地質学実験ホーム
平成13年度弘前大学理工学部授業計画
授業科目 地質学実験 対象学生 3年次以上
科目コード C23 学期単位 前期2単位
担当教官 氏家良博・柴 正敏・
佐々木実・根本直樹
曜日時限 水曜日7-10時限
必修等 選択
【授業の概要】
地質学的データを野外で得るための野外地質調査の基礎を体得することを目的とし, 事前の室内での予備調査,実際の野外での地質調査, および事後の室内でのデータのまとめを行う.
【授業計画】
 1. ガイダンス
 2. 地質図の読図及びそれに基づく地形解析
 3. クリノメータの使用法及び地質図学その1
 4〜12. 野外地質調査
 13. 野外地質調査データのまとめ方
 14. 空中写真判読
 15. 地質図学その2
【テキスト・参考書等】
テキスト
「野外地質調査の基礎」狩野謙一著,古今書院
参考書
「新版地学事典」地学団体研究会新版地学事典編集委員会編,平凡社
「地質図の読み方・書き方」羽田 忍著,共立出版,東京
「新版堆積物の研究法」公文富士夫・立石雅昭編,地学団体研究会
「青森県の地質」箕浦幸治・小菅正裕・柴 正敏・根本直樹・山口義伸著, 青森県商工観光労務部鉱政保安課
「10万分の1八甲田地熱地域地質図」村岡洋文・高倉伸一,地質調査所
「火山灰野外観察の手引き」野尻湖地質グループ著,地学団体研究会
「火山灰分析の手引き」野尻湖火山灰グループ著,地学団体研究会
「建設技術者のための地形図読図入門第1巻 読図の基礎」鈴木隆介著,古今書院
「地質図学」高安克巳・大西郁夫,地学団体研究会
その他適宜実験中に指示する。
その他
野外地質調査用具を準備しておくことが望ましい. 具体的な内容及び入手法はガイダンスで指示する.
【成績評価の方法】
レポートの内容に実験態度を加味して総合的に評価する.
【授業形式視聴覚機器等の活用】
4及び7月は室内で実験を,5〜6月は土曜日に終日野外調査を弘前周辺で行う.
【留意点・予備知識】
野外での調査はもちろんのこと,現地までの移動に際しても安全には充分留意すること. なお,本実験の履修に際しては, 「地質学」及び「層位・古生物学」の単位を取得していることが望ましい. また,「岩石学・鉱物学」を同時に履修することが望ましい.

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