これを実際にやってみよう。まず手元のマシンの kterm を起動する。
演習室で座った座席により, プロンプトに prex1-prex4 などと表示されている。
またそれぞれのディスプレイの上の縁に IP アドレスがついていることに
注意しておこう。
さて自分のいる prex{N} (local) に対して prex{N+1} (remote) にログインして
みよう。2
telnet prex{N'}
すると, ログイン名とパスワードをきいてくるので
入力する。
ここで kterm&
すると新しい kterm のウインドウが開く。
もし ``Can't open display'' などとエラーメッセージが出た場合,
kterm -display IPADDRESS:0.0
とのオプションをつけて,
kterm のウインドウをどこに表示すれば良いのかを指示する。
IPADDRESS の部分は, 各自の端末の IP アドレスである。
もし ``Client is not authorized to connect to Server'' などと
エラーメッセージが出た場合, ローカルマシンのコマンドラインで
xhost +prex{N'}
として, リモートマシンの接続を許可する。
prex1-prex4 では各人のホームディレクトリを共有しているので,
ls
して見えるファイルは同一のものであるが, 新しい kterm は
リモートマシンのものであって, 入力された命令はリモートマシンで実行されている。