内容の手順をあらかじめファイル (スクリプト) に書いて
おき, 一括して処理させるように用いることができる。
そしてこれらすべてはシェル (sh, csh, ...) のスクリプトとして処理内容を
まとめてファイルに記述しておくこともできる。
すなわち既存のツールを組み合わせることで, これだけですでにユーザー独自の
コマンドを作ることができる。
(例えば, ある計算プログラムの出力結果から必要な部分を抜き出して,
形式を整えて, 別のプログラムの入力に渡す。
結果として複数のプログラム間でデータを渡しつつ
目的とする計算をすすめる。)