分子分光学 (20180618) M: 以下は宮本のコメント
16s2053: 
ベンゼンの振電許容を直積によって計算した結果, 許容だったのは $ \DS B_{2g}$, $ \DS B_{1g}$, $ \DS E_{2g}$, $ \DS A_{1g}$ であるのに, 実際に観測されるのが $ \DS B_{1u}$, $ \DS B_{2u}$ であるのはなぜか. また, このとき $ \DS \Gamma(\Phi_1^v) = \Gamma_$vib となるのはなぜか. /// ベンゼンの各軌道の下図のようなエネルギー準位はどのようにして分かるのか. 群論から求める必要はあるか. [図は省略] /// Schrödinger 方程式 $ \DS \hat{\cal{H}} \Psi = i \hbar \frac{\partial \Psi}{\partial t}$ の各記号は 何を意味するのか. M: 激しく勘違いしている予感. それぞれの既約表現が何の対称性を表しているのか (一電子励起状態なのか, 基準振動なのか), よくよく整理して考える必要があるのでは? // 振動の対称性が, 振動を表す波動関数の対称性であることに, 何の疑問があるのか? /// 対称性の議論から, エネルギーは分からない. (節の数などから, 定性的な大小関係が予想できることはある.) ベンゼンの $ \pi$-電子オービタルについては, ヒュッケル法でももっと高級な手法ででも, エネルギーを求めればいいのでは? (教科書 p.431 や参考書参照.) /// 本気か? てゆーか, 自分で極限まで努力して調べて考えて, それでもわからなかったということか??



rmiya, 20180724