物理化学演習 A (20100712)
M: 以下は宮本のコメント
- 08s3001:
- 走査型顕微鏡は, 何かを当てて形を知るとありましたが, 中の方がわかるのはなぜですか. M:
- 08s3002:
- ナトリウムのようにスペクトル線が近接しているために二重線があらわれるもので, この近接しているスペクトル線 1 つ 1 つを分離して取り出すにはどうしたら良いですか ? M:
- 08s3004:
- 凝固点降下の実験においてベックマン温度計の水銀が切れることがありましたが, 原因としては何が考えられますか ? M:
- 08s3005:
- H
や O
分子などの原子間の化学結合の安定性は, どのようにして調べたのですか ? M:
- 08s3006:
- なぜ剛体回転子では隣接した準位間でしか遷移はおこらないのか. M:
- 08s3007:
- 恒星内部で作られる最も重い元素は鉄であるが, 鉄よりさらに重い元素が生まれるには, どのような条件が必要だろうか. M:
- 08s3008:
- 混成軌道とは 2 つ以上の軌道が重なって, 全く新しい軌道が形成されるが, それは, なぜか ? M:
- 08s3009:
- B
と F
では結合エネルギーの小さい F
のほうが結合長が短いのか. 強く結合しているほうが結合長が短くなるように思える. M:
- 08s3010:
- 同素体の性質の違いは量子化学的にどこからくるのか. M:
- 08s3011:
- ボラン B は人体に悪影響を及ぼすとある本で知ったのですが, まだ詳しい原因がわからないと書いてありました. 電子やオービタルの概念など分子論的な考察を用いて, 原因を考察するならば, どのような方法がありますか ? M:
- 08s3012:
- 0.001 K 付近で, 単純な分子軌道法で存在しないはずの He
分子の存在が確認できるそうです. He
分子は, どのような相互作用で結合しているのですか ? M:
- 08s3013:
- 密度
は (質量)/(体積) です. また, 単位体積重量は
で表され,
は重力加速度です. どちらも体積あたりの重さを表していると思うのですが
を掛けることにはどのような意味があるのでしょうか. また, これらの物理量は具体的にどのような場合で使い分けられるのでしょうか. M:
- 08s3014:
- 多電子原子の原子スペクトルの選択律においてある J=0 の状態から別の J=0 の状態への遷移が禁制であるというのは, どのようにして分かったのだろうか. M:
- 08s3015:
- 教科書 p.328 に, 「これらは数値としては小さく重要ではない」とあります. 大きい, 小さい, 又は重要かどうかの判断をする基準は何ですか ? また, その基準の適用が妥当性はどうやって確かめるのですか ? M:
- 08s3016:
- CT 錯体は, その構成している分子や原子と異なった光吸収が起こることがあります. 物理化学実験では, 長波長側に異なった光吸収が見られましたが, 短波長側に見られることあるのですか. ある場合は CT 錯体はどのような状態なのですか. M:
- 08s3017:
- 経験的法則は, どのようにして世の中に認められるのですか ? M:
- 08s3018:
- オービタルの記号, s, p, d, f はナトリウム原子のスペクトルの分析に起源があり, s (鋭い), p (主要な), d (ぼやけた), f (基本的な) となっているが, 何をもとにこのように考えたのでしょうか. M:
- 08s3019:
- 光当量側で, 1 個の分子が 1 個の光子を吸収し 1 個の分子が反応するとされますが, 励起した電子が基底状態に戻るときに発する光子は, 電子 1 個につき 1 個なのですか ? M:
- 08s3020:
- 水とアルコールはどんな割合でも溶けるが, 水:アルコールが 2:8 などの場合, 水にアルコールが溶けるのか, アルコールが水に溶けるのか. M:
- 08s3021:
- 1 章で見た水素原子のエネルギー準位図に比べて, 図 8.4 のナトリウム原子の準位図は, 非常に複雑になっています. 分光学的な測定技術に, どのような進歩があったのでしょうか. M:
- 08s3022:
- 問 8.40 で nf
F → 3d
D 遷移によるスペクトル線が基本的なの意味 (fundamental) 系列と呼ばれるのはなぜか ? M:
- 08s3023:
- 陽子や電子等の粒子の大きさを大きくしたり小さくしたりすることはできるのか ? M:
- 08s3024:
- ミクロ状態というのが, 8 章では出てきますが, ちゃんと理解できていません. どういう状態のことなんですか. M:
- 08s3026:
