講演会主旨

 昨年(平成22年)2月27日にチリ・マウレ州沖合で起きた地震(モーメントマグニチュード8.8)は,地元チリに甚大な被害をもた ら しました.そればかりでなく,日本にも津波が襲来し,太平洋沿岸に津波警報が出され,日本にも大きな影響を及ぼしました.
 チリ地震は1968年十勝沖地震と同じタイプの地震であり,その状況を学ぶことは次の十勝沖地震(青森県東方沖の地震)に備えるために大変有意義だと思 います.
また,今回の津波は1960年のチリ地震津波とは違うものであり,遠くない将来に八戸地域が1960年チリ地震津波と同様の津波に襲われることは間違いあ りません.
 そこで,将来に備えるために,チリ・マウレ州沖地震の際の現地,および日本の状況を通して得られた貴重な知見を紹介する機会を設けました.

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