▼伊東俊司研究室



環境調和型の持続可能な社会の構築に向けたブレークスルーとして、単一の有機分子に機能を持たす展開に大きな期待が持たれています。たとえば、分子1つ1つに情報を記録することが可能となれば、現在の記録媒体の記録容量は、格段に向上するに違いありません。このような単一の有機分子を用いた機能素材の技術的展開を分子テクノロジーと呼んでいます。このような展開は、高機能化、省資源化への技術に今後大きな革新をもたらすに違いありません。有機分子テクノロジーは、まだ、その多くは未知の領域ですが、高効率な有機合成化学反応の発展と共に、環境調和型の持続可能な社会の構築に向けてその進展に大きな期待が持たれています。本研究室では、有機合成化学的手法を活用しこのような未来の新技術と期待される分子テクノロジーの開拓に向けた機能性有機化合物の創出に関する研究を行なっています。
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▼岡崎雅明研究室

専門:無機化学/遷移金属錯体化学/有機金属化学
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▼澤田英夫研究室


澤田研究室では現在、「フッ素の凝集効果が活かされたフッ素系高分子機能性材料の創製とその応用」に関する研究として、以下に示される研究テーマを中心に展開しております。
[1] フッ素の凝集効果が活かされた新しいフッ素系高分子界面活性剤の合成とその応用・・・抗菌活性を示すナノ粒子への展開
[2] ナノレベルで自己組織化されたフッ素系分子集合体とその応用・・・フッ素系分子集合体- ナノダイヤモンド、- 金属ナノ粒子、- フラーレンおよびカーボンナノチューブ複合体の合成と機能の解明
[3] フッ素の機能が活かされた新しいフッ素系有機/無機ポリマーハイブリッドの合成と応用・・・磁性が付与された新しいフッ素系ナノマテリアルの開発
[4] フッ素系高分子ナノ粒子の開発と環境調和型フッ素系高分子材料への展開
[5] フッ素系高分子界面活性剤を用いた新しい光機能性ナノ色素の開発
[6] アダマンタンセグメントを有するフッ素系高分子材料の開発とその応用
[7] フッ素系高分子界面活性剤のイオン液体への可溶化とその応用
なお、以下にフッ素系高分子界面活性剤によりフラーレンおよびカーボンナノチューブが水に可溶化した写真を示します[研究テーマ[2]を参照]。
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▼須藤新一研究室

専門:機能性有機高分子学

▼糠塚いそし研究室



環境や生体は様々な種類の元素・物質から成り立っています。それらの中から特定のものを見い出し、その量を測定することは、環境評価や疾病の診断に欠かせません。このような測定を正確かつ効率良く行うためには、
(1) あらかじめ試料を測定法に適合するように化学的に処理する(前処理・前分離)
(2) 試料濃度が低いときには濃縮する(前濃縮)
という操作が必要となります。われわれは、このような化学分析のための「前処理系」の開発を行っています。また、分析の信頼性向上や効率化のためには検出法と統合した小型のシステムとすることが有用です。このために固相抽出のための新たな材料・物質を考案・合成し、さらにセンシングシステムと一体化した統合型分析システムの開発を目指しています。
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▼吉澤篤研究室・鷺坂将伸研究室



液晶には、ディスプレイなどに利用されるサーモトロピック液晶(温度により相の秩序が変化する液晶)と、生態内部にも多く存在し、医薬品・化粧品材料などに利用されるリオトロピック液晶(濃度によって相の秩序が変化する液晶)があります。吉澤・鷺坂研究室では、このような両液晶相における秩序制御の方法論の開拓や新たな機能の発現を目的として分子を設計・合成し、その性質を調べています。これまでに「大画面高性能フラットパネルディスプレイの創出」(国・県のプロジェクト)にて新規液晶材料の開発を担当し(現在も継続)、平成17年度からは理工学部付属液晶材料研究センターとして活動を開始しています。また、液晶相の繰り返し単位であるミセルやエマルション(ナノメートルサイズ(10億分の1メートル)の分子集合体)に関しても、新規材料の開発研究を進めています。さらには、液晶分子が非常に良好な生理活性物質になりうることから、医学部保健学科柏倉教授との共同研究にて生理活性物質の探索研究も行っています。
現在は、教員、学生を含め合計18名の研究室です(写真)。本研究室にご興味を持って頂けましたら、是非、研究室のHPもご覧ください。我々の活動内容がより詳細に掲載されています。また、ご相談などのご用件につきましてもお気軽にご連絡下さい(E-mail:sagisaka@cc.hirosaki-u.ac.jp)。
吉澤篤研究室・鷺坂将伸研究室ホームページ

▼阿部敏之研究室



当研究室では、光化学エネルギー変換機能を有する分子素子の開発に関する研究を行っています。光化学エネルギー変換システムとは、水の光分解により水素(還元生成物)を獲得するシステムのことを指しますが、本質的には光誘起の「水の酸化還元反応」であるため、酸素(酸化生成物)が発生することも要件となります。
2H2O+Δ(光エネルギー) → 2H2+O2
最近、私たちはペリレン誘導体(PTCBI、n型半導体)とコバルトフタロシアニン(CoPc、p型半導体)からなる二重層フィルムが可視全域(400〜750nm)の光エネルギーに応答する酸素発生極となることを見いだしました(T. Abe et al., Angew. Chem. Int. Ed., 45, 2778-2781 (2006))。 二重層フィルム内部で光発生した正孔(ホール)キャリアがCoPc層を伝導し、結果としてCoPc/液界面に酸化力が生じるため、水からの酸素発生が起こります。このような特性を有する有機系の酸素発生素子はこれまでになく、この新しいアプローチにより光化学変換研究を展開しています。

▼川上淳研究室



川上研究室では、「光機能性物質の合成と応用」と「新規な抗菌活性物質の開発」に関する研究を中心に行っています。光機能性物質としては、蛍光センサーの開発を行っています。蛍光センサーとは、ある特定の金属イオンや有機分子を、蛍光を用いて選択的に検出できる蛍光性配位子のことです。蛍光センサーは、環境中の有害物質や金属イオンの検出・回収に役立つとともに、生体内で用いた場合には、生理活性物質の動的挙動を直接観察できる蛍光プローブとしても有用です。細胞内分子を観察する技術(蛍光を用いたバイオイメージング)への応用も視野に入れながら、日夜研究を進めています。また、新規な抗菌活性物質としては、多重分岐構造からなるデンドリマー誘導体による抗菌活性物質の開発を行っています。デンドリマーは、多点での相互作用を生体細胞や細菌、ウイルスと行うことができるため、新しい薬理効果やより高い薬理効果が期待されています。
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▼喜多昭一研究室



研究テーマ「遷移金属錯体の光エネルギー化学」
研究室では、RuやRe、Crなどの遷移金属錯体の光励起状態の構造および反応に関する研究、さらに、これらの遷移金属をいくつか結合した多核金属錯体を合成し、錯体ユニット間で電子や励起エネルギーの移動する効率や速さから機構(しくみ)を調べる研究をしています。遷移錯体は有機分子と金属イオンの複合系であることから、光のエネルギーを吸収し興味深い性質を示します。例えば、熱を加えたのでは起こらない反応が光では起きたり、酸化還元力が光励起状態では強くなったりします。光エネルギーを有用な反応に利用しようとすると、吸収した光のエネルギー(あるいは電子)を効率よく反応を起こさせる場所まで運ばなければなりません。実際、植物の光合成ではそのようなことが行われています。私の研究はそのような応用の基礎研究ともなるものです。また、最近、金属錯体を触媒として光のエネルギーにより二酸化炭素を還元する反応の機構を明らかにする研究を米国のブルクヘブン国立研究所のグループと進めてもいます。

▼北川文彦研究室

専門:分析化学
(北川文彦研究室ホームページ)

▼野田香織研究室

専門:環境化学
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▼萩原正規研究室

専門:生物有機化学

▼宮本量研究室



「分子の気持ちになって考えよう」
私たちの研究室では, 分子の構造とその性質との関係に興味を持ち研究しています。
取り扱っている化合物は, 遷移金属錯体あるいは希土類金属錯体です。これらの金属錯体は, 金属イオンに有機化合物が配位子として結合した化合物で, いわば無機金属イオンが有機化合物の上着を着ているようなものです。そして中心の金属イオンと配位子の立体的な構造や性質により, 錯体全体の性質がいろいろと変わってきます。
私たちの研究室では, この様な分子の性質を, 主として中心の金属イオンが持っている電子スピンを通して観測する電子常磁性共鳴法 (EPR) という手法を用いていることに特徴があります。EPR は, あたかも外側の上着を透視し, 中心金属イオンの様子を直接観測しているようなものです。
また分子軌道法あるいは密度汎関数法という計算化学的手法も用いており, これは直接見ることのできない分子の姿形を, 理論的に描き出すことと言えるでしょう。
宮本量研究室ホームページ