The Books on All Time Best !

わりと何度も読み返すかもしれない。 ある程度古典的なものになるのは, 仕方がないね。 順序はほとんど意味がありません。 そのうち五十音順にでもしようかな。 コメントは, 随時追加されます。

○ どうぶつ会議 : 文・エーリヒ=ケストナー、え・ワルター=トリヤー : 岩波書店

岩波こどもの本 版 (光吉夏弥 訳) と ケストナー少年文学全集 版 (高橋健二 訳, 題名は漢字で動物会議) とがある。 前者はカラーの絵本で, 後者ではモノクロの挿絵になっている。 二つを比べると, 前者では数個の絵を省略していることがわかる。 訳文もかなり違う。総じて前者は低学年むきにやさしく, 後者はやや固い。 ライオンのアイリスの決めセリフに重要な相違点あり, 金色のタテガミが黒くなるのか赤くなるのか。 また一人称が異なるので (``わし'' と ``ぼく''), 印象がかなりちがう。 本来は作家と画家の共著の絵本として作られたので, 前者の形態が望ましい。 しかし数個の絵が省略されているし, 絶版で入手困難。
このたび大型絵本版 (池田香代子 訳) が出るようなので期待しよう。 ... 大判でカラーの絵はいいんだけど, 翻訳に独自性を出そうとしたためか, (小さい頃から親しんできた口調と違うためか) ちょっと違和感を持つ部分も あるのが残念。

○ 火星年代記 : レイ=ブラッドベリ : ハヤカワ文庫NV

全編の雰囲気をふまえると, 最終話 ``百万年ピクニック'' の最後だけでも 充分に泣ける。「ほら, あれが火星人だよ」

○ シャーロック=ホームズのシリーズ : A=C=ドイル :

あちこちから翻訳が出版されているが, 現在進行形の 小林司/東山あかね による 河出書房新社 版に期待。 それ以前は, 東京図書からの注釈版がほしかった (今は筑摩書房の文庫 ?)。

○ 白い国籍のスパイ : J=M=ジンメル : 祥伝社(NON NOVEL)

これまでは新書判サイズの NON NOVEL を持っていたが, このあいだとうとう, 出てることは前から知ってたけど手を出さなかった 単行本版を (古書で) 買っちゃった。 こっちには料理のメニューとレシピがちゃんと載ってるんだよねぇ。(^v^)/

○ 星の王子さま : サン=テグジュペリ : 岩波書店

○ 怪盗ジバコ / 怪盗ジバコの復活 : 北杜夫 :

○ ドクトルマンボウのシリーズ : 北杜夫 : 新潮社

航海記, 昆虫記, 青春記, 途中下車, 追想記, 小辞典, 医局記。

○ 風の谷のナウシカ (1)-(7) : 宮崎駿 : 徳間書店

○ 夢幻紳士のシリーズ (マンガ少年版)(怪奇編)(冒険活劇編): 高橋葉介 :

ギャグと怪奇を両方ともこなす才能がすばらしい。 また, 画や線にも独自のものがある。 初期のオドロオドロしい線でギャグ *も* できて, その後のすっきりと整理された線で怪奇 *も* ... これはもう, 実物を見てもらうしか無いでしょう。

○ 鉄腕バーディ : ゆうきまさみ :

知ってる人, どのくらいいます ?

○ ティキシィ : C=W=ニコル : 角川書店

○ パーンの竜騎士のシリーズ : アン=マキャフリー :

○ 歌う船のシリーズ : アン=マキャフリー :

○ ダーコーヴァ年代記のシリーズ : M=Z=ブラッドリー :

○ ロボットシリーズのうち, R=ダニール=オリヴァー が出てくるもの : アイザック=アジモフ :

鋼鉄都市, 裸の太陽, 夜明けのロボット, ロボットと帝国 (?), ...

○ 魔法の国ザンスのシリーズ : ピアズ=アンソニー : ハヤカワ文庫 FT

`アンノウン' タイプのファンタジー。 シリーズの最近の作はまだ読んでいません。

○ ドラゴンになった青年 : G=R=ディクソン : ハヤカワ文庫 FT

`アンノウン' タイプのファンタジー。 胃潰瘍の魔法使いが, 胃に良いと聞いて空中からミルクを 取り出して飲むシーンなど笑えます。魔法で胃潰瘍を直せばいいのに ... (^_^)

○ ARM のギル=ハミルトンのシリーズ : ラリー=ニーヴン :

SF ミステリというか SF ハードボイルドというか。

○ マナまたはウォーロックのシリーズ : ラリー=ニーヴン :

魔法は資源であるという画期的な解釈の世界。 その地で魔法を大量に使うと, 資源は枯渇する !

○ 魔術師が多すぎる / 魔術師を探せ ! : ランドル=ギャレット : ハヤカワ・ミステリ文庫

科学の代りに魔法が発達した世界での探偵もの。 ミステリが魔法の論理によって組立てられている。


Ryo MIYAMOTO