化学の基礎 II(G) (20081014) M: 以下は宮本のコメント
07s3033: 
水素等の振動数, 波長はどんな条件下 (真空, 宇宙 ...) でも絶対に変わらないものなのか ? M: 振動数や波長を測るためには, 物差しや時計が必要ですね. 相対論はそれらについて何といっていますか ? または, 宇宙膨張の証拠は何でしょうか ?

07s4044: 
レイリー・ジョーンズほ法則[ママ]では現実を説明できなかったがプランクの法則で説明できたというが, プランクは, どこがおかしいかを見つけたのか. そして, それを説明できる式をどうやって導き出したのか, 少しでもわかりたい. 今日の終了までに私はわからなかった. M: プランクの式がどのようにして導出されたのかは簡単に説明しましたが, プランクが何故その考えを思い付いたのかは述べませんでしたから. プランクの著作 (あるのかどうかわかりませんが) か, 量子論の夜明けに関する書籍を読んでみてはいかがでしょうか.

07s6043: 
定数 c は光速度だったが, プランク定数 h には物性としてどのような意味があるか ? M: 光子エネルギーの単位.

08s3001: 
陽子や中性子を構成している物質は重さがほぼ 0 なのに物に重さがあるのはなぜですか ? M: 完全にゼロと, ほぼゼロとの違いを認識していますか ? また, 質量がほぼゼロなものが, 1023 個も集まるとどうなるでしょうね ??

08s3002: 
・最近はダイヤモンドも人工に作られるようになりました. では生命のあるものもヒトの手によって作れると思いますか ? (産むのではなく, クローンではなく, 必要な物質を用意して一から) // ・図 1.3 で, 太陽の温度はだいたい 6000 K だとわかりましたが, なぜ図 1.2 と同じようになめらかな曲線にならないのでしょうか ? M: 生命とダイヤモンドとは, 対比して考えるようなものなのでしょうか ? あなたは生命をどう定義しますか ? ウイルスは生命でしょうか ? では DNA 片は ? // 08s3012 の三番目参照.

08s3004: 
実検[ママ]結果などから仮説を立てる際に気を付けることは何ですか. M: 実験結果を恣意的に解釈しないことかな.

08s3005: 
黒体輻射で, どうして低温と高温とでは色が変化するのか ? M: プランクの式で説明されたとは考えられませんか ?

08s3006: 
19 世紀末に原子の構造や放射線がマイナーな問題と考えられていたのだが, では何がメジャーな問題だったの ? M: もちろん古典物理学が扱ってきた現象でしょう.

08s3007: 
最近, 課題や宿題, レポートに追われています. それにもう少しでサークルの演奏会もあります. まず宿題やレポートを終わらせたいと思うのですが 多すぎで何から手をつけていいかパニックになってしまいます. 先生ならこのような時, どう対処しますか ? M: パニクっても課題は減りませんから, コツコツと処理するしかないでしょうね. まあ王道無しということで.

08s3008: 
現在の化学の最先端は, どの分野での研究がさかんなのですか. M: 分野も見方も, ひとつではないと思います.

08s3009: 
先生が化学の道に進んだ理由. M: あなたとは異なる人格である私の個人的な考えを聞いて, 一体どうするつもりなのでしょうね. ちなみに, 面白そうだったから, だったと思います.

08s3010: 
新しい何か, 例えば理論とか新物質, を作るとき, おカネがたくさん投資されればできるもの (例→宇宙に行く) と, できないもの (例→カゼの根本的治療薬) がありますが, それは何故ですか ? M: 例示は正しいか ? なぜ「できない」のか ?

08s3011: 
量子論など, 今日の授業で出てきたいろいろな法則や理論のある物理化学の魅力は何ですか ? M: まさしく「法則」であることですね. 様々な現象が統一的な法則の元に記述され説明されること.

08s3012: 
1. プランクの法則が導かれたとき, c は光の速度だということが分かっていたのか ? // 2. 液体や気体でも温度が上昇すると鉄のように色が変化していくのか ? // 3. なぜ太陽の輻射強度はでこぼこしているのか ? M: マクスウェル方程式や電磁波と光の速度など, 歴史的順序は調べてみてはいかがでしょうか // 熔鉱炉で熔けた鉄とか太陽とかでは, 物質がどうなっているでしょうか // 太陽の光球表面から地球の成層圏までの間に何かがあるということですね ;-)

08s3013: 
炎色反応も今日の話につながっているのですか. M: 間接的には, そう言えるかもしれませんね.

