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: マニュアルの調べ方 : ファイルとディレクトリ : ディレクトリをあつかうコマンド

ファイルの利用権

Unix では, 個々のファイルやディレクトリに対して 所有者と所属グループが設定されていて, ファイルにアクセスする権限を細かく設定することが できるようになっている。 例えば ls -l すると, 次のようにファイルの情報が得られる。

% ls -l sample-1.doc
-rw-r--r--   1 rmiya    riko       19456 Oct 26 11:11 sample-1.doc
各欄の意味は, 各ファイルに指定されているモード・リンク数・所有者・ グループ・バイトサイズ・最終修正時刻・ファイル名 である。 この左端のモード欄でファイルのアクセス権を示している。

アクセス権は `rwx' の三つ組みの文字列であらわされ, 順に読む権利・ 書き換える権利・実行する権利を意味しており, またそれらの権利が許可されて いないことは `-' で示される。 また三つ組みは左から順に, そのファイルの所有者・所属グループを同じくする ユーザー・その他のユーザー に対してのアクセス権を示している。 一番左端の一文字分は, 普通のファイル (-), シンボリックリンク (l), ディレクトリ (d) などをあらわしている。



Ryo MIYAMOTO 平成13年4月21日