兵庫県南部地震 被害建物(主にRC)

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調査および報告(95.1.31)
東京都立大学工学部建築学科助手 津村浩三(1998年に弘前大学に移動)
調査期間
95.1.19〜1.21
調査地域
阪急西宮北口駅から三宮駅周辺までの道沿い
(朝日新聞1/18日付朝刊3面の地図を参考にした
東灘区の市営住宅付近は住人の三木誉章氏に案内していただいた)
調査方法
徒歩または自転車で移動.写真の撮影と電信柱などから住所等を記録
調査対象
中層以上のRC建物で被害の著しいものを主とし,そのほかは目についたもの

調査結果・・・中層以上の建物(主としてRC)

  1. 西宮市
    • 大手前女子大(Photo1,2) の教室棟に相当する棟 RC4階建て 御茶家所町6
      全階が沈下。1階柱に腰壁が取り付いており、短柱としてのせん断破壊により軸力が 保持できなくなったと思われる。
  2. 芦屋市
    • 芦屋川アーバンライフ(Photo1,2 ,3) RC8階建て 業平(なりひら)町8丁目(業平交差点北東角)
      2階(主なアクセス階なので開口大)柱(Photo1 ,2)のせん断破壊により層崩壊。
      なお、有孔梁(Photo1)にせん断ひびわれが生じている。
    • KASATANI(笠谷)KOMUTEN(Photo1)の看板があるビル RC4階建て 業平町4
      1階が層崩壊。1階の間口側の柱(Photo1)がせん断破壊し2階はりが沈下。
  3. 神戸市東灘区
    • 神戸市営本山第1住宅(Photo1) RC11階建て 本山南町7丁目
      1階が層崩壊(Photo1,2 ,3,4)。 短辺方向にかなり(ざっと見て1/20程度?)傾いている
      なお、この市営の団地は他の棟にも被害が出ている模様だが省略
    • 神戸製鋼所新青木アパート住宅供給公社6号棟 RC5階建て(E棟、W棟が並列し壁で一体化している)
      昭和47年竣工 北青木(きたおおぎ)2丁目10
      1階が層崩壊(Photo1,2 ,3)。おそらく階高が半分以下につぶれている.なお、信じられないことに 2階の住人によると誰も亡くなっていないらしい
    • 宮地病院(Photo1,2 ,3,4) RC4階建て(一部5階建て)
      本山中町4丁目
      1階が層崩壊。1階の柱に腰壁(Photo1)が取り付いているため、一部の柱 (Photo1)はせん断破壊しているが、腰壁の方が破壊し柱が長い柱として両端に ヒンジができているようなところも見られた。なお、解体が始まっていた。
      また、同じ敷地の宮地病院梓寮(宮地病院裏)の 1階が層崩壊。
  4. 神戸市灘区
    • COOP(Photo1) RC(4階建てに見えるが3階建てかもしれない) 森後町3-5-38
      2階はりか2階壁がウォールガーターのような形式となっており、それが取り付く柱はり接合部 (Photo1)に相当する部分が破壊している。
  5. 神戸市中央区三宮駅周辺
    あまりに被害を受けたビルが多く、住所等記録する余裕がなかったので以下に羅列する。 中間階で層崩壊したものが非常に多いことが特徴である。 (建物名称は関西版ぴあmap文庫’94、同’90によった。)

ktsumura@arch.metro-u.ac.jp