08s3014: 
黒体輻射を応用した考えで, 現在でも役立っていることは何なのか. M: もちろん非接触型の温度計ですね.

08s3015: 
科学者達は, 何らかの式を打ち立てる際にどの様にして式を作っているのか ? (測定すれば, ある程度比例・反比例の関係はわかるとして, 式の中の定数をどのようにして導いているか ? ということ.) M: 括弧の中の文が書ければ, 答えは自ずから明らかでは ? (例えば, 比例していることがわかれば, 比例定数は求まるでしょ ??)

08s3016: 
・なぜ多くの化学者は, もうほとんど解くべき問題は残っていないと信じていたのか. // ・c (光速) はどのようにしてわかったのか. M: 私には, 当時知られていた問題は, 古典物理でほとんど解かれたと思ったからではないかなと, 想像することしかできません. // フィゾーやフーコーの実験について調べてみてはいかがでしょうか.

08s3017: 
電子は軌道上をとびまわっていると, 軌道関数を用いると表されますが, もし電子が, ある時点で止まっているとすると, その時, どのような現象が起こるのでしょうか. M: 不確定性原理を考えてみましょう.

08s3018: 
先生が物理や化学の道に進もうと思ったのは, 何故ですか. M: 08s3009 参照.

08s3019: 
絶対に解くことができない問題をつくるのと, その問題を解くのはどちらが難しいと思いますか ? (答えは存在するものとして) M: 解くことができないのに答えが存在するとどうして言えるのでしょうね. ガリレオにきいてください :-p

08s3020: 
黒体輻射が赤からいったん白になって青くなるのはなぜか. M: 赤と青の中間に発光極大がある場合, その他の色も満遍なく発していることになりますね.

08s3021: 
原子核内では, 陽子と中性子の間に中間子が働くために正電荷どうしの反発が起こらないというが, 孤立電子対では負電荷どうしの反発が起こらないのか ? M: 核内でも正電荷どうしの反発はあるでしょう. ただしそれに対抗して結びつける力があるというだけで. ちなみに中間子は, たぶん誤解ですね. そしてもちろん, 電子の負電荷どうしの反発もあり, 原子内の電子のエネルギーではちゃんと考慮していますよ.

08s3022: 
放射線には多くの種類があるが, 当時はどのようにして分類していたのか. M: 当時の事情は, 然るべき書籍などにあたってくださいとしか, 言いようがありませんが.

08s3023: 
化学の分野で, 解明されていないものがなくなるということは ありえるのか ? M: あなたはどう考えますか ?

08s3024: 
今日ニュースでノーベル賞について放送しているのを見ました. 先生はノーベル賞を授賞したいと思いますか ? M: あなたは小さい頃に夢見ませんでしたか ?

08s3025: 
前回の質問に対するコメントについてですが, 物理化学が好きな学生さんが揚げた好きな理由はどのようなものがありますか ? M: ほとんど例がないので記憶も薄れているのですが, 08s3011 のコメントに書いたようなことだったかと.

08s3026: 
先生にとって化学にとって大切なものは何だと思いますか ? M: 分子の気持ちになって考えることでしょうか ;-)

08s3027: 
先日, 益川さんと小林さんがクォークは 6 種類あるということを証明したということでノーベル物理学賞を受賞したが, クォークという素粒子も量子化学を考えていくうえで重要になってくるのか. M: えっと, subatomic な話でしょ ?

08s3028: 
物体を加熱するだけで光を放つことを なぜ「黒体」輻射と言うのか ? M: ホワイトノイズ って何の事か分かりますか ?

08s3029: 
よくわかんなかったです M: あら残念. どのへんがどうわからなかったのでしょうか.

08s3030: 
マクスウェルの方程式がたてられた当時, c が何なのか分からなかったのに方程式として認められたのか ? M: 波 (記述対象の電磁波) の伝搬速度であることは, 方程式の形から分かります.