- 私達が光を手に当てたとき光子の進行方向を変えていると言えるのでしょうか ? M:
- 08s3027:
- 分子軌道計算を行なう際に分子の対称性を用いると主にどのような長所・短所があるのだろうか. M:
- 08s3028:
- なぜ, ライマン系列のスペクトルの二重線が n が大きくなるにつれてその分裂幅が小さくなるのか. M:
- 08s3029:
- 三重項励起状態が一重項励起状態より寿命が長いのはなぜですか ? M:
- 08s3030:
- 光子にエネルギーをもたせるとどうなるのだろう ? M:
- 08s3031:
- 光子を 1 つだけ識別することは, 可能でしょうか ? M:
- 08s3032:
- 項記号は安定化している原子を特定する理論としてのみ用いられているように見えるが, 他にはどのように用いられているだろうか. M:
- 08s3033:
- 原子スペクトルではなぜ選択律が
,
,
となるんですか. M:
- 08s3034:
- 原子同士が衝突する時, 原子の何がぶつかりあうのでしょうか ? M:
- 08s3035:
- 二原子分子, 多原子分子において, (8.53) 式のようなものはあるのか. M:
- 08s3036:
- スピン-軌道結合というのは他のスピン-スピン相互作用などより, どうしてスペクトルなどに強く影響するのか ? M:
- 08s3037:
- 粒子よりも小さい単位は何か. M:
- 08s3038:
- 8.17 の問題で教科書に記載されている解答が実効 1 電子ハミルトニアンを用いて説明しているのはなぜなのか. M:
- 08s3039:
- 教科書 p.329 に「ここでは選択律を一応認める」とありますが, なぜ「一応」なのですか ? M:
- 08s3040:
- 項の記号がわかることによって, 原子スペクトルの記述などができるようになりますが, 項の記号は他にどのようなことに用いられるのですか ? M:
- 08s3041:
- 教科書 p.335 の図 8.5 のヘリウム原子のエネルギー準位図において, 4
P がありませんが, これはどのような理由によるものですか. 私は 4
P が無いというのは有り得ないと思うので, 単なる載せ忘れでしょうか. M:
- 08s3042:
- p.332 の表 8.6 を見ると遷移が 2 種類あるものではエネルギーが若干ズレているものと全く同じものがありますが この違いは何が起因しているのでしょうか ? M:
- 08s3043:
- パウリの排他原理はどのようにして発見されたのですか ? M:
- 08s3044:
- p.305 に「最良の変分計算では」とかいてありますが, 何故最良といえるのか. 他に良い計算がないとわかるのですか. M:
- 08s3045:
- 電子遷移に要する時間は 10
〜10
秒とされていますが, これを速くしたり遅くしたりする因子は何でしょうか. M:
- 08s3046:
- 粒子の状態を記述するのにシュレディンガー方程式を用いるが, この方程式を用いても状態を記述できない粒子は存在するのでしょうか ? M:
- 08s3048:
- 質量のある原子は無からは作り出せないが, 質量のない光子は作り出せますか ? M:
- 08s3049:
- p.329 で選択律を一応認めることにするとありますが, 厳密には分光学で導いた選択律などを用いるのですか ? M:
- 07s3001:
- p.334 で ``
という選択律のために遷移が起こらない.'' とあるが,
と
の遷移で
となるのはどういう意味ですか ? M:
- 07s3002:
- p.305〜306 にかけての文に, 「厳密なエネルギーの結果が得られることを示しているが〜〜, オービタルの概念も放棄している. (中略)」とあるが, オービタルの概念を放棄した結果は正しい結果といえるのですか. M:
- 07s3004:
- フントの規則で L と S が同じ場合に副殻の占有によって J の値が最大・最小となるのはなぜですか ? M:
- 07s3005:
- 電子の波動関数はすべて任意の 2 電子の交換に対して反対称なのですか ? M:
- 07s3007:
- 項の記号は電子配置の詳細を表す, と教科書に書いてあるのですが, 多重度などがわかるとどのようなときに便利なのですか. M:
- 07s3008:
- パウリの排他原理はどのように導かれたのですか. M:
- 07s3009:
- 量子論と相対性理論はつじつまが合わず, 相対性理論はもう古い, 間違いだという方も増えているようですが, 逆に相対性理論でしか説明できない事柄はどのようなものがあるのでしょうか. M:
- 07s3010:
- [白紙]
M: 提出物が要件を満足していません.
