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+======重要なおしらせ(4/25)=====
+ 物理化学講座担当の基礎ゼミナールは、
+ 火曜日の 3-4時限、理学部(8)番教室
+ で行います。
+ 本来の時間割通りの時間です。
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平成7年の理学部化学科の基礎ゼミナールは、
化学科の1年生36名を4つのグループに分け、
化学科の4つの講座を2週づつ見て回りました。
そして各講座毎に、研究室の紹介や実験や講義等の体験をしてもらいました。
平成8年もほぼ同様の線で、基礎ゼミナールを実施する予定です。
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物理化学講座は、研究室の雑誌会(担当者が論文の概要をまとめて紹介する)の
見学をしてもらいました。
1年生にとっては内容が難しく、また高校までの勉強法と全く違うものを
体験させられるはめになり、本講座の企画に対して否定的な感想も出たようです。
しかし、
「大学での学問は高校までの勉強とは違い、
自らが積極的に学ばなければならないのだ。」
とか、
「数学、物理、英語がにがてだから化学科へ来たが、
その考えは誤っており、勉強の必要性を痛感した。」
などと、良い意味での衝撃を感じてくれた学生もいたようであり、
少し厳しいけれども、やったかいがあったのかなと、
うれしく思っています。
そこで物理化学講座では、
今年も平成7年度と同様の趣旨での基礎ゼミナールを実施したいと考えています。
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以下は、平成7年の基礎ゼミナールで配布した資料です。
LaTeXのソースから、不要な部分を少し取り除いただけなので
見づらいコマンドが残っていますが、お許し下さい。
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% 平成7年 理学部化学科 基礎ゼミナール資料 
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化学科~基礎ゼミナール~~(物理化学講座)
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\section{\protect\small
「世界で始めて」には価値があるが、「2番目」では意味が無い。
}
化学の最先端の研究成果は学術雑誌として出版され、
全世界の人類の知識の蓄積・進歩に寄与している。
学部4年生・大学院生の各研究室での実験も
最終的にはこれら最先端の研究レベルに達することを目的としている。
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\section{\protect\small 
世界を相手にするには「国際語」である英語を自在に駆使できなければならず、
また現代科学の精密な議論には「数学・物理学」という言葉が不可欠である。
}
ここでは学術雑誌に発表された論文(研究成果の報告書)の中から、
当番の演者が自分の研究内容等に関連して興味を持ったものを取り上げ、
その内容を紹介・解説する。
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\section{\protect\small 
物理的な現象は、観測されて始めて実在する。(^^;)
}
さらに紹介された論文の内容についての各人の意見を交換し、
化学についての知識・理解を深める。
また討論を通して議論の進め方を学び、
論理的な思考能力と意見の発表の仕方を身に付ける。
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\fbox{発表中であっても、わからないことがあれば遠慮せずに質問しよう。}
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\section*{1年生への課題}
\begin{enumerate}
\item 今回の発表を聞いての感想・意見をまとめる。(レポート用紙2枚以上)
\item プリントに記載されている文章・図・表から化学に関する事項を一つ選び
(化合物・物理的化学的現象・実験手法など)、
調査してまとめる。
\end{enumerate}
グループで討論した場合には参加者の氏名を、書籍で調べた場合には参考書を、
明記すること。
レポートのまとめ方については
\begin{quotation}
木下是雄~著\quad「理系の作文技術」~中公新書
\end{quotation}
を参考にするとよい。