分子分光学 (20180409) M: 以下は宮本のコメント
16s2013: 
群論や分子分光学が必修科目にならないのはなぜですか. // 整数・乗法 で群を考えるときに $ a = e = x = 1$ とすると逆元が存在するように思われますが 群ではないのはなぜですか. M: 全ての科目を必修にするわけにはいかないから. 分光学の原理を知らなくても, 群論を知らなくても, 新規化合物を合成することは可能だから...... (それが好ましいとは思わないが)
その場で質問しなかったのはナゼか? // 勘違いしているから. $ \DS ^\forall a$ は ``集合の任意の要素'' の意味である. 今考えている集合は ``整数全体の集合'' なので, $ a=1$ という特別の場合に限定されず, $ a$ が他のどんな整数であっても逆元が集合の要素 (整数) の中に存在しなければいけないが, 実際にはそうじゃない. // 仮に要素が 1 の一つしかない集合に対して乗法を考えれば, それは群になっている (定義に基づいて考えてみれば容易にわかる). しかしその集合は, 整数全体の集合ではない.



rmiya, 2018-04-23