研究集会「宇宙線生成核種の連続記録と古宇宙線・古環境変動II」

「宇宙線層序学の開拓」に関する研究集会が,同じくJSPS科研費「アイスコアに刻まれた十〜千年スケールの宇宙線強度変動と地球環境変動」(研究代表者・東京大学・松崎浩之)と共催で,平成24年8月24日(金)〜25日(土)に開催され,活発な議論がなされました.

日時:8/24(金)13時半〜8/25(土)12時
場所:弘前大学文京町キャンパス理工学部1号館(下図で⑱番の建物)2F大会議室



 注:下のキャンパスマップは,上の地図と方位が異なり,左が北になっています.

 

研究集会プログラム

8/24(金)

13:30〜14:00 堀内一穂(弘前大学)
  オープニング:宇宙線生成核種の長期連続記録と古宇宙線・古環境変動
14:00〜14:30 横山祐典(東京大学)
  ドームふじ氷床コアの宇宙線生成核種に記録された過去の地磁気エクスカーションと古気候学的重要性
14:30〜15:00 村松康行(学習院大学)
  安定ベリリウムのICP-MSによる分析
15:00〜15:30 宮原ひろ子(東京大学)
  炭素14とベリリウム10の時系列解析に基づく太陽気候研究

<休憩20分>

15:50〜16:20 川村賢二(国立極地研究所)
  ドームふじアイスコア深部の年代決定について
16:20〜16:50 松四雄騎(京都大学)
  ドームふじアイスコア中の36Clの長期記録とその変動要因
16:50〜17:20 笹公和(筑波大学)
  筑波大学に新たに導入される6MVタンデム加速器でのAMSとその展望
17:20〜17:35 松崎浩之(東京大学)
  初日のまとめとMALT-AMSの展望

18:30〜 懇親会(会場未定)

8/25(土)

19:30〜10:00 松崎浩之(東京大学)
  14Cと129Iの土壌プロファイルに基づいた短寿命放射性ヨウ素降下量の推定
10:00〜10:30 三宅芙沙・増田公明(名古屋大学)
  西暦775年の宇宙線イベントについて
10:30〜11:00 阿瀬貴博(東京工業大学)
  屋久杉年輪セルロース中の安定同位体を使った古気候復元
11:00〜11:30 堀内一穂(弘前大学)
  ドームふじアイスコアの完新世10Be記録:年スケールの宇宙線イベントを探るための層序学的基準として
11:30〜11:45 小林紘一(パレオラボ)・松崎浩之(東京大学)
  まとめ

 

 

|JSPS科研費「宇宙線層序学の開拓」|