08s3031: 
19 世紀末, エーテルやマクスウェルの方程式の c について, 「マイナーな問題」と考えられていたが, いつごろからこれらについて研究されるようになったのか ? M: 科学史に関する本を読んではいかがでしょうか.

08s3032: 
α, β, γ線を放出する, 原子が分解する強い力で, 錬成がおこなわれなかったのは なぜなのか M: 意味がわかりません. 「原子が分解する強い力」とか「錬成」って, 何でしょうか ?

08s3033: 
19 世紀末でなぜ分子の構造はわかっていたのに原子の構造はわからなかったのか ? M: 我々の歴史がそうだったとしか言えないのでは ? これも科学史 ??

08s3034: 
19 世紀末の物理化学でわかっていたこととして (古典) 力学を例に出しましたが, 力学は物理学だけでなくなぜ物理化学にも含まれるのでしょうか ? (力学には化学の要素があるのですか ?) M: 含まれないでしょうね. もっとも, 気体分子運動論などは古典力学かもしれませんが.

08s3035: 
かんすうをだして, ちゃんとしょうめいされたのか. M: 意味がわかりません. 何を質問しているのでしょうか ?

08s3036: 
昔の科学者たちは, わかっていない事にどういう視点から取り組んでいったのか ? M: いまの科学者も, 科学者以外の人も, 大して違いは無いのではないでしょうか.

08s3037: 
法則の名前に発見した人名が使われている時と使われていない時があるのはなぜか. (例: ウィーンの変位法則と運動方程式のように) M: 特に意味はないでしょう. ただ, 重要な法則に名称がついていれば, 呼称に便利ですね.

08s3038: 
19 世紀末のエーテルの話のようにマイナーな問題と考えられていたことを研究していた人達は他の研究者からどう思われていたのか. M: 細かな問題と思われても, 重要であることには変わりありませんから.

08s3039: 
なぜ熱の温度で色が変わるのか ? M: 08s3005 参照.

08s3040: 
ウィーンの変位則の 2.90×10-3 という定数はどうやって決まったのですか ? M: 08s3015 参照.

08s3041: 
輻射について調べることは鉄の生産において有用であったが, 輻射強度はその解明により, どのような影響をもたらしたのか. M: 私は知りません. 調べて分かったら, 是非教えてくださいネ.

08s3042: 
自分の高校の物理の先生は霊の存在を信じない人で, その理由は霊が存在するならば「霊子」という新しい粒子がなければないから[ママ]と言っていました. このことについてどう思いますか ? M: 理由については, 藁人形論法になっていて筋がよろしくない. そもそも存在を主張する側が, 霊が何であるかの定義を示していないし, また存在の立証に成功していないから, としなくちゃ.

08s3043: 
なぜ光が波だと考えたのですか ? M: ニュートンに対抗して, フックやホイヘンスが何を主張したか, 調べてみてはいかが ? または, 光の回折とか屈折とか干渉とかの現象をどう説明するのかと.

08s3044: 
100 年後は現在よりもどのくらい (どの分野で) 発展していくと考えるか. M: 「そんな先の事は知らない」というセリフは, ハードボイルドですか ? それよりも, 人類がどの程度生き残っているか, 心配した方がいいかもしれませんね.

08s3045: 
・黒体輻射は惑星の温度を計る以外に利用法はないのか. // ・プランクの法則は量子仮説を用いているが, 仮説で法則を成り立たせてよかったのか. M: 08s3014 参照 // 新しい説には, 何らかの形で新しい仮説が含まれているのでは ? で, 検証に耐えたものが生き残る.

08s3046: 
ノーベル賞受賞者の研究で素粒子物理学とあったんですけど 素粒子とはどういうもの何ですか ? M: 本気の質問ですか ? 分からなけりゃ調べればいいのでは ?

08s3047: 
量子仮説が最初に生まれたのは, 何に注目したときだったのか ?? M: 「最初」って, いつでしょうね ? ところで教科書の第一章は読んでみましたか ?

08s3048: 
許される波長って何 ? M: 両端を固定された弦の話は理解できませんでしたか ?



Ryo MIYAMOTO, 2008-10-15