- 07s3012:
- 項記号は何を表しているのですか ? M:
- 07s3013:
- 圧力などの単位には何種類かありますが (Pa, bar など), なぜ 1 つのことについて複数の単位があるのですか ? M:
- 07s3014:
- スピン変数に古典的に対応する量がないというのはどういうことですか. M:
- 07s3015:
- 例題 8.6 で「
S 状態では J の可能な値は
で項記号は
S
となる」とあるが多重度と項記号の取りうる数は関係ないのか. M:
- 07s3016:
- 反対称波動関数, という概念がいきなり出てきたのはなぜか. M:
- 07s3017:
- 食料などで「直射日光をさけて保存」とあったりしますが, 保存とは言えないのでは ? 状態は常に変化していると思うのですが… M:
- 07s3019:
- 量子力学において, 箱や井戸を考えるのは何故でしょうか ? M:
- 07s3021:
- 8.45 の問題がよく分からなかったので解説して下さい. M:
- 07s3024:
- 「つじつま合わせ」をして解を出す方法がありますが, ただ単に都合よく解を出しているだけじゃないですか ? M:
- 07s3027:
- Text p.307 に「つまり, 電子間に相関がないということになる」とあるが, その前後の文はどう言う意見か. 相関がないのに相関エネルギーを定義するとはどういうことか. M:
- 07s3030:
- 項記号で軌道 L を数字で表している (L = 0, 1, 2, etc.) のは何故でしょうか ? M:
- 07s3031:
- 数学章 F において,
や
という表記があるが, これは何を意味するのか ? M:
- 07s3032:
- 教科書に「完全な波動関数」という記述がありますが, どのような条件を満たすと「完全」といえるのですか ? M:
- 07s3033:
- 物理化学の真髄ってなんですか. M:
- 07s3035:
- 8.40 でスペクトル線は ``鋭い (sharp)'' ``主要な (principal)'' ``ぼやけた (diffuse)'' ``基本的な (fundamental)'' の 4 つがあると書かれていますが, スペクトルが実際, ぼやけたりしているのでしょうか. スペクトルが鋭いとはどういうことでしょうか. M:
- 07s3038:
- ハートリー-フォック オービタルを 0 次の波動関数として, 摂動論によって相関エネルギーを計算する方法とはどういった方法ですか. M:
- 07s3039:
- 近似を用いずにどの程度の分子まで分析可能だろうか ? M:
- 07s3042:
- わざわざ「解析的な」と言わず「厳密な」と言うのは, 化学的な要因はあるのか ? M:
- 07s3043:
- p.335 に ここで用いている選択律は原子番号が小さい原子だけに適用し, 原子番号が大きくなるにつれて破れるとありますが, 何故ですか ? M:
- 07s3044:
- フントの規則はどのようにして導かれたのですか ? M:
- 07s3047:
- 非実効的なハミルトン演算子ってあるのでしょうか, あるとしたらどのような意味を持つのでしょうか ? M:
- 06s3003:
- 昇降演算子でなぜ
から
に変わるのが ``上昇'' で
から
に変わるのが ``下降'' なのか ? M:
- 06s3004:
- [白紙]
M: 提出物が要件を満足していません.
- 06s3008:
- 原子単位で計算する場合, 計算結果は簡略化していないときと比べて差はでないのですか. M:
- 05s2059:
- ホスフィン配位子は逆供与を受けうるが, その場合, ホスフィンの空の d 軌道に電子を受け入れているのでしょうか. M:
Ryo MIYAMOTO, 2010-07-13