プログレス物理化学 II (20141128)
M: 以下は宮本のコメント
- 12s3033:
- 対称操作を利用して分子の光学活性もわかるのか. M: もちろん, 分子の持つ対称要素により, その分子が光学活性か否かがわかります. または を持つ分子は, 光学活性ではありません.
- 12s3035:
- 液体試料を凍結して測定する時, 磁気異方性は平均化されるのでしょうか. M: なぜ平均化されるのか, それぞれの場合について, 理由を考えてみればいいのではないでしょうか.
- 12s3036:
- 群の中でなぜ類に分ける必要があるのか? M: 同じ類に属する要素は, 同じ指標を持つから. 指標表でも, 類はまとめて書いてある. また, 類の数は, 規約表現の数に等しいという性質もある.
- 12s3040:
- HSAB は, 量子化学的なデータから分類しているのか経験的に分類したのか. M: 分類した人に聞けばいいのではないでしょうか. しかし今では, ある程度量子化学的に説明できると思われます. 考えてみてはいかがでしょう.
- 12s3045:
- 群論を使うためには対称性が必要に思われますが, 対称性が欠けているものに群論を用いることは絶対にできないのでしょうか. M: C という点群もあります
:-)
- 12s3047*:
- 対称操作を計算式で表すにはどうしたらいいのですか? M: ``群の表現'' という問題になります. 行列を用います. // もともと, 代数学と幾何学は相性がいいのではないでしょうか. 図形を座標を用いて表現するのは普通だし, 直線・円・楕円・放物線などの図形を方程式で表したり... 対称操作はその図形が移動するのだから, 座標変換ということになります.
- 11s3013:
- 対称性を見つけることが苦手なのですがコツはありますか. M: あったら, 是非教えて欲しいですね. 今の所, 苦手な人にどうやって教えたらいいのかが, 分かりませんので.
rmiya, 2014-12-05