分子分光学 (20200727)
M: 以下は宮本のコメント
- 16s2008:
- 各粒子の励起、放出過程の式において自然放出の式にだけ、なぜスペクトル輻射エネルギー密度が出てこないのか。 M: 本気か? それぞれの過程が, 一体全体どういうものなのか, よーーーく考えれば分かるのでは? // 光の吸収過程と誘導放出の過程は, 系に光を照射して初めて起こる過程だが, 自然放出の過程は......
- 16s2043:
- 輻射エネルギー密度のρは実際には計算には出てきていないと思うんですが、この値からどのようなことがわかるのですか。 M: 別に, ここからすぐにどうこう言えることがあるのか知らないが, 講義でも示したように, 熱平衡状態にある系のスペクトル輻射エネルギー密度は, 黒体輻射のそれと関連付けられる.
- 18s2045:
- 誘導吸収と誘導放射の係数が等しい場合には、正味の吸収は0であるし、誘導放射の係数のほうが小さいような場合は吸収するが、誘導放射の係数が大きいような場合はあるのか。 M: 微妙に勘違いの予感. 正味の吸収がゼロなのは, 誘導吸収の速度と誘導放出の速度が同じ場合で, 速度は速度定数と占有数とスペクトル輻射エネルギー密度の積.
- 18s2051:
- レーザーは単色光を出すが、出力される波長を(連続的に、は無理でも)ある程度自由に変えることができるものはあるか。 M: 自分でどれだけ調べてみたのでしょうか? // 代表的なのは色素レーザーで, 蛍光性の色素から発せられる幅広い波長に渡る発光帯の範囲内で, レーザー発振波長が可変である. キャビティ―は部分反射鏡と回折格子から成り, その回折格子で波長を選択する. // 他にも OPO とか......
rmiya
平成32年8月3日