next up previous
: 困ったときには : Unix の初歩 : 賢いシェルとの付き合い方

ソフトウェア・ツール

Unix では, やりたい仕事を
$\textstyle \parbox{0.8\textwidth}{\centering
\begin{itemize}
\item 単純な機能の...
...ル) を
\item 組み合わせて
\item 入力データを加工するして出力する
\end{itemize}}$
というパラダイムでとらえ, そのためのプログラムは フィルタの働きをする ``Software Tool'' であると見なすことが多い。

このようなフィルター・コマンドには cat, more, sort, uniq, head, tail, ..., tar, gzip, ... など 多くのものがある。 さらに高度な機能を持つ独立した (完結した) 処理系ともいえるツールには sed, grep, awk, perl, ... などがある。 特に後者は, 複雑な処理内容の手順をあらかじめファイル (スクリプト) に書いて おき, 一括して処理させるように用いることができる。 そしてこれらすべてはシェル (sh, csh, ...) のスクリプトとして処理内容を まとめてファイルに記述しておくこともできる。 すなわち既存のツールを組み合わせることで, これだけですでにユーザー独自の コマンドを作ることができる。 (例えば, ある計算プログラムの出力結果から必要な部分を抜き出して, 形式を整えて, 別のプログラムの入力に渡す。 結果として複数のプログラム間でデータを渡しつつ 目的とする計算をすすめる。)



Ryo MIYAMOTO 平成13年4